中央公園には、クマゼミが5,000匹もいる!?
中央公園には、クマゼミが5,000匹もいる!?
2016年8月30日(火曜日)
クマゼミは国内最大級の南方系のセミ類で、もともと神奈川県では大磯町以西と城ヶ島(三浦市)に分布するとされていました。ところが、近年県東部や内陸側でも発生が確認されるようになり、分布が拡大しています。
茅ヶ崎でも、1990年代までは少数の成虫が記録されていたものの、発生(ぬけがらの確認)はほとんど知られていませんでした。ところが、中央公園で2001年に16個のぬけがらが採集されたのを皮切りに個体数が増加し、2014年にはこれまでで最多となる5,210個のぬけがらが採集されました。 2015年は、2014年ほどではありませんが、4,152個のぬけがらが採集されました。ちなみに2016年の調査は現在進行中です。
県内でクマゼミが多く確認されているのは、乾燥して表面の固い土に木がまばらに生えている環境です。中央公園で多数のぬけがらが見つかっているのもまさにそのような場所で、中央付近のケヤキが植栽されている広場で集中的に発生しています。
県内でセミのぬけがらを本格的に調べている場所は多くないので、断定はできませんが、記録上は中央公園が県内で最もクマゼミの多い場所と言えそうです。
セミ類の幼虫は苗木の根回りの上と共に運ばれることもありますが、中央公園は開園後まとまった樹木の植栽はされていないので、自力で分布を拡大した可能性が高いと判断されます。近年の温暖化が、クマゼミの分布拡大を後押ししているのでしょう。
ちがさき丸ごとふるさと発見博物館では、2015年度の企画展「期間限定!丸博センターへようこそ!」の中で、2015年に採集した4,152個のクマゼミのぬけがら、1,820個のアブラゼミのぬけがらなど約6,000個のセミ類のぬけがらを展示しました。
普段なにげなく暮らすまち、慣れ親しんだ中央公園の夏、当たり前のように聞こえてくるセミの声-。
普段とちょっと視点を変えて、「こんなに鳴いているけれど、いったい何匹いるんだろう?」「あれ?昔はクマゼミは、このあたりで見たことなかったよなあ」などと、感じることから、ちがさき丸ごと博物館の入り口の扉は開きます。
ちがさき丸ごとふるさと発見博物館では、2015年度の企画展「期間限定!丸博センターへようこそ!」の中で、2015年に採集した4,152個のクマゼミのぬけがら、1,820個のアブラゼミのぬけがらなど約6,000個のセミ類のぬけがらを展示しました。
普段なにげなく暮らすまち、慣れ親しんだ中央公園の夏、当たり前のように聞こえてくるセミの声-。
普段とちょっと視点を変えて、「こんなに鳴いているけれど、いったい何匹いるんだろう?」「あれ?昔はクマゼミは、このあたりで見たことなかったよなあ」などと、感じることから、ちがさき丸ごと博物館の入り口の扉は開きます。
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