10cmの地層が1千年!?

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ページ番号 C1042668  更新日  令和5年3月31日

10cmの地層が1千年!?

2017年3月14日(火曜日)

10cmの地層が1千年!画像

これは約1万年前赤土・黒土の小出地区の典型的な地層です。

黒土は腐葉土のたくさん入って栄養分の強い土壌ですね。
下にある赤土は基本的には栄養分的には弱く、腐葉土がほとんどありません。
火山灰によって形成されたどちらかというと養分の少ない土なんです。
ここまでが基本的には旧石器時代で氷河時代ともいいます。
氷河時代には寒いが故に植物があまり茂らなかったんです。
大きく見て赤土層(関東ローム層)は氷河時代の一つの特徴を残すものであり、
また旧石器時代の人がいた時代です。

この赤土と黒土の境のあたりから縄文時代が始まります。
非常に寒い氷河時代から暖かくなっていった時代、
黒土があるということは植物がかなり茂ってきたということでもあります。
暖かくなってくると文化は高まりを見せようとし、
縄文土器という新たな器が発明されるという一つの環境が整っていくということなんですね。
だいたい小出地域の山の上ですとこの黒土が平均1mの厚さで堆積しています。
つまり1万年間が1mですから、10センチメートルで1千年、20センチメートルで2千年と単純に計算ができますが、
たかだか20cmでも2千年くらいの時間がかかるんです。
赤土層は、10m以上あるといわれています。

詳細は考古学の動画をチェック!

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