農村の生業

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ページ番号 C1041077  更新日  令和5年3月31日

 こちらでは昔のくらしを紹介します。近世から戦後まもなく、家の中のものや農業の道具、機械化・電気化される前のものを中心に展示しています。

糸車

 こちらのコーナーでは、農村における生業を扱っています。かつて農業を生業とされていた方々が使っていた農機具や、身に着けていたものの一部をご覧いただけます。例えばこちらの糸車は、小学生の国語の授業で扱う「たぬきの糸車」など、民話にも出てくることが多く、親しみのある道具の一つではないでしょうか。糸車は、資料館が昭和46(1971)年に開館した当時のポスターにもメインモチーフとして描かれています。

開館当時のポスター

糸車の使い方
(上)糸車の使い方を再現した写真です。
(左)昭和46(1971)年オープン時のポスターです。
「ぴじゅうからちゃんのお部屋」でもご紹介しました。

藁製の履物

 こちらではワラジ、ゾウリ、ハナムスビという3種の履物を展示しています。いずれもワラで編まれており、当然のことながら全て手作業で編んでいます。一見似ているようですが、ワラジは足首にひもを巻き付けて固定できるので遠出するときに履く、ゾウリは普段の外出用に履く、ハナムスビは仕事をするとき足先にだけ履くというような違いがあります。

 ワラで草履などを編むのは、雨の日や夜なべ(夜に家の中でする仕事)のときで、土間に敷いたむしろの上で作業をしました。ワラを編むときは、ワラを叩いて柔らかくする必要があります。ワラを叩くのには、木づちのような藁打ち(わらうち)を使いました。また、ゾウリなどの履物を編むときは、この道具を使ってワラ縄を編みこんだそうです。

藁縄で草履を編んでいる

ぞうりを編む道具
(左)ワラ縄でゾウリを編んでいる様子を再現したものです。
(上)このような道具を使ってゾウリなどの履物を編みます。
左の写真でも、同様の道具を使っていますね。

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