インターネット通信販売を上手に活用した新型コロナウイルス感染防止対策

新型コロナウイルスの新規感染患者数は全国的に依然として増加し続けており、今後も気を抜けない状況にあります。

神奈川県においても再び「緊急事態宣言」が発令されることとなり、少しでも早く新型コロナウイルスの感染拡大を終息させるためにもまだまだ皆様の協力が必要です。

今回、消費生活センターでは日常に欠かせない買い物において、新型コロナウイルス感染拡大対策の1つといえる「インターネット通信販売の活用」に着目し、活用の際の注意点等も含めてお伝えします。

日常を取り戻し、快適で暮らしやすく、気軽に出かけられる日を迎えられるよう、一人ひとりが今できることをして乗り越えていきましょう！

インターネット通信販売を利用する際の注意点

インターネット通信販売はインターネット上でお買い物を済ませることができ、サイトによっては支払いもクレジットカードや電子マネーなど電子決済で済ませることができるとても便利なツールです。

また、コロナ禍において、人との接触を避けることができるインターネット通信販売を上手に活用することは感染拡大防止策の1つにもなります。

最近では新鮮な農産物や海産物なども購入することができたり、通常よりも安い価格で購入できるサイトも多く存在しています。

ただし、インターネット通信販売を利用するときは、規約などをしっかり確認した上で慎重に取引をする必要があります。

インターネット通信販売は便利である反面、実際に商品を手に取ってみることができなかったり、売り手の顔が見えない中での買い物はトラブルも多く、危険が潜んでいます。

実際に、茅ヶ崎市消費生活センターにも通信販売に関する相談は特に多く寄せられています。

インターネット通信販売のトラブル事例

相談事例1

インターネット通信販売のトラブル事例1
インターネットで商品を探していたら、欲しい商品が店舗で買うよりもかなり安く売られていたので購入した。支払いは指定された個人名義の口座に振り込んだ。 3日以内に発送すると記載があったのに、2週間以上経っても商品が届かない。業者に確認しようと電話を掛けたが繋がらない。

相談事例2

インターネット通信販売のトラブル事例2
インターネットで購入した商品が届いたが、自分がイメージしていたものと違ったので返品したく、業者に連絡したところ返品は受け付けないと言われてしまった。

 インターネット上には悪質な業者も潜んでいます。支払い方法を個人名義の口座への振込を指定してきたり、あまりに安い価格で販売されているサイトは注意が必要です。

なお、インターネット通信販売には「クーリング・オフ」はありません。イメージ違いや注文ミスなどの自己都合による解約は受け付けてもらえないケースもありますので慎重に利用しましょう。

また、インターネット通信販売の契約内容は広告画面や利用規約に書かれていることに則るので、購入時には画面の隅々まで確認するようにしましょう。

【神奈川県】注意・警戒情報

• インターネット通販で代金を支払ったけど そのサイト大丈夫？ （PDF 784.1KB）
• 通信販売に「クーリング・オフ」はありません！！ （PDF 829.3KB）
• ネット通販の「初回お試し価格」に注意！その契約、定期購入になっていませんか？ （PDF 525.4KB）