エイズ

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ページ番号 C1022947  更新日  令和6年11月28日

HIV・エイズについて

HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)のことです。

HIVは、細菌やウイルスなどの病原体から身を守る(免疫)働きをする細胞に感染し、細胞を破壊してしまいます。

エイズは、HIVに感染することによって発症しますが、すぐにエイズ発症とはなりません。

HIVに感染したことに気づかない間に、数年から数十年かけて、HIVが徐々に増えていき、免疫の働きが少しずつ低下していきます。普段は感染しない病原体にも感染しやすくなり、さまざまな病気を発症します。この病気の状態をエイズ(AIDS:Acquired Immuno-Deficiency Syndrome、後天性免疫不全症候群)といいます。

エイズには代表的な23の疾患が指標として定められており、HIV感染者はこれらの疾患を発症した時点で「エイズ」と診断されます。

感染経路

HIVは感染している人の精液・膣分泌液・血液・母乳に含まれ、粘膜や傷口を通して人の体に入り、感染を引き起こします。
性的接触:HIVの感染経路の中で最も多い。膣粘膜や腸管粘膜の細かい傷からHIVが侵入します。

母子感染:出産時の産道感染、母乳哺育による感染、胎内感染があげられます。

血液感染:注射器・注射針の共用、医療現場による針刺し事故などから、感染者の血液が他のヒトの血管中に侵入することにより感染が成立します。

症状

HIVに感染後は、感染初期(急性期)、無症候期、エイズ発症期の経過をたどります。

感染初期(急性期):HIVに感染すると、感染後1~2週間の間にウイルスが急速に体内で増殖します。この時期に50~90%の人に発熱、リンパ節の腫れ、のどの痛み、皮疹、筋肉痛、頭痛、下痢等などのインフルエンザ様症状がでます。その後、ウイルス量は減少し、症状も消失します。

無症候期:慢性のウイルス感染状態に移行します。この時期は、あまり臨床症状がみられませんが、体の中では、HIVと免疫機構とが拮抗した戦いを続けています。数年~10年以上続く人もいますが、感染後、短期間のうちにエイズ発症をする人もいます。

エイズ発症期:免疫力が低下し、日和見感染症や日和見腫瘍を併発した場合にエイズ発症と呼びます。治療が行われない場合、エイズ発症から約2年で死亡するといわれています。

HIV検査

HIVの感染は、血液中にHIVに対する抗体があるかどうかを検査することでわかります。

HIVに感染してから抗体ができるまで、6~8週間かかるといわれています。そのため、感染の危険性のあった日から12週間以上経ってから検査を受けることで、より正確な判定を受けることができます。
保健所では、検査したその日に結果を聞くことが出来る「即日検査」を実施しています。この検査は、検査開始(採血)から1時間程度で結果が判明します。
なお、検査は無料、匿名で受けられますが、事前の予約が必要です。事前に電子申請か電話でお申込みください。

早期発見・治療を行うことで、エイズ発症を抑えることが可能になり、日常の生活や仕事を続けることもできます。
少しでも不安を感じることがあれば、検査を受けてください。

治療について

HIVを体内から完全に排除できる治療法はありませんが、抗HIV薬によってウイルスの増殖を抑え、エイズの発症を防ぐことで、長期間にわたり健常時と変わらない日常生活を送ることができ、HIVを持っていない人と変わらないくらいの寿命が期待できます。HIVの感染が判明したら、できるだけ早期に治療を始めましょう。

U=Uについて

U=Uは、Undetectable=Untransmittableを略したものです。

HIVの治療を継続することで血液中のウイルス量が血中のウイルス量が20/μl未満の状態(「Undetectable:検出限界値未満」)を6か月以上維持している状態のHIV陽性者は、他の人に性行為を通じてHIV感染させることはない(「Untransmittable:HIV感染しない」)という、科学的に根拠づけられた事実を伝えるメッセージです。ただし、U=Uが示しているのはHIVの性行為による感染リスクについてのみです。他の性感染症については感染のリスクが残されているため適切な予防行動を取ることが重要です。

HIV等に関する相談

HIV等感染が不安を持つ方に対して、保健師等が電話や面接での相談を行っています。

なお、相談に関して匿名でプライバシーは守られます。

毎週月曜日から金曜日(土日、祝日、12月29日から1月3日は除く)
午前8時30分から午後5時まで

茅ヶ崎市保健所保健予防課感染症対策担当(電話:0467-38-3321)

茅ヶ崎市保健所以外の相談先

毎年12月1日は、世界エイズデー

世界エイズデー(World AIDS Day:12月1日)は、世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定したもので、毎年12月1日を中心に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。

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このページに関するお問い合わせ

保健所 保健予防課 感染症対策担当
〒253-8660 茅ヶ崎市茅ヶ崎一丁目8番7号
電話:0467-38-3321 ファクス:0467-82-0501
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