こどもの定期予防接種
予防接種には、予防接種法により対象疾病・対象年齢・接種間隔等が定められている「定期予防接種」と、それ以外の「任意予防接種」があります。
定期予防接種は、法律で定められている年齢や期間内は、公費負担により無料で接種できます。
任意予防接種は、接種を希望する方が自己負担で接種するものです(おたふく、インフルエンザ等)。
こどもの予防接種は遅らせずに受けましょう
新型コロナウイルス対策が気になる保護者の方へ
お子さんの健やかな成長のために、一番必要な時期に予防接種を受けていただくよう、お知らせしています。
特に赤ちゃんの予防接種を遅らせると、免疫がつくのが遅れ、重い感染症になる危険性が高まります。
お子さんの健康が気になるときだからこそ、予防接種は遅らせずに、予定どおり受けましょう。
こどもの定期予防接種の種類と対象年齢
対象者
予防接種ごとに対象年齢と対象回数が決まっています。
また、接種当日に茅ヶ崎市に住民登録があるお子さんが対象です。
ロタウイルス
対象者は令和2年8月1日以降にお生まれになった、接種当日に茅ヶ崎市に住民登録があるお子さんです。
(注)令和2年9月30日までに接種をお受けになった場合は任意接種(有料)となります。
(注)令和2年8月1日より前にお生まれになったお子さんは、定期予防接種の対象外(任意接種)となります。
対象のお子さんへは、生後1か月になる月に「ロタウイルスワクチン定期予防接種のお知らせ」が届きます。届いたお知らせは、予防接種を受ける前に必ずよくお読みください。
予防する病気・・・ロタウイルス胃腸炎の重症化
受けるワクチンの種類ごとに、接種期間や回数が異なりますので、計画的に接種を受けましょう。
最初に接種を受けたワクチンと、同じ種類のワクチンを受けてください。
1価(ロタリックス) | 5価(ロタテック) | |
---|---|---|
接種時期 |
生後2か月~出生24週0日後 |
生後2か月~出生32週0日後 |
接種回数 |
2回 27日以上の間隔をあけましょう。 出生24週0日後を過ぎてしまうと、 ワクチンの接種は受けられません。 |
3回 27日以上の間隔をあけましょう。 出生32週0日後を過ぎてしまうと、 ワクチンの接種は受けられません。 |
(注)標準的な接種開始時期は生後2か月からですが、出生6週0日後から受けていただくことができます。
(注)初回接種は出生14週6日後までに行いましょう。
出生15週0日以降の初回接種は推奨されておらず、出生14週6日後までに初回接種を完了させることが望ましいとされています。
B型肝炎
予防する病気・・・B型肝炎
肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなります。
肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、重症化するまでは自覚症状が現れない場合が多くあります。
公費負担で接種できる年齢 | 標準的な接種年齢 | 接種回数 | 接種間隔 |
---|---|---|---|
1歳未満
|
生後2か月~9か月 未満 |
3回 |
1回目から4週(28日)目以降に2回目。 1回目から20週(140日)目以降に3回目。 |
(注)1回目の接種から3回目の接種を終えるまでには、おおよそ半年間かかります。3回の接種がすべて1歳未満の間におさまるよう、計画的に接種してください。
BCG
予防する病気・・・結核
結核は、毎年新規患者の発生があり、結核に対する免疫は、お母さんからもらうことができないため、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。
乳幼児期にかかると、全身性の結核症や結核性髄膜炎を起こすことがあります。
公費負担で接種できる年齢 | 標準的な接種年齢 | 接種回数 |
---|---|---|
1歳未満 | 生後5か月~8か月未満 | 1回 |
- 通常起こる反応として、接種後10日頃に接種局所に赤いポツポツができ、一部に小さい膿ができることがあります。この反応は、接種後4週間頃にもっとも強くなり、そのあとはかさぶたができ、接種後3か月頃までには治ります。
- 接種後10日以内に接種部位が赤く腫れて化膿する反応のことをコッホ現象といいます。コッホ現象と思われる反応が見られた場合は、接種を受けた医療機関で受診してください。
ヒブ(インフルエンザ菌b型)
予防する病気・・・ヒブを原因とする細菌性髄膜炎
初期は発熱程度でかぜと区別がつかない症状ですが、細菌性髄膜炎、急性喉頭蓋炎、肺炎などを起こすことがあります。
接種開始の月齢によって、接種回数及び間隔が異なります。
なお、規定の間隔で受けられなかった場合、必要接種回数が変更になる可能性があります。医療機関または保健所健康増進課までご相談ください。
公費負担で接種できる年齢 | 初回接種開始月齢 | 接種回数 | 標準的な接種時期 |
---|---|---|---|
生後2か月~5歳未満 |
生後2か月~ |
初回3回 追加1回 |
27日~56日までの間隔をあけて、生後12か月までに初回3回終了。 のち、7か月~13か月の間隔をあけて追加1回接種。 |
生後7か月~ 1歳未満 |
初回2回 追加1回 |
27日~56日までの間隔をあけて、生後12か月までに初回2回終了。 のち、7か月~13か月の間隔をあけて追加1回接種。 |
|
1歳~5歳未満 | 1回 |
小児の肺炎球菌
予防する病気・・・肺炎球菌を原因とする髄膜炎、敗血症、肺炎、中耳炎など
初期はヒブと同じようにかぜと区別がつきにくいので注意が必要です。とくに2歳以下の子どもは肺炎球菌に対する免疫がほとんどなく、感染すると細菌性髄膜炎や肺炎、重い中耳炎などを起こすことがあります。
接種開始の月齢によって、接種回数及び間隔が異なります。
なお、規定の間隔で受けられなかった場合、必要接種回数が変更になる可能性があります。医療機関または保健所健康増進課までご相談ください。
公費負担で接種できる年齢 | 初回接種開始月齢 | 接種回数 | 標準的な接種時期 |
---|---|---|---|
生後2か月~5歳未満 | 生後2か月~ 7か月未満 |
初回3回 追加1回 |
27日以上の間隔をあけて、生後12か月までに初回3回終了。 のち、60日以上の間隔をあけて生後12か月~生後15か月までの間に追加1回接種。 |
生後7か月~ 1歳未満 |
初回2回 追加1回 |
27日以上の間隔をあけて、生後12か月までに初回2回終了。 のち、60日以上の間隔をあけて生後12か月以降に追加1回接種。 |
|
1歳~2歳未満 | 2回 | 1回目の接種から60日以上の間隔をあけて2回目を接種。 | |
2歳~5歳未満 | 1回 |
- 平成25年4月から定期接種として実施している小児の肺炎球菌ワクチンについては、これまで7価ワクチンが使用されていましたが、平成25年11月1日から13価ワクチンに一斉に切り替わりました。
13価ワクチンには、6種類の肺炎球菌の成分が追加され、従来よりも多くの肺炎球菌に対して予防効果が期待できると考えられています。
すでに7価ワクチンで接種を開始している方も、残りの接種については13価ワクチンで接種を受けてください。 - 13価ワクチンへの一斉切り替えに伴い、初回接種開始月齢が生後2か月から7か月の方は追加接種の時期が一部変更となります。
これまでは「初回接種終了後60日以上の間隔をおいて接種」としていましたが、13価ワクチンでは「初回接種終了後60日以上の間隔をおいた後で、生後12か月に至った日以降に接種」となります。
生後12か月に至るまでは追加接種は受けられませんので、ご注意ください。
四種混合(DPT‐IPV)
予防する病気・・・ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ(急性灰白髄炎)
ジフテリアは、のどや鼻などの呼吸器の粘膜に感染し、のどの痛みやせきなどの症状がでます。
百日せきは、激しいせきや、肺炎、脳症を合併することもあります。
破傷風は、傷口から破傷風菌が侵入して発病します。
ポリオは、かぜに似た症状が続いたあと手足にまひが残ることがあります。
公費負担で接種できる年齢 |
接種回数
|
標準的な接種時期 |
---|---|---|
生後3か月~7歳6か月未満 | 1期初回3回 1期追加1回 |
20日~56日の間隔をおいて3回接種。 初回接種終了後、12か月~18か月後(最低6か月以上の間隔をあけて)追加1回接種。 |
(注釈)平成24年11月1日より、三種混合プラス不活化ポリオワクチンにかわるものとして、四種混合の定期予防接種が開始されました。
二種混合(DT)
予防する病気・・・ジフテリア・破傷風
公費負担で接種できる年齢 | 接種回数 | 標準的な接種時期 |
---|---|---|
11歳~13歳未満 | 1回 | 小学6年生 |
日本脳炎
予防する病気・・・日本脳炎
ブタなどの体内で増えた日本脳炎ウィルスが、蚊によって媒介され感染します。7日~10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、けいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。
公費負担で受けられる年齢 | 接種回数 | 接種間隔 | 標準接種年齢 |
---|---|---|---|
生後6か月~7歳6か月未満 | 1期(初回2回、追加1回) | 6日~28日(最低6日以上)の間隔をあけて2回接種。 その後おおむね1年後(最低6か月間隔をおいて)1回接種。 |
3歳 4歳 |
9歳~13歳未満 | 2期1回 | 9歳 | |
特例:平成19年4月2日~平成21年10月1日生まれ |
不足回数(上限4回) |
原則、7歳6か月までに1期(初回2回+追加1回)を接種しますが、7歳6か月までに1期が完了していない方は、9歳~13歳未満の間で1期の不足分と2期を受けることが出来ます。 (注)7歳6か月~9歳未満の間は定期接種として接種することは出来ません(公費負担になりません)。 |
|
特例:平成12年4月2日~平成19年4月1日生まれ |
不足回数(上限4回) |
合計4回の接種が完了していない方は、20歳になる日の前日まで、定期接種として不足分の回数が受けられます。 |
(注)2期接種は、必ず9歳以上で接種してください。
(注)平成7年4月2日以降にお生まれの特例対象者であった方で、長期の療養等により20歳になる日の前日までに接種できなかった方は、お申込みにより定期接種として接種できるようになる場合があります。
麻しん・風しん混合(MR)
予防する病気・・・麻しん・風しん
麻しん(はしか)は、麻しんウイルスの空気感染によって起こります。発熱、せき、鼻汁、めやに、発疹を主症状とします。最初3~4日間は38度前後の熱で、一時おさまりかけたかと思うと、また39度~40度の高熱と発疹がでます。高熱は3~4日で解熱し、次第に発疹も消失しますが、しばらく色素沈着が残ります。また、肺炎や脳炎を引き起こすこともあります。
風しんは、 風しんウイルスの飛沫感染によっておこります。潜伏期間は2~3週間です。軽いかぜ症状ではじまり、発疹、発熱、後頸部リンパ節腫脹などが主症状です。そのほか、眼球結膜の充血もみられます。発疹も熱も約3日間で治るので「三日ばしか」とも呼ばれることがあります。合併症として、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。
公費負担で受けられる年齢 | 接種回数 |
---|---|
1期:1歳~2歳未満 | 1回 |
2期:小学校入学前の1年間 |
1回 |
水痘ワクチン
予防する病気・・・水痘(水ぼうそう)
水痘(水ぼうそう)は、水痘・帯状疱疹ウィルスによる感染症です。せきやくしゃみによる飛沫感染・空気感染と、水疱から出てきたウィルスに触れる接触感染で移り、集団感染が多くみられます。
感染力の最も強い感染症の一つで、発熱と前後して小さな水ぶくれが全身に出ます。治っていくときにはかさぶたとなり自然にとれます。かゆみが強く、痕が残ることもあります。
子どものありふれた病気と思われていますが、中には重症化し、入院が必要となる場合もあります。
公費で受けられる年齢
|
接種回数 | 標準的な接種時期 |
---|---|---|
1歳~3歳未満 | 2回 | 生後12か月から15か月に達するまでの間に1回目を接種し、その後、6か月~12か月までの間隔(最低3か月以上の間隔)をおいて2回目を接種 |
子宮頸がん予防(HPV)
予防する病気・・・子宮頸がん
成人女性がかかる子宮がんの一種で、近年、とくに20歳~30歳代の若い女性の発症が増えています。
公費負担で受けられる年齢 | 接種回数 | ワクチン種類 | 接種間隔 | 標準的な接種時期 |
---|---|---|---|---|
小学校6年生から 高校1年生相当の女子 |
3回 | サーバリックス | 初回接種から1か月後と 6か月後に接種 |
中学1年生 |
ガーダシル | 初回接種から2か月後と 6か月後に接種 |
詳細は「子宮頸がん予防ワクチンについて」のページをご覧ください。
下記に該当する方はご注意ください
三種混合と単独の不活化ポリオワクチンの接種が完了していない方
平成30年1月29日から三種混合ワクチンの販売が再開されました。
三種混合ワクチンの接種が完了していない方は、四種混合ワクチンまたは三種混合ワクチンを使用してください。
詳細は、厚労省ホームページ「ポリオとポリオワクチンについてQ&A」をご覧いただくか、かかりつけ医または保健所健康増進課までご相談ください。
不活化ポリオ
予防する病気・・・ポリオ(急性灰白髄炎)
かぜに似た症状が続いたあと、手足にまひが残ることがあります。
公費負担で受けられる年齢 | 接種回数 | 標準的な接種時期 |
---|---|---|
生後3か月~7歳6か月未満 | 1期初回3回 1期追加1回 |
20日~56日の間隔をおいて3回接種。 初回接種終了後、12か月~18か月後(最低6か月以上の間隔をあけて)追加1回接種。 |
三種混合
予防する病気・・・ジフテリア、百日せき、破傷風
ジフテリアは、のどや鼻などの呼吸器の粘膜に感染し、のどの痛みやせきなどの症状がでます。
百日せきは、激しいせきや、肺炎、脳症を合併することもあります。
破傷風は、傷口から破傷風菌が侵入して発病します。
公費負担で受けられる月齢 | 接種回数 | 標準的な接種時期 |
---|---|---|
生後3か月~7歳6か月未満 |
1期初回3回 1期初回1回 |
20~56日の間隔をおいて3回接種。 初回接種終了後、12か月~18か月後(最低6か月以上の間隔をあけて)追加1回接種。 |
(注釈)平成24年11月1日より、三種混合プラス不活化ポリオワクチンにかわるものとして、四種混合の定期予防接種が開始されました。
関連情報
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