令和5年3月17日　生物多様性講演会開催

生物多様性講演会開催

　令和5年3月17日（金曜日）に、市役所本庁舎会議室にて、生物多様性講演会を開催しました。同講演会は、生物多様性の保全に向けた理解を促進するため、一般市民と市職員を対象に毎年開催しています。
　今回は、日本大学生物資源科学部くらしの生物学科助教の小島仁志氏を講師に迎え、「茅ヶ崎の生物多様性を守り・活かし・愉しみ・繋ぐ」をテーマにお話していただきました。
　「守り」のテーマでは、茅ヶ崎市が市民のみなさんの協力を得ながら実施している自然環境評価調査を事例に、指標種にクローズアップして継続的に生きもの調査を行っていることなど、ユーモアを交えながらお話していただきました。また、「活かし」のテーマでは、大学生の卒業研究や小学校の先生を対象に行ったビオトープ研修の事例を挙げて分かりやすく説明していただきました。さらに、生物多様性のめぐみを「愉しむ」事例として、「ガストロノミーツーリズム」という、その土地の気候風土が生んだ食材・習慣・伝統・歴史などによって育まれた食を楽しみ、その土地の食文化に触れることを目的とした旅行が、地域の持続可能な発展に繋がることや、実際に藤沢市で開催された「ONSENガストロノミーツーリズム」についてご講演いただきました。
　今回の生物多様性講演会は、市職員以外に一般市民の方も17名参加いただきました。参加された方からは、「参加したことで改めて理解が深まった」「様々な事例を挙げながらの話で分かりやすかった」「色々な地域活動に参加してみたい」といった感想をいただきました。

　今後も生物多様性の保全について、講演会等を開催していきますので、皆さんぜひご参加ください。