第4期第3回 「里山はっけん隊!」(平成27年・春)
イベントカテゴリ: イベント ジャンル:環境
里山はっけん隊!とは
「里山はっけん隊!」は、柳谷の自然に学ぶ会の皆さん(以下:リーダー)や神奈川県公園協会のご協力により、平成20年度から実施している親子参加型のイベントで、2年間で4回、四季の里山を訪れ、人や動植物の四季の営みと里山の自然の関わりを体験しながら学びます。
第4期「里山はっけん隊!」のテーマは「つながり」です。生き物をはっけんすることに加え、その生き物が「なぜそこにいるのか?」「なにをしているのか?」に着目し、生き物・地形・時間などとの「つながり」を学びます。また、人との「つながり」も同時に学んでいきます。
第3回里山はっけん隊!を実施しました
とき:平成27年3月28日(土曜日)
参加者:33名(子ども19名、大人14名)
午前は、自然観察を行いました。平成の森から谷戸の地形を観察し、柳谷池や草地で春の生きものを観察し、みこし道を上り、バイオマストイレや木質チップ製作所を見学し、東尾根の林を観察するコースを回り、途中ではっけんしたモノやコトは、「はっけん!カード」にメモしました。
午後は、ワークショップを行いました。里山で昔から食べられてきた「草もち」に全員が挑戦しました。また、午前中に作成した「はっけん!カード」を完成させ、「つながりはっけん帳!」として里山のつながりについてまとめました。
協力:公益社団法人 神奈川県公園協会、柳谷の自然に学ぶ会
第3回「里山はっけん隊!」の風景
スケジュール
- 出発(市役所)
- 到着(茅ケ崎里山公園)
- 自然観察 右図のとおり里山公園を歩きながら観察、「はっけん!カード」記入
- ネイチャーゲーム「はっけんビンゴ」
- 昼食
- ワークショップ(紙芝居(さみしくないの?コナラくん)、里山おやつづくり(草もち)、「はっけん!カード」仕上げ、「つながりはっけん!帳」作成、発表(はっけんした「つながり」)
- クイズ
- リーダーによるまとめ
- 出発(茅ケ崎里山公園)
- 到着・解散(市役所)
1日の様子
天気にも恵まれ、カンヒザクラがきれいに咲いていました。
まずは、谷戸の地形を見ながら茅ヶ崎の成り立ちや谷戸地形がもたらす恩恵などを説明していただきました。
秋に落ちたクヌギのドングリから芽が出ていました。
はっけん隊のみなさんが見つけた生きものたちについて柳谷の自然に学ぶ会のみなさんからたくさんのことを教えてくれます。
はっけんしたものは「はっけんカード」で記録します。
写真でも記録をとります。
あとで絵を描くときにとっても役に立ちます。
柳谷池には何がいるかな?
この時期ならではの生きものがたくさんいました。
アズマヒキガエルのおたまじゃくしがたくさんいました。
次は草地です。何がいるかな?
近くに池や水路があるのでたくさん見つけられそうです。
似ているけどよく見ると違う植物。
教えてくれなかったら気がつかないものがたくさんありました。
おいしい野草と食べられる野草と食べられない野草をおしえてもらいました。
ここは、お母さん方が真剣にメモしていました。
毒を持っている草に注意が必要です。
めずらしい生きものをはっけんするとみんなが集まっていたるところでミニ観察会が始まります。
環境に優しいバイオマストイレで休憩&施設見学しました。
捨てるはずだったそばのもみがらを使って、バクテリアがふんや尿を分解します。
水を使わないし汚しません。
また、分解したあとは良質な肥料として使えます。
木質チップ製作所で木質チップの制作方法や環境配慮の理由を茅ケ崎里山公園長に説明してもらいました。
石油や石炭を燃料にすると地球の大気中の二酸化炭素が増えてしまいますが、木質チップを燃料に地球の大気中の二酸化炭素の量は増えません。
地球温暖化防止に配慮された燃料です。
里山公園でも暖房器具に使われています。
ネイチャーゲームはっけんビンゴに挑戦!!
里山はっけん隊のみんなはどれくらいはっけんできたかな?
たくさんの生きものなどをはっけんできたため、なんと全問正解!さすが里山はっけん隊のみなさん!!
在来種のカントウタンポポと外来種のセイヨウタンポポを見分けることができるようになりました。ガクのようなところが開いている左が外来種、閉じている右が在来種です
林の中で「木へのお手紙」を書きました。
木っていろいろな種類があるんです。
かみしばいでは、たった1本の木にもたくさんの命のつながりがあることを教えてもらいました。
みんなで午前中にはっけんしたものを話し合いながら「つながりはっけん帳」にまとめます。
恒例のお楽しみ!里山おやつ作り。家族で力を合わせて今回は草もちに挑戦です。
みなさんおいしく作ることができました。
葉っぱのお皿に乗せていただきまーす!
自分で作った草もちを食べることができておいしかった、楽しかったと大好評でした。
今日はっけんした「つながり」について発表しました。それぞれが違う視点で「つながり」をはっけんすることができていました。
リーダー達による総評。今日の里山はっけん隊のことはもちろん、里山や森林、水など色々な自然環境の大切さを伝えてくれました。
参加者のご意見です(アンケート抜粋)
どんなことをはっけんしましたか?
- 虫や鳥や草木など全てのものがつながっていること。
- 人は自然からいただいているものが多いこと。
- 食べられる野草が多かったこと。
- 草や木にいろいろな種類があること。
- タンポポの在来種と外来種の違いがあること。
- 木にきのこが木に生えていること。
- 池におたまじゃくしがたくさんいること。
- バッタのような小さな虫は、敵に見つからないように草むらに隠れていること。
- どんぐりから芽が出て、木になること。
- バイオマストイレが生態系の循環をしていること。
- 鳥と季節のつながり(冬は北や南に渡る鳥や、一年中同じ場所にすむ鳥などがいること)
- 里山は単なる山ではなく、木を利用し、切り株からまた成長させて繰り返して利用するなど人との生活に密接に結びついてものであること。
- 谷戸の地形を生かしていること。
- 毒草が身近にいろいろあること。
- いろいろな種類のサクラがあること。
里山はっけん隊!のどこが面白かったですか?
- いろいろなことを知ることができたから。
- 子供がいろいろなことに興味を持ったから。
- 木への手紙がおもしろかった。
- たくさんの春を見つけられたから。
- 自由に動き回らせてもらえたから。
- クイズ形式で学ぶことができた。
- 子供と遊ぶ良い機会になったから。
- 子供にちょうどよいレベルだったから。
感想・ご要望など
- 楽しかった。・幼児の妹も連れてきたが、所々興味を持って参加でき、とてもよい体験ができました。
- 自然環境に詳しい方々にすぐ質問できて話を聞けてとても良い時間を過ごせたと思います。
- 次回も絶対に行きたいです。
- 親子でたのしませていただきました。
- 次回は他の家族も連れてきたいです。
- 公園内の植物や昆虫を持って帰りたかったです。
- 開催日
- 平成27年3月28日(土曜日)
- 会場
茅ケ崎里山公園
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