第4期第4回 「里山はっけん隊!」(平成27年・秋)
イベントカテゴリ: イベント ジャンル:環境
里山はっけん隊!とは
「里山はっけん隊!」は、柳谷の自然に学ぶ会の皆さん(以下:リーダー)や神奈川県公園協会のご協力により、平成20年度から実施している親子参加型のイベントで、2年間で4回、四季の里山を訪れ、人や動植物の四季の営みと里山の自然の関わりを体験しながら学びます。
第4期「里山はっけん隊!」のテーマは「つながり」です。生き物をはっけんすることに加え、その生き物が「なぜそこにいるのか?」「なにをしているのか?」に着目し、生き物・地形・時間などとの「つながり」を学びます。また、人との「つながり」も同時に学んでいきます。
第4回里山はっけん隊!を実施しました
とき:平成27年11月21日(土曜日)
参加者:20名(子ども10名、大人10名)
午前は自然観察に加え、今回は特別に田んぼの中に入らせていただき2班に分かれて動植物の違いを調査し、楽しみながら行いました。乾いた土、湿った土、畦や水路でたくさんの生きものをはっけんすることができました。予想以上にヤゴをはじめ水生生物が多く見つかりリーダーの説明にも熱が入りました。寒くなってきましたが、きれいなお花や食べられる野草なども多くありました。参加者の方々は、顔を寄せ合いながらはっけんした生きものを見ていました。
午後は谷の家で様々なプログラムを実施しました。手作りの紙芝居は昔から田んぼには日本人や生きものたちと様々な「つながり」があることを楽しく教えてくれました。おやつタイムでは昔から里山で食べられてきた「さつまいも団子」を現代風にアレンジして作りました。親子で楽しく作ったので格別においしいと大満足のようでした。難問だらけの里山クイズでは子どもたちが力を合わせて正解しました。
協力:公益社団法人 神奈川県公園協会、柳谷の自然に学ぶ会
第4回「里山はっけん隊!」の風景
スケジュール
- 出発(市役所)
- 到着(茅ケ崎里山公園)
- 自然観察
右図のとおり里山公園を歩きながら観察
「はっけん!カード」記入
昼食 - ワークショップ
紙芝居(田んぼっていいな)
里山おやつづくり(小出団子)
「はっけん!カード」仕上げ
「つながりはっけん!帳」作成
発表(はっけんした「つながり」)
クイズ
リーダーによるまとめ - 出発(茅ケ崎里山公園)
- 到着・解散(市役所)
1日の様子
秋晴れの中、特別に田んぼ入らせてもらいました。
田んぼの用水路でも生きものをはっけん!
同じニホンアマガエルですが、草地にいたカエルと田んぼの土のところにいるカエルでは色が違うことをはっけん!
ヤゴなどの水生生物もたくさんいました。トンボの種類により、年数は異なりますが、数年後、トンボとして飛び回っている姿が見られるはずです。
どじょうもはっけんすることができました。
みんなで採集した動植物を集めます。
みんな顔を寄せ合いながら興味深そうに採集した動植物を観察していました。
ザリガニの抜け殻と出てきたであろうザリガニをはっけんしました。
他にもたくさんの動植物をはっけんすることができました。リーダーからはっけんしたそれぞれの動植物がなぜここにいるのか。なにをしているのか。など説明してもらいました。(左上から、黒米、カントウヨメナ、オオジシバリ、コヒルガオ、イヌタデ、カタツムリ、コバネイナゴ、ツユムシの仲間、ニホンアマガエル)
次のはっけんポイントに向かう途中でも様々なはっけん!があります。
わからないものがあれば図鑑で探します。ここでは、里山に生える「クリタケ」というきのこであることがわかりました。
この石は、地神講(じじんこう)というもので、明治頃、ここで年に2回春と秋に畑の神である地神のお祭りをしていました。市内には6ヶ所あるそうです。
火おこし体験。みんなで集めたスギの葉や枯れ枝に火をつけ、火ふき棒で息をふきかけてかまどに火をおこしてもらいました。
火をおこしたかまどで蒸かしたさつまいもを使ってお団子を作りました。
昔この周辺で作られていましたさつまいも団子を現代風にアレンジしました。
サルトリイバラの葉にくるんで蒸しました。おいしくできあがりました!
自分で作ったお団子に大満足で「おいしー」とニッコリ。
田んぼのいいところがつまった、この日のために作っていただいた紙芝居を披露していただきました。
午前中にはっけんした生きものと「つながり」についてお絵かきをしました。
はっけんした生きものとその「つながり」を全員に発表してもらいました。
それぞれが違う視点で「つながり」をはっけんすることができていました。
リーダー達による総評。今日の里山はっけん隊のことはもちろん、里山や森林、水など色々な自然環境の大切さを伝えてくれました。
参加者のご意見です(アンケート抜粋)
どんなことをはっけんしましたか?
- ハチの巣、クリタケ、ミミズ、カナヘビ、ハラビロカマキリ、カエル、ザリガニ、テントウムシ、お花、アキアカネなどの生きもの(複数回答集約)
- 11月でも、まだまだ植物の緑があり、昆虫やエビなどの生きものもたくさんいた。
- 係の方のご説明と皆さんの発表でたくさんのことを発見、学ばせていただきました。
- 一人で来たときよりも専門の方のご説明のおかげでとっても充実した楽しい時間を過ごさせていただきありがとうございました
- 冬にも木とかはえているんだと思った。
- 見たことはあっても名前を知らない動植物をリーダーの方達に教えてもらえて、新たな発見ができた。
- サルトリイバラとルリタテハのつながり
- 昔の人の暮らし
- 小出団子の作り方、おいしさを発見しました。
- 田んぼや里山の大切さ
- いろんなきものがあつまっていたところは田んぼです。
- カエルが場所によって色をかえること
- 食用の他、繊維に使われる草(カラムシ)があること。
- ロゼットという冬越しの方法
- 柳谷の自然に学ぶ会の方々に教わりながら、有意義な時間を過ごせました。
里山はっけん隊!のどこが面白かったですか?
- 天気にもめぐまれ、自然を楽しむことができました。(自然観察選択)
- リーダーさんの詳しい話が勉強になるから。(自然観察選択)
- いろんな生きものをみつけたり探すのが面白かった。(自然観察選択)
- おもしろかったから(紙芝居選択)
- 家でも作れそうで、興味が持てました(小出団子づくり)
- 10問くらい正解できたから(クイズ選択)
- どれも新しい、または懐かしい体験だったから。
- 子どもの笑顔や喜ぶ姿が見られたから
感想・ご要望など
- たのしかった。
- ぜひまた参加したいので企画してください。柳隊の自然に学ぶ会の皆さんを始め、スタッフの方々に感謝です。
- 久しぶりに自然とふれあえた。
- 色々な生きものがいた。
- 本当に楽しかったです。自然に癒やされました。
- 子ども達もかわいかったです。子どもにも良い刺激になりました。
- 小出団子作りも楽しかったです。
- 田んぼの大切さも勉強になりました。
- えぼし麻呂のバッジをいただけてうれしかったです。
- 今度は花見を楽しみたいです。
- また来たいと思いました。
- 小出団子など普段口にできない昔のおやつ(郷土のおやつ)などを知ることができて良かった。また、新しい郷土に伝わるものを学びたいと思いました。
- 家でも小出団子を作ってみたいと思います。
- もっと生きものに優しくしていく
- いつも楽しく参加させていただいています。
- 発表がいやだ。
- 開催日
- 平成27年11月21日(土曜日)
- 会場
茅ケ崎里山公園
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