登録有形文化財「旧南湖院第一病舎」
明治32年に建築された敷地北寄りに立つ、二階建ての木造の建物です。外壁は下見板張で上下窓を並べ、二階窓にはペディメントが設けられています。北面に切妻屋根の玄関部、西面に階段室が設けられています。開口が多く採光通風に配慮されている、療養地として著名な湘南に残る希少な明治期の結核病棟です。
なお、南湖院は明治32年に医師高田畊安が開設し、大正期には第11病舎まで建築され、東洋一の結核療養施設とうたわれました。その中核施設である第一病舎が平成27年12月10日に市に寄贈され、南湖院記念太陽の郷庭園内で公開されています。(外観のみ)
- 名称
- 旧南湖院第一病舎
- 数量
- 一棟
- 所在地
- 神奈川県茅ヶ崎市南湖七丁目12869-201
- 構造及び形式
- 木造二階建、スレート葺
- 建築面積
- 115平方メートル
- 所有者
- 茅ヶ崎市(平成27年12月10日に市に寄贈)
- 告示日
- 平成30年3月27日
- その他
- 登録有形文化財(建造物)は、50年を経過した歴史的建造物のうち、一定の評価を得たものを文化財として登録し、届出制という緩やかな規制を通じて保存が図られ、活用が促される制度です。
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