水道水のトラブル解決法について

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ページ番号 C1065546  更新日  令和7年11月6日

水道は毎日の生活に欠かせない大切なライフラインです。
もしものトラブルが起きたときも慌てずに対応できるよう、よくある事例とその対応方法を紹介します。

タイトルの見出し

水に色がつく

現象 原因 対策
赤い水が出る 配・給水管内の鉄錆が起因し、赤水の継続時間や発生地域により推定できる。 一軒だけの場合は、開栓時の水をしばらく捨水するか、布設替え、あるいは老朽化した配管を取り替える。
黒い水が出る 水道水の中に含まれている微量のマンガンイオンが残留塩素で酸化し、配水管内に付着した二酸化マンガン等が水の流れが変わったことにより剥離するために起こります。

透明になるまで、しばらく捨水してください。

長時間にわたる場合は、配水管の洗浄、捨水が必要となります。

白い水が出る(数秒後に透明になる)

水道水をコップに入れた時、下の方から徐々に透明になる場合は空気等の小さな泡が白く見えたものです。給湯設備の場合は、水道水が急激に加熱され、水道水に含まれている空気が放出され、白く濁ることがあります。

空気等による濁りは、水質異常によるものではなく、安全性の上で問題はありません。

白い水が出る(煮沸により、油膜発生、白濁する)

給湯設備や水道管に使われている亜鉛めっき鋼管や黄銅部、防錆塗料から亜鉛が溶け出て白く濁った可能性があります。煮沸すると水の表面に油膜状の物が形成され、さらに濁ります。水の滞留時間が長い程発生しやすく、開栓直後に多く見られ、亜鉛の溶け出やすい管内では腐食がかなり進んでおり、時間と共に赤水の発生も見られます。 開栓時の水を捨水してください。症状が改善されない場合は合は、給水器具などを取り替えてください。
水が青い(ほかに緑色、桃色) 給湯設備で、不凍液を使用している二回路式ボイラー内の配管にピンホールが発生し、エチレングリコール等の不凍液が温水中に混入し、水道水が青色等に着色するものです。 ボイラー部分を点検し、改善してください。

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水に臭いがする

現象

原因 対策
カルキ臭(塩素臭)がする 水道水は衛生上、塩素消毒が義務付けられているため、残留する塩素によって塩素臭を感じることがあります。配水地域や個人差によって感じ方に多少の差はあると思われますが、衛生的に給水されていることを意味しています。

塩素臭は水道水が病原菌等の汚染から守られた安全な水である証拠で、この臭気が気になる場合は、煮沸後、冷やすことで解消されます。

また、家庭用浄水器でこの臭気を除去する性能を有する製品もあります。

金気臭がする

水道水に鉄、銅、亜鉛等の金属類が多く含まれている場合に発生します。特に配管中での滞留時間が長い地域では、開栓時に溶け出た金属が金気臭を発生させます。

開栓時の水をしばらく捨水するか、腐食の進んだ給水管では水道管の取替え等、適切な処置を行ってください。
腐敗臭、下水臭がする 受水槽への汚水の混入やクロスコネクションの可能性が疑われます。 衛生的な安全性が脅かされる恐れがあるので、直ちに飲用を停止してください。

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水に異物が混じっている

現象 原因 対策
黒い異物が出る 止水栓、給水栓のゴムパッキンやビル給水等の加圧タンクに使用されているゴム製ダイアフラム、給水管と給水装置を接続するゴムパイプの劣化、管接合部のポリプロピレン管の切りくず等が原因と考えられます。 しばらく捨水してください。症状が改善されない場合は、劣化したゴムパッキン等の交換を行ってください。
白い異物が出る 水道管の接合部のシール剤のはみ出し部分が剥離し、蛇口から流れ出るものと思われます。 しばらく捨水してください。症状が改善されない場合は、メーター等のストレーナー部の掃除を行ってください。
灰色の異物が出る 配・給水管工事の際、塩化ビニル管を布設した時の切り屑およびシールテープ等が剥離した場合に起こります。 通常は一時的な現象ですので、異物の流出がなくなるまで、しばらく捨水してください。
緑色の浮遊物が流出する FRP製の高置水槽などは、光を通しやすいため、清掃などの保守管理が不備な場合、内壁に藻類が繁殖し、その藻被という膜が剥離し、給水栓から流れ出る場合があります。 高置水槽や給水配管の清掃を行う必要があります。

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白いモノが発生する

現象 原因 対策
アルミニウム製容器の内面に白い斑点が発生する アルミ製容器内面のアルマイト処理した被膜の劣化。アルミ素地が露出したため空気や水道水の酸素と結合し、白い水酸化アルミニウムが形成されたことによるものです。 空焚きや金属たわし等で洗ったりせず、スポンジ等の柔らかいものを使用する。水酸化アルミニウムは水に溶解せず、安全性に問題はありません。
氷の中央部に白い固形物が発生する 水は外側から徐々に凍ってゆくので、水道水中に溶けている空気やミネラル分が中央部に濃縮され、白い浮遊物となって残ることがあります。 ほこりや、ゴミなどが入り込む場合もあるが、ほとんどは空気やミネラル分であり、安全性に問題はありません。
やかん、加湿器の吹き出し口周辺、蛇口等に白い固形物が付着する 水道水中のカルシウム、マグネシウムなどの硬度成分等が煮沸することにより析出し、やかん等に白いスケールを形成されます。 硬度の高い水質ほど析出量が多いが、水のミネラル分であり、安全性に問題はありません。

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水や容器が変色する

現象 原因 対策
アルミニウム製容器の内面が黒変化する アルミニウム製品の表面にアルマイト加工した腐食防止用のアルマイト皮膜が、空炊や金属たわし等で破損または劣化し、素地が露出したため、水道水の微量の鉄、銅と反応し黒変化します。 スポンジ等柔らかい物を使用する。但しアルミニウム製品は、丁寧に扱ったとしても「アルミニウムの黒変化現象」はさけられません。
浴室のタイルや、水きりかご等が黒くなる 浴室のタイル、トイレ、洗面所等の衛生陶器やホースの内面、タオルなど常に湿った状態にある場所では、空気中の細菌やカビ等が繁殖し、黒く着色します。 清掃や換気を十分に行います。洗剤で取れない場合は漂白剤を使用します。但し、浄化槽を使用している場合は、漂白剤の使用方法に注意しましょう。
浴槽、タイル、トイレ洗面所の衛生陶器がピンクになる 空気中の浮遊細菌の中で霊菌と呼ばれる細菌が生育するとピンク色の色素を形成することがあり、その菌が汚れや湿気の多い浴槽等で繁殖する場合に起こります。 湿気の多い浴槽等の水周りの清掃、換気をを充分に行います。漂白剤の使用も効果はあるが、浄化槽を設置している場合は使用上の注意が必要です。
ふきんが紫色になる 空気中に浮遊する細菌やカビ類が、汚れや湿気を帯びたふきんに繁殖して紫色のシミとなります。特に梅雨時等高温多湿の環境で発生します。 ふきんを充分に洗浄し、雑菌が繁殖しないように乾燥させておきましょう。定期的にふきんを煮沸洗浄することも効果があります。

参考

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