茅ヶ崎の漁業
昔から相模湾一帯は沿岸漁業の好漁場で、漁業が盛んに行われてきました。茅ヶ崎でも、船曳き網、地曳き網、刺し網などにより、しらす、あじなどが水揚げされています。
特にしらす漁は茅ヶ崎で最も盛んに行われており、しらすは生しらすの他、釜揚げしらすやたたみいわしなどに加工され、茅ヶ崎の名物のひとつです。
また、地曳き網は夏期を中心に盛んに行われ、茅ヶ崎の夏の風物詩となっています。平成21年度からわかめ養殖研究会を立ち上げわかめの養殖が行われるようになり、2月の「生わかめまつり」は毎年大盛況です。
茅ヶ崎市漁業協同組合
茅ヶ崎の漁獲量、魚種、漁業経営体などの統計情報
茅ヶ崎で行われている主な漁法
船びき網漁
構造
先端に袋状の袋網があり、その両端に帯状の袖網、さらに曳綱がつながっている。全長約150メートル。茅ヶ崎のしらす漁は1艘で網を引くのが主流です。
漁法
- 魚群を発見したら魚を取り囲むように網を入れる。まず一方の浮標樽をつけた曳綱を海に投げ入れ、魚を囲むように船を移動させながら袖網、袋網、袖網と投げ入れていき最初に投げ入れた曳綱の位置に戻り、綱を拾う。
- 船を走らせ曳綱をひいていくと網と網の幅がだんだん狭まり、魚は袋網に入る。船を止め、網をあげて魚を獲る。
漁獲物
しらす など
刺し網漁
構造
細長い帯状の網の上部に浮く構造のロープ、下部に錘となるロープを付け、水中に帯状に網を張り、網目に刺さったり、絡んだりした魚やえびなどを捕獲する。茅ヶ崎沖では、網具が移動しないように錨で海底に固定する固定式刺し網漁が行われている。
漁法
- 夕方、魚やえびなどの通過する場所を遮断するように、網を帯状に入れる。網の両端には浮標を取り付け、翌朝網を引き上げる際の目印とする。
- 翌朝、まず浮標をあげ、網を巻きあげながら網に掛かった魚やえびなどを捕獲する。
漁獲物
いせえび、ひらめ など
地びき網漁
構造
浮標樽のついた袋状の袋網が先端にあり、浮きが数カ所に付いた帯状の袖網がその両端につながり、さらに曳綱がつながっている。全長約1000メートル。
漁法
- 一方の曳綱を浜に固定する。残りの網を船にのせ、船を沖合に走らせながら順次網を投げ入れていく。袋網投入後は浜に向かって船を走らせながら残りの網を投げ入れ、魚を多く囲めるようにまるみをもたせて網を張る。網の張り具合は、袋網と袖網に付けた浮標樽や浮きの位置で見極める。
- 網の張り具合を確認しながら、2本の曳綱を同時にゆっくりと巻き揚げ機を使用してひく。袖網が見えてきたら、綱を巻き揚げ機からはずし、人力で徐々に網と網の間を狭めながらひき、袋網に入った魚を獲る。
漁獲物
しらす、いわし、あじ、さば など
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