熱中症に注意しましょう!
体が暑さに慣れていない5月頃から残暑の厳しい9月頃までは、特に熱中症に注意が必要です。
2024年は全国的に記録的な暑さとなり、茅ヶ崎市でも熱中症による救急搬送件数が増加しています。
また、熱中症になる危険性が高いと予測される際に発表される「熱中症警戒アラート」の発表時期は早まっており、発表回数も増加しています。
暑さに備えた体づくりに取り組み、正しい知識で予防しながら、夏を元気に過ごしましょう。
暑い日はエアコンをつけましょう
茅ヶ崎市では、熱中症発生場所の第1位は住居となっており、65歳以上の方の救急搬送者数は年々増加しています。
その原因として、高齢者は暑さに対する感覚機能や体温調節機能が低下していることが考えられます。
高齢者が暑さに気づかず、エアコンをつけていない室内で過ごしてしまうと、体温が上昇しやすく熱中症を発症するリスクが高まります。
暑い日は無理をせず、エアコンを上手に使い、熱中症を予防しましょう。
熱中症を防ぐためのポイント
1.暑さを避ける
屋内では…
- 扇風機やエアコンで温度を調節する
5月頃にはエアコンの試運転を行い、正常に作動するか確認しましょう
7~8月のエアコン修理や設置工事は、非常に混み合います
居室の温度は28℃以下および相対湿度は70%以下を維持しましょう。
(注)エアコンの設定温度が28℃の場合でも、室温が28℃以下とは限りません。 - 遮光カーテン、すだれを利用、打ち水をする
- 暑さ指数(WBGT値)(注)を参考にする
(注)暑さ指数(WBGT値)とは
気温、湿度、輻射(放射)熱 から算出される暑さの指数のことで、運動や作業の度合いに応じた基準値が定められています。環境省のホームページ(熱中症予防情報サイト)に、観測値と予想値が掲載されています。
屋外では…
- 日傘や帽子を活用する
- 日陰を利用し、こまめに休憩する
- 活動するときは、早朝や夕方、日陰などの涼しい時間帯、場所を選ぶ
体に熱がこもるのを避けるために…
- 通気性の良い、吸湿性、速乾性のある衣服を着用する
- 保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、体を冷やす
首、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的です
2.こまめな水分補給
- のどが渇いたと感じる前に、こまめに水分補給を
- 普段の水分摂取は、水や麦茶がおすすめ
- 大量に汗をかいた場合は、水や麦茶と一緒に飴や梅干しなどで塩分をとったり、スポーツドリンクを飲む
- 熱中症に備えて、経口補水液を準備しておく
3.暑さに備えた体づくり
食事
1日3食食べることや、主食・主菜・副菜をそろえることを心がけるなど、基本的なことを大切にしましょう。
熱中症・夏バテ予防のための食事については、次のリンクを参照ください。
運動
- 実際に気温が上がり、熱中症の危険が高まる前に、無理のない範囲で汗をかく程度の運動や入浴をしましょう。
- 個人差もありますが、体が暑さに慣れるまで2週間程度かかります。本格的に暑くなる前の5月頃から、無理をせず、ご自身の体調に合わせ余裕をもって取り組みましょう。
休養
- 疲れているときや、いつもと違うなと感じたときは無理をせず休む
- 寝苦しい夜は、空気の通りをよくしたり、通気性、吸湿性や冷感機能のある寝具やエアコンなどを利用して、ぐっすり眠れる環境をつくる
- 入浴はシャワーのみにせず、湯船にお湯をはって入浴する(疲労回復やリラックス効果の他、入浴で汗をかくことで暑さに慣れる体づくりにもなります)
こんな症状が現れたら注意しましょう
- めまい、立ちくらみ
- こむら返り
- 頭痛、吐き気、嘔吐
- 体がだるい(倦怠感がある)
などの症状が現れます。
また、重症になると、返事がおかしい、意識がない、けいれんしている、汗をかいていないが触ると熱いなどの症状が現れます。
これらの症状が現れたら…
- 涼しい場所に移動
- 衣服を緩め、体(首、わきの下、足の付け根)を冷やす
- 水分、塩分を補給する(経口補水液が効果的です)
- 足を高くして休ませる
呼びかけに正しい応答がない・自力で水分をとれない場合は、すぐに救急車を要請しましょう
「熱中症警戒アラート」を確認しましょう
「熱中症警戒アラート」は、熱中症になる危険性が極めて高いと予測される場合に、報道機関のニュースや気象庁・環境省のホームページなどで発表されます。
茅ヶ崎市は「熱中症警戒アラート」が発表された際、防災無線にてお知らせを行います。
「熱中症警戒アラート」が発表されたら、外出はなるべく避け、屋内をエアコン等で涼しい環境にして過ごすなど、いつも以上に熱中症予防に取り組みましょう。
熱中症になる危険性が極めて高いと予測される場合とは、気象庁の府県予報区内(茅ヶ崎市の場合は神奈川県内)のどこかの地点で暑さ指数(WBGT)が33以上になると予測した場合です。アラートは、前日の17時頃及び当日の5時頃に最新の予測値を元に発表され、「気づき」を促すものです。
「熱中症特別警戒アラート」について
令和6年度より「熱中症特別警戒アラート」が運用されています。
府県予報区内(茅ヶ崎市の場合は神奈川県内)の全ての地点で翌日の暑さ指数(WBGT)が35に達する場合に発表されます。
暑さ指数(WBGT)35 以上は、「これまでほとんど経験したことのない暑さ」とされています。
茅ヶ崎市は「熱中症特別警戒アラート」が発表された際、防災無線にてお知らせを行います。
「熱中症特別警戒アラート」が発表されたら、暑さから身を守る行動(積極的にエアコンを使用したり外出の機会を減らすなど)をとるようにしましょう。
また、自ら予防行動がむずかしい「熱中症弱者」の方へは、家族や周囲の人々が見守り、声かけ等を行い、配慮をお願いします。
(「熱中症弱者」とは、小児や高齢者、持病のある方等、体温調整機能が弱い方のことです。)
外出時は炎天下かけこみスポット(クーリングシェルター)等もご活用ください。
講座のご案内
令和7年5月30日(金曜日)に「熱中症対策研修(はじめての方向け)」と「熱中症対策スキルアップ講座(すでに熱中症対策アンバサダー講座を修了されている方向け)」を開催します。
皆さまのご参加お待ちしております!
実施内容・申込に関する詳細などは、下記のリンクからご確認いただけます。
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保健所 健康増進課 健康づくり担当
〒253-8660 茅ヶ崎市茅ヶ崎一丁目8番7号
電話:0467-38-3331 ファクス:0467-38-3332
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