史跡・天然記念物「旧相模川橋脚」
- 所在地
- 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目
- 指定年月日
- 大正15(1926)年10月20日 史跡指定
内務省告示第158号
平成19(2007)年2月6日 追加指定
文部科学省告示第12号
平成25(2013)年3月27日 国の天然記念物に指定
文部科学省告示第42号 - 指定地の面積
- 1,879.53平方メートル
史跡および天然記念物の概要
旧相模川橋脚は、大正12(1923)年9月1日の関東大震災と翌年1月の余震によって、水田に橋杭が出現した全国的にもまれな遺跡です。当時の歴史学者沼田頼輔によって、鎌倉時代の建久9(1198)年に源頼朝の重臣稲毛重成が亡き妻の供養のために架けた橋の橋脚と考証され、大正15(1926)年に国の史跡に指定されました。
平成13年から実施された保存整備に伴う調査では、橋脚についての詳細が確認された他、新たに橋脚の北側から関連する大きな土留め遺構も発見され、19年2月6日に追加指定を受けています。
また、地震によって生じた液状化現象の痕跡も確認された他、橋脚の出現状況は関東大震災の地震状況を残す遺産としても評価され、24年度、史跡指定に加え国の天然記念物としての指定を受けることになりました。液状化現象としては全国初の国指定になります。
旧相模川橋脚は、歴史遺産(史跡)としての重要性に加え、関東大震災の地震状況を示す天然記念物としての面を有しており、本市の重要な地域遺産として高く評価されます。
アクセス
JR茅ケ崎駅北口から平塚駅行きバス(3番乗場)に乗り、「今宿」下車。徒歩5分
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