女性の健康づくり

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ページ番号 C1046092  更新日  令和5年12月21日

 女性の健康には、女性ホルモンが深く関わっています。そのため、女性のこころやからだは、女性ホルモンの働きにより、各ライフステージや、妊娠や出産などのライフイベントによって、繊細に変化します。各ライフステージ等によって気を付けたい病気や症状も変わってきます。
 この機会に自身やパートナー等の健康を振り返り、生涯を通じて充実した日々を過ごしましょう。

女性のライフステージと健康

女性のライフステージと健康

思春期

 「思春期」はこどもからおとなへ変わっていく移行期全体を指します。女性ホルモンが増えていくことによって、二次性徴と呼ばれるからだの変化があらわれます。また、こころにも大きな変化がある時期です。こころもからだも不安定な時期だからこそ、からだや性について正しい知識を知り、健康的な生活習慣を身につけましょう。

性成熟期

 女性ホルモンの分泌が盛んな時期であり、女性の生涯にわたる健康の基礎を築く大切な時期です。また、就職、結婚、出産など様々なライフイベントにより生活や環境が大きく変化します。日々の忙しさに追われ、気になる症状を放置してしまうことがないよう注意しましょう。普段から自身の健康に関心をもち、定期的に健診(検診)を受けたり、気になる症状があれば、産婦人科等専門医を受診しましょう。

更年期

 閉経(1年間月経がない状態)の平均年齢は、50.5歳ですが、これを挟んだ前後10年間を更年期と呼びます。女性ホルモンが急激に低下しはじめ、心身に様々な症状が現れる更年期障がいが起こる人もいます。また、生活習慣病にも注意が必要になります。引き続き健診(検診)などの健康管理を行い、気になる症状があれば産婦人科医等専門医を受診しましょう。

老年期

 女性ホルモンの分泌が乏しくなり、女性ホルモンの恩恵を受けにくい時期です。更年期を過ぎて体調が安定する一方で生活習慣病や骨、皮膚等のトラブルにはこれまで以上に注意しましょう。また、女性ホルモンの減少によりうつ症状が現れることもあります。気分がすぐれないときは無理をせず、専門医を受診しましょう。

女性特有のがんにも気を付けよう

 女性特有のがんには「乳がん」、「子宮がん」、「卵巣がん」があります。若年化が進み、20~40歳代で発症するケースが急増しています。定期的に検診を受けることによって早期発見・治療することが大切です。

  • 子宮がん
     「子宮頸がん」と「子宮体がん」に分かれます。
     子宮頸がんは、近年20代後半~30代の発症率が増加傾向です。 初期には、ほとんど症状がなく、検診で早期発見すれば完治する可能性が高いです。予防のためのワクチン接種も有効です。国では、20歳以上を対象に2年に1回がん検診を受診することを奨めています。
     子宮体がんは、40代~60代(閉経前後)に多く、近年増加傾向にあります。 初期から不正性器出血・茶色や黒色のおりものが出現し、症状が現れた段階で速やかに受診すれば完治する可能性が高いです。
  • 卵巣がん
     40代~60代に多いですが、どの年代でもみられます。 初期には、自覚症状がなく、早期発見が難しいです。子宮がん検診の際、卵巣の超音波検査もあわせて受けることで、早期発見が可能となります。
  • 乳がん
     女性のがん罹患率1位で、生涯で乳がんに罹患する確率は9人に1人と言われています。30代から増加、40代後半が発症のピークです。自己触診(セルフチェック)と検診で、早期に発見をしましょう。国では、40歳以上を対象に2年に1回がん検診を受診することを奨めています。

女性の健康づくりのポイント

積極的にからだを動かそう

 普段から積極的にからだを動かすことは、生活習慣病予防や、骨粗しょう症予防、メンタルヘルスなどに役立ちます。運動が苦手な方も、まずは10分、家事や通勤、通学、買い物のための歩行などの日常生活活動を増やすことから始めましょう。

  • いつもより丁寧に家事を行う
  • 階段を使う
  • ひとつ前のバス停で降りて歩く など

食事の基本を整えよう

 食事の基本は、1日3食、主食、主菜、副菜が揃うことです。これにプラスして、1日1~2回「牛乳・乳製品」と「果物」をとりましょう。毎日繰り返す食事は女性の健康づくりに欠かせないものです。基本を整え、美味しく食べましょう。また、美味しく食べるために、お口の健康も意識しましょう。

  • 1日3食欠かさず食べる
  • 間食は食事が疎かにならないよう控えめに
  • お口の清掃には歯間部清掃用具も使う など

定期的に健診(検診)を受けよう

 生活習慣を整えたうえで、経年的に体の変化を確認する、特定の病気を早期に発見し、早期に治療をするためにも健診(検診)を受けましょう。定期的にかかる医療機関があることは、気になる症状があったときの相談先の一つとして医療機関を受診しやすくなります。

 新型コロナウイルス感染症以外の健康相談については、電話にて随時受付しております。
 健康や食生活のことで何か気になることがあれば、ご連絡ください。

【 電話による健康相談 】
茅ヶ崎市保健所健康増進課健康づくり担当 電話番号:0467-38-3331(課直通)

生理への理解を深めよう

生理ってなに?

 女性は妊娠の準備ができる体になると、毎月排卵し子宮内に子宮内膜という層をつくっていますが、妊娠が成立しないと体外に排出されます。子宮内膜がはがれ落ち、出血を起こすのが生理(月経)です。
約1ヵ月に1回のペースで、約3~8日間にわたって起こります。

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体調の変化は、人によって様々

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 下腹部痛、腰痛、頭痛、吐き気、下痢、貧血、めまい、倦怠感、気持ちの変化等、その期間・程度・頻度も個人差があります。ゆっくりとリラックスして過ごすことが大切です。「生理は病気じゃないから」と我慢はしないようにしましょう。また、生理による体調の変化は個人差が大きいことを誰もが理解し、無理をさせてしまわない、休みやすい環境を整えていくことも重要です。お互いに思いやりを持ちましょう。

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3月1日~8日は「女性の健康週間」です

 厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開しています。女性が自らの健康に目を向け、自らが健康づくりを実践できるよう支援する、女性の健康づくりに取り組んでいます。

女性の健康についての情報提供サイト「女性の健康推進室ヘルスケアラボ」

 女性の健康を包括的に支援するため、厚生労働科学研究費補助金により研究班が作成し、情報発信を行っています。女性のライフステージごとに気を付けたい病気や女性特有のがんなどについて、さらに詳しく知りたい方はこちらのサイトをご覧ください。

女性の健康相談について

 神奈川県では、女性の健康相談を実施しています。

 更年期症状、月経異常、不妊治療など、思春期から更年期、年齢を問わず、女性の身体とこころの様々な悩みいついて、産婦人科医師や心理カウンセラーによる相談等を実施しています。

 

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このページに関するお問い合わせ

保健所 健康増進課 健康づくり担当
〒253-8660 茅ヶ崎市茅ヶ崎一丁目8番7号
電話:0467-38-3331 ファクス:0467-38-3332
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