茅ヶ崎の道祖神って何体あるんだろう?

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ページ番号 C1042756  更新日  令和5年3月31日

茅ヶ崎の道祖神って何体あるんだろう?

2016年8月30日(火曜日)

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道祖神は、茅ヶ崎市内では「サイノカミ」「セエノカミ」と呼ばれています。 道辻(つじ)や集落の境目などにあって、ほかのところから悪霊や疫病などの悪いものが村に入り込まないように見張っている神様です。

道端に立っていることが多いために、旅人の安全を守る神ともされています。 神奈川県は群馬県、長野県とともに道祖神塔のとても多い地域です。 ところによっては良縁・子授け・安産の神とされています。 市内では103体の道祖神が数えられています。

その中で最も古いのは芹沢の細谷(やと)のもので、享保2年(1717)の銘を持つ単身像です。二神が並んだ双体道祖神も40体ほどあります。 これは江戸時代につくられた古いものに多く、幕末から明治以降は文字で「道祖神」と表すようになりました。

市内各地では、正月14日(小正月)に正月飾りや書き初めを持ち寄って焼く「セエト(どんど焼き)」という火祭りが今も盛んに行われています。 この火祭りは、県内では道祖神の祭りとされています。 昔は、「セエト」は子どもたちだけで行う祭りでした。 家々から、門松に使った松や竹をはじめ、わらや正月飾りなどを集めて、道祖神を囲むようにしてお仮屋(かりや)と呼ばれる小屋をつくりました。 夕方になると、その小屋を壊して火を付けるのです。 また、「セエト」の火は強い霊力を持っており、「この火で焼いただんごを食べると風邪をひかない」「書き初めが燃えながら高く上がると書道が上手になる」「燃えさしを屋敷の入り口に差しておくと泥棒が入らない」などといわれていました。

最近は、道祖神がないところでも地域の親睦のために火祭りを行うところがあります。 しかし、本来は道祖神と「セエト」は一体のものです。 道祖神に対する信仰は今も続いていて、平成になって建てられたものもあるようです。 道路を広げる工事などで神社の境内に移されたり、道端の草むらにひっそりと立っていたりしますが、庶民の生活、信仰と深くかかわっている石仏です。 (広報ちがさき1996年6月15日号「郷土の石仏」より)

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