地域福祉の推進
地域福祉とは?
地域福祉とは、住民一人ひとりが地域で安心して暮らすことができるように、
地域の住民同士のつながりを大切にし、お互いの身近な支え合い・助け合いの仕組みをつくっていくことです。
地域福祉を推進するために必要なことは、福祉サービスを整えることだけではありません。
家族、友人との関係を保つこと、
趣味などを通じて、社会的な活動に参加し、身近な地域住民など、人とのつながりを育むこと、
地域社会での役割を持ち、生きがいを得るといったこと も大切です。
また、行政や一部の社会福祉関係者だけではなく、
まちづくりやボランティア活動に取り組む市民、専門家、企業、団体など、あらゆる方々の協力が必要です。
わたしたちは地域で生まれ、さまざまな人と出会い、お互い支え合いながら暮らしています。
日々の暮らしの中で、自分や家族だけでは解決が難しい心配ごとや困りごとや心配ごとが起きることがあります。
例え、困りごとがおきたとしても、誰もが自分らしく、地域で安心して生活を送ることができるような社会をつくることが大切です。
茅ヶ崎市における取り組み
地域共生社会の実現にむけて
茅ヶ崎市では、「みんながつながる ちがさきの地域福祉プラン2」(地域福祉計画等)に基づき、
「つながる」、「活動する」、「支え合う」のキーワードを基本目標として、
地域の皆さんとともに、地域福祉の推進に取り組み、地域共生社会の実現を目指しています。
包括的な支援体制と重層的支援体制整備事業
茅ヶ崎市では、地域共生社会の実現に向けて、介護・障がい・子ども・生活困窮といった分野で包括的相談支援に取り組んでいます。
しかしながら、現在の支援体制では対応しきれないような複雑化・複合化した支援ニーズに対応するため、重層的支援体制整備事業を活用し、分野や世代を問わない「相談支援」「参加支援」「地域づくり支援」といった3つの支援を一体的に実施しています。
これらを一体的に実施し、個別の相談支援と地域づくり支援の両面から、専門職による伴走した支援や地域住民の気にかけ合う関係性など、人と人のつながりを基盤とした支え合いのネットワークをつくります。
(1)相談支援
介護・障がい・子ども・生活困窮等の各分野で行われている既存の相談支援では対応が難しい複合的な課題や、「対応する相談窓口が分からない」「どこに相談すべきか分からない」といった“はざ間”の課題を抱える本人や世帯の相談を受けとめ、抱える課題の解きほぐしや整理をします。必要に応じて各関係機関との役割分担や支援方針の整理などの調整機能を担い、本人や世帯を支援します。本人の自己決定を尊重しながら伴走した支援をします。
(2)参加支援
介護・障がい・子ども・生活困窮等の各分野で行われている既存の社会参加に向けた支援では対応できない本人や世帯のニーズ等に対応するため、地域の社会資源(注)などを活用して社会とのつながりづくりに向けた支援を行っています。
(注)社会資源…ニーズや課題を充足させるために活用できる物的・人的資源を総称したものです。各種制度、サービス、人材、組織・団体、活動、情報、拠点、それらのつながりなどが挙げられます。
(3)地域づくり支援
介護・障がい・子ども・生活困窮等の各分野で行われている既存の取り組みを活かし、地域における多世代の交流の場や、居場所、多様な活躍の場の整備を行うとともに、地域における資源の開発やネットワーク(注)の構築等により、多様な取り組みのコーディネートを行います。
(注)ネットワーク…地域における「人と人」、「人と資源」のつながり
地域における取り組み
市内で取り組まれている地域福祉(地域における支え合い・助け合い)活動の実践事例の一部をご紹介します。
地域福祉活動の実践事例
地域サロン
地域を拠点に、気軽に出かけられ、楽しい仲間と交流ができる地域の居場所で、住民同士がともに企画・運営しています。おしゃべり、レクリエーション、コーラス、軽スポーツ、ビデオ鑑賞、専門的な講話、花見、社会見学、物づくり、手芸、カラオケ等のさまざまな形で自由に時間を過ごします。「子育てサロン」のように子育ての悩みを共有したり、「子ども食堂」「地域食堂」と言われるような 「食」を提供することで地域住民の交流の場としているサロンもあります。「仲間づくり」「生きがいづくり」「健康づくり」「ご近所の見守り・安否確認」など、参加することによる効果は様々です。
フードパントリー
さまざまな理由で食品を手に入れることが困難な人や世帯に対し、食品を無料で直接、配布する活動で、主に、地域活動団体、NPO法人、ボランティア等により行われています。また、食品ロスを防ぐ観点からも注目されています。
地域食堂・こども食堂
地域の誰もが気軽に集まり、一緒に食事をしたり、遊んだり、おしゃべりを楽しんだりできる場所です。地域の方々が孤立せずに、居場所やつながりを感じられる場となることを目指しています。多くの場合、地域住民がボランティアで運営しています。中には、飲食店などの事業者が運営に協力しているところもあります。
地区社会福祉協議会・地区ボランティアセンター
市内各地区において、地域福祉課題の解決に向けて取り組む任意の地域住民組織です。身近な地域住民のみなさんがつながり、交流する場として「サロン」や「福祉まつり」等を開催しているところもあります。また、地域福祉活動(地域の支え合い・助け合い活動)の拠点として設置されている”地区ボランティアセンター”の運営も担っています。身近な地域住民のボランティア活動の拠点となっていて、草取り・ごみ出し・掃除などの「ちょっとした困りごと」にお応えしています。
夏休み等のこどもの居場所づくり
夏休みなどの学校の長期休暇中に子どもたちだけで過ごさなければならない家庭があることから、子どもたちが安心して過ごすことのできる場所が提供されています。この取り組みは、市内の数か所で、主に地域住民の有志ボランティアにより開催されています。
スマホ教室
近年、地域ではスマホ教室が、デジタルデバイド解消だけでなく、地域の住民同士のつながりづくりや居場所づくりの場として注目されています。教室を通じて知り合った住民同士で情報交換をしたり、共通の趣味を見つけたりする機会が生まれています。また、教える側も地域のボランティアが務めることが多く、教えることを通じて新たな役割や生きがいを見出す方もいます。
地域福祉活動に興味がある方、新しく活動を始めたい方へ
まずは、下記の窓口へお問い合わせください。
茅ヶ崎市地域福祉課
0467-81-7152(直通)
社会福祉法人 茅ヶ崎市社会福祉協議会(注)
0467-85-9650
(注)社会福祉法人茅ヶ崎市社会福祉協議会は、地域共生社会の実現に向け、市とともに重層的支援体制整備事業に取り組んでいます。
企業・商店、法人のみなさまへ(地域貢献活動、CSRへの取り組み支援)
企業・商店や法人の皆さんが実施する「地域貢献活動」や「CSR活動」としての取り組みを応援しています。
地域福祉課では、取り組みを検討されている企業・法人の皆さまが、
地域住民ニーズを知り、より効果的な活動に取り組めるよう、先行事例のご紹介・ご相談を承っています。
(注)地域福祉課では、地域の支え合い・助け合いの仕組みにつながる活動をご支援します。
ご利用になるには、Adobe社 Acrobat Reader 4.0以降のバージョンが必要です。Acrobat Reader をお持ちでない方は、Adobe社のホームページ(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無償配布)し、説明に従ってインストールしてください。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
福祉部 地域福祉課 福祉総合相談担当
市役所分庁舎2階
〒253-8686 茅ヶ崎市茅ヶ崎一丁目1番1号
電話:0467-81-7152 ファクス:0467-82-5157
お問い合わせ専用フォーム