第2期第4回　「里山はっけん隊！」（平成23年・秋）

イベントカテゴリ： イベント 　ジャンル：環境

親子ではっけん！秋の里山

～見つけよう、里山の宝。伝えよう、里山の暮らし～

10月29日（土曜日）、県立茅ケ崎里山公園で「里山はっけん隊！」を開催しました。さわやかな秋空の下、23名の親子が参加して、ボランティアガイドによる自然観察、地元の方とのワークショップを行いました。
今回の「里山はっけん隊！」は、全4回シリーズの最後、4回目。来年度も、「里山はっけん隊」の開催を予定していますので、たくさんのご参加お待ちしております。

（注）「里山はっけん隊！」は、四季を通じて茅ヶ崎の自然を体感する、親子参加型のイベントです。今年度は、平成22年度（夏・冬）・23年度（春・秋）の合わせて4回開催しました。

協力　柳谷の自然を守る会　県立茅ケ崎里山公園

第4回里山はっけん隊！の風景

スケジュール

• 市役所
• 柳谷
• 調査開始
• 昼食
• ワークショップ
• 常盤さんのお話
• おやつタイム
• お絵かきタイム
• 市役所
• 解散

市役所西側駐車場から里山公園に、神奈中の大型バスにのって向かいます。

光がまぶしい！晴天です。

午前中は「柳谷の自然に学ぶ会」の皆さんのご協力による「自然観察」です。

開会式では、今、新女王の誕生の前に警戒を強めているスズメバチには特に注意するよう、説明がありました。

早速、はっけん！コオロギだ。
 

赤いトンボはみんな「アカトンボ」だって。
見つけたのはアキアカネ。

実りの秋を感じます。可愛い木の実がいっぱいあったね。

あっという間に時間が経過します。途中の東屋で一息つきながら里山の歴史についてお話いただきました。里山公園付近で縄文時代の土器がはっけんされていたなんて知っていましたか？

ちょっとここでひと遊び。

そばに生えていたチカラシバの穂を根の方から引っ張ると・・・
あっ！ハリネズミみたい。

田んぼの近くにある崖より、箱根火山と富士火山の噴火の歴史がよくわかる地層が見えます。箱根から火砕流、富士山の噴出物がここまで届いたなんて・・・、自然の力はやはり強大です。

田んぼの土手で、稲作により形成された里山の生態系についてお話を聞きました。

雑木林を歩いていると、根株が複数にわかれ、太い幹が何本も生えているサクラの木がありました。根株が枝分かれしている木は、人が循環的に資源として活用した証拠。薪炭材として伐採しますが、伐採した根株からは休眠していた芽が新たに萌芽し生育しました。そしてある程度成長した木を再び伐採し、循環的に資源として活用していました。その証しが複数の幹に現れています。

お昼を食べた後、ワークショップの時間です。地元の方に里山での昔の生活についてお話いただきました。

今日、はっけんしたことなど絵に書いてまとめました。

参加者のご感想です(抜粋）。

お子様

• えをかいたりしたのがとってもたのしかったです。リーダーさんがいっぱいおしえてくれてきょうはすっごくたのしかったです。
• 田んぼにいろいろな生き物がたくさんいておどろいた。
• とってもふしぎな生き物がいたりして、楽しかったです！

保護者のかた

• 田んぼの稲の生育は人間の力はあくまでもお膳立てであって自然の力は絶大だと感じた。ただし、里山を維持するためには人間の手は不可欠なんだとわかりました。
• 里山公園に昔(ごく最近の)人が住んでいらして、その方から当時の暮らしぶりを聞けたこと、里山公園を歩きながら、昆虫や植物の名前など現地で教えていただいたことが印象に残った。
• 稲と田んぼ、自然の力はすばらしい。

開催日

平成23年10月29日（土曜日）