農村の生業
こちらでは昔のくらしを紹介します。近世から戦後まもなく、家の中のものや農業の道具、機械化・電気化される前のものを中心に展示しています。
こちらのコーナーでは、農村における生業を扱っています。かつて農業を生業とされていた方々が使っていた農機具や、身に着けていたものの一部をご覧いただけます。例えばこちらの糸車は、小学生の国語の授業で扱う「たぬきの糸車」など、民話にも出てくることが多く、親しみのある道具の一つではないでしょうか。糸車は、資料館が昭和46(1971)年に開館した当時のポスターにもメインモチーフとして描かれています。
こちらではワラジ、ゾウリ、ハナムスビという3種の履物を展示しています。いずれもワラで編まれており、当然のことながら全て手作業で編んでいます。一見似ているようですが、ワラジは足首にひもを巻き付けて固定できるので遠出するときに履く、ゾウリは普段の外出用に履く、ハナムスビは仕事をするとき足先にだけ履くというような違いがあります。
ワラで草履などを編むのは、雨の日や夜なべ(夜に家の中でする仕事)のときで、土間に敷いたむしろの上で作業をしました。ワラを編むときは、ワラを叩いて柔らかくする必要があります。ワラを叩くのには、木づちのような藁打ち(わらうち)を使いました。また、ゾウリなどの履物を編むときは、この道具を使ってワラ縄を編みこんだそうです。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
教育推進部 社会教育課 博物館
〒253-0006 茅ヶ崎市堤3786-1
電話:0467-81-5607 ファクス:0467-81-5651
お問い合わせ専用フォーム