生物多様性とは

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ページ番号 C1019111  更新日  令和5年3月31日

生物多様性とは

 生物多様性とは、生きものたちの豊かな個性とつながりのことであり、生物多様性基本法では、『「生物の多様性」とは、様々な生態系が存在すること並びに生物の種間及び種内に様々な差異が存在すること』と定義されています。

 地球上の生きものは40億年という長い歴史の中で、さまざまな環境に適応して進化し、3,000万種ともいわれる多様な生きものが生まれました。これらの生命は一つひとつに個性があり、全て直接に、間接的に支えあって生きていることが、生物多様性なのです。そして、生きもののつながりは、地域特有の生態系や景観を形成し、それらが地域の文化を育み、地域に固有の風土を形成しています。

 また、生物多様性条約では、「生態系の多様性」「種の多様性」「遺伝子の多様性」という3つのレベルで多様性があるとしています。

生物多様性がもたらす恵み

私たち人間は、生物多様性から豊かな恵みを受けて日々を暮らしています。これらの恵みは生態系サービスと呼ばれ、食料、水、木材、繊維、燃料などの「供給サービス」、気候の安定や水質の浄化などの「調整サービス」、レクリエーションや精神的な恩恵を与える「文化的サービス」、栄養塩の循環や土壌形成、光合成などの「基盤サービス」という4つのサービスに分類されます。

生物多様性の危機

私たちの暮らしは、生物多様性がもたらす恵みによって成り立っています。しかし、1950年代後半から現在までの日本の生物多様性の状態の評価を行った生物多様性総合評価(平成22年5月に公表)によると、「人間活動にともなうわが国の生物多様性の損失は森林、農地、都市、陸水、沿岸・海洋、島嶼といったすべての生態系に及んでおり、全体的に見れば損失は今も続いている」と結論付けています。

 生物多様性の損失の要因には、人間活動や開発による危機(第1の危機)、里地里山などの自然に対する人間活動の縮小による危機(第2の危機)、人為的に持ち込まれたものによる危機(第3の危機)、さらにこれら人間との関わりが原因となっているの3つの危機とは別に、人間活動による影響だけではない、地球環境の変化と複合的な要因による危機として、地球環境の変化による危機(第4の危機)があります。これらの危機に対して様々な対策が講じられており、効果が見られているものもありますが、これらの危機は依然進行しています。

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