手製本講座 雑誌『白樺』から知る本づくり

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ページ番号 C1065089  更新日  令和7年9月29日

手製本講座 雑誌『白樺』から知る本づくり

講師作成の手製本

写真

茅ヶ崎市美術館では、展覧会「『白樺』日本における西洋美術の導入と広がり」を開催しています。本展では、小説家でありながら美術へも強い関心を抱き自身も絵筆を取っていた武者小路実篤(むしゃこうじさねあつ)と、『白樺』の表紙を多く手掛けた岸田劉生(りゅうせい)にそれぞれ焦点を当て、近代日本における西洋美術受容の一側面を紹介しています。また、白樺派が主催した西洋美術の展覧会や同時期に生まれた美術雑誌、文芸雑誌なども展示しています。

会期に合わせ、いくつかの関連イベントが行われます。そのうち、「手製本講座 雑誌『白樺』から知る本づくり」では、『白樺』と同じ製本方法である平綴じと、同じく冊子向きの製本である中綴じの、計2冊の製本を体験するワークショップを開催しました。

まず、紙の目の特性を学び、そして、表紙と小説などに適した本文用紙を使用し、作業に取り掛かりました。
平綴じは、本文用紙に折り目を付け、折丁を作り、それを重ねて小口側をカットし、面の2箇所に穴をあけて糸で綴じ、最後にのりで表紙を付け、整えたら完成です。
中綴じは、よりシンプルで、折丁の折り目に何箇所か穴をあけ、糸が見えるように綴じ、化粧裁ちで仕上げます。糸が良い塩梅でアクセントとなります。

手作りで思い入れのある特別な冊子ができあがり、参加者も大満足でした。
これから筆を執り、各々の手製本に、どのような作品を生み出すでしょうか。
この体験を切り口に、本や展覧会への関心も深まりました。

開催情報

日時 2025年9月23日(火曜日) (1)午前11時~午後1時 (2)午後2時30分~午後4時30分

会場 茅ヶ崎市美術館

講師 植村 愛音 さん(古本と手製本ヨンネ主宰)
本の修理、少部数の受注製本、手製本教室、書店などへの出張ワークショップ、図書館や美術館での手製本講座、図書館職員向けの本の修理講座などを行い、日々、手製本を広める活動を行っている。

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文化スポーツ部 文化推進課 文化推進担当
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