「ESTA(電子渡航認証システム)」に関するご相談(公式サイトからESTAの申請手続きをしたつもりが代行業者だった)
事例:公式サイトからESTAの申請手続きをしたつもりが代行業者だった
- アメリカに旅行するため、ESTA(電子渡航認証システム)の申請手続きについてインターネット検索をし、一番上に表示されたサイトを政府の公式サイトだと思いESTAを申請した。申請手続きの期限が迫っていたので急いでクレジットカード決済した。後日、クレジットカードの明細を確認すると所定の費用の数倍の額が引き落とされており、申請代行会社のサイトだったことが判った。
- ESTA(電子渡航認証システム)の申請を行おうと検索して見つけたサイト。トップページに鷲のようなマークがあり、米国の申請窓口ホームページのマークと似ていたので、公式サイトだと思って申請手続きをした。後から明細を確認すると公式サイトであれば14ドルのはずなのに、7千円請求されており代行業者だということが判った。公式に似せたホームページを作っており悪質な業者だと思う。クレジットカードの悪用が心配。
「ESTA(電子渡航承認システム)」とは
「ESTA(エスタ)=電子渡航承認システム」とは、アメリカへ観光やビジネスなどの短期旅行(90日以内)をする場合に、ビザ無しで旅行可能かどうかを前もって審査するシステムのことです。
ESTA(エスタ)は2009年1月から義務化され、米国渡航の航空機または旅客船に搭乗する前に必ず申請を済ませておく必要があります。
今回の事例のように、申請代行サイトは、検索結果画面のトップに表示されたり、公式サイトに似たデザインのものもあり、申請代行事業者のサイトだと気が付かなかったという事例が多く見られます。
旅行会社や代行会社が申請費用に代行手数料を加えて申請代行を行っているようですが、ESTAの公式ホームページから手数料なしで自身で簡単に申請することができます。焦って手続きをすることでトラブルに巻き込まれることがないよう、時間には十分に余裕をもって申請手続きを行うようにしましょう。
対処法
- 電子渡航認証の申請の際には、各国の大使館ホームページなどで所定の費用や公式サイトのURLを確認しましょう。
- 申請代行サイトを利用する場合は、相手方や契約内容、料金を申込み前に必ず確認しましょう。
このようなESTA(電子渡航認証システム)の申請に関するトラブルでお困りの際は、消費生活センターにご相談ください。
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