第1期第2回 「里山はっけん隊!」(平成20年・冬)
冬の里山の自然調べ
12月6日(土曜日)に、芹沢にある市内最大の谷戸である柳谷で、第2回「里山はっけん隊!」が開催されました。
当日は、40名を超す親子連れが参加。参加者のみなさんには、里山の自然観察やクラフト教室、生き物の報告会など、冬の里山での自然体験を楽しんでいただきました。
冬の谷戸の見所は、生き物の越冬です。
植物や虫はそれぞれの種類によって、さまざまな姿で越冬します。例えば、冬に葉を落とす落葉樹は冬芽を形成し、花や葉をひらく春をじっと待ちます。また葉の裏をのぞいてみると、細い足でしっかりとしがみつき、越冬するチョウを見つけることもできます。
子どもたちは、木に擬態化したガをはじめ、昆虫の卵や幼虫など夢中になってみつけていました。その後に行われた報告会では、沢山の生き物の名前が書き込まれた地図を作成し、春を待つ沢山の生き物が一生懸命生きていることを確認しました。
次のはっけん隊の開催は春です。みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。
里山はっけん隊は、2年間で四季の里山を調査します。
平成20年9月(夏)、12月(冬)、平成21年4月(春)、10月(秋)。
4回参加すれば、四季の里山図鑑が完成します!!
協力
柳谷の自然に学ぶ会
茅ヶ崎里山公園
第2回「里山はっけん隊!」の風景
スケジュール
- 市役所
- 柳谷
- 調査開始
- 昼食
- クラフト教室
- 見つけた生きものの報告会
- 市役所
- 解散
これは「里山はっけん隊!」隊員バッチ 冬バージョン。このバッチを付けて自然調べスタート!
晴天に恵まれ、はっけん隊日よりです。
冬の木々は、葉を落とした後、冬芽で越冬します。これが、春に花や葉になります。これは、コブシの冬芽。手触りがよかったです。
冬芽は、木により様々。それを観察するのがとてもおもしろかったです。これは、桜の冬芽。
虫は種類により、卵や卵のう、幼虫、さなぎ、成虫など、様々な姿で越冬します。
これは、カマキリの卵のうです。
こちらは、ウラギンシジミ。前日の暴風雨にも耐え、しっかり葉につかまり、冬越しをしています。
お昼を食べたらクラフト教室です。
クリスマスオーナメントづくりをしました。
とってもキュートなのができました。
最後に本日発見した、生き物の報告会です。冬でも、色々な生き物が一生懸命生きていることがわかりました。
冬の柳谷の生態ピラミッドも完成!
夏に比べて、中間の生き物(一次・二次消費者)が少なく、一番下の生態系を支える、草や木(生産者)が多いことがわかりました。
参考に、こちらが、夏の生態ピラミッドです。
とても楽しい一日でした。
次回は、春の柳谷でお待ちしています。
この日見つけた生き物を、図鑑にしてお渡しするので、楽しみにしていてくださいね。
参加者のご感想です。(抜粋)
お子様
- すごい楽しかった。春も参加したい。
- 自然がどれだけ大切なのかわかった。
- 色々な虫と自然が楽しかった。
- 冬は何もいなそうだと思ったら、以外と色々な生き物がいて、楽しかった。
保護者のかた
- 新しい発見もあり、とても楽しかったです。
- とても詳しく植物について教えていただき、大変よくわかった。
- 前回同様、とてもよかった。冬を過ごす虫や草木の生きる知恵、自然に驚いた。
- 夏の里山と全然違っていて驚いた。子どもが夏より張り切っていた。
- 夏にいただいた図鑑も素敵でした。4月も楽しみにしています。
参加されたみなさんには、とても楽しんでいただけたようで、うれしいです。四季の里山の移り変わりをみんなで観察しましょう。次回は平成21年4月に開催します。今回参加されなかったかたでも、興味のあるかたは参加できますので(先着順、今回参加者優先)、後日の開催情報に注目していてください。
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