下寺尾・堤周辺地区まち起こし事業

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ページ番号 C1035514  更新日  令和5年3月31日

下寺尾・堤周辺地区まち起こし事業

 茅ヶ崎市景観計画では「軽やかな気持ちで過ごせる 空間をつくる」という基本理念のもと、「景観資源と眺望を守り、継承する」、「屋外の生活を楽しめる空間をつくる」、「茅ヶ崎の価値・魅力を体感できる機会を創出する」といった3つの基本目標を掲げています。

 この目標は、これまで培ってきた資源の保全や、新たな資源となる空間を整備するだけでなく、資源や空間が持つ価値・魅力を体感できる機会を創ることで、多くの方がその価値を見出し、これら資源や空間、さらにはその地域に愛着を持ってもらうことを期待しています。

 下寺尾・堤周辺地区は、景観計画における「北部丘陵地域景観ゾーン」に位置し、みどり豊かな環境の中に、貴重な文化財が多く集積する地区になっています。また、令和4年度には(仮称)茅ヶ崎市歴史文化交流館(以下、交流館)の開館が予定されており、国史跡である下寺尾官衙遺跡群及び下寺尾西方遺跡を保全・活用するために歴史公園の整備も計画されるなど、これから、本市が培ってきた歴史・文化を発信する拠点として期待される地区になっています。

 また、交流館の整備予定地周辺には、越前守忠相の菩提寺である浄見寺、江戸時代の生活を伝える民俗資料館(旧和田家住宅・旧三橋家住宅)が位置しており、交流館が整備されたあかつきには、周辺住民の憩いの場となるだけでなく、来訪者との交流促進など、地域活性化も期待されます。そこで、交流館の整備に併せて、地域の愛着を高めるとともに、多くの方が、地域に興味・関心を持ってもらい、活気あふれる地域づくりの取組みとして、「下寺尾・堤周辺地区まち起こし事業」を行います。

取組1 つくろう!小出のシンボルマーク(令和元年度実施)

つくろう!小出のシンボルマーク児童の様子

 令和元年度の取組みとして、「つくろう!小出のシンボルマーク」を実施しました。この取組みは、小出小学校5年生の総合的な学習の時間の中で、茅ヶ崎でも特徴的な魅力を有している小出地区を学び、地区を象徴するマークを作るものです。作ったマークは、今後、地区のイベントの際にのぼり旗やパンフレット等に使用する予定で、交流館や交流館までのルートを示す公共サインにも使用する予定です。

 小出地区は、みどり豊かな環境の中に、貴重な文化財が多く集積しています。これらの貴重な資源を守り、次世代に継承していくためには、未来を担う子どもたちに、地区への愛着を持ってもらうことが重要と考えています。この取組みで作ったマークが、様々な所で継続して使われることで、達成感や喜びにつながり、小さなころの思い出に留まることなく、地域への愛着が醸成されることを期待しています。

 この取組みは、以下に示す第1弾から第5弾までの授業を行いました。第5弾ではマークの決定について投票を行いました。投票には、児童はもちろん、保護者や地域の方にも参加をしていただきました。

小出のシンボルマーク

【完成した小出のシンボルマーク】

 小出川を表す水色の円の中に、相州小出七福神を祭る寺院や江戸時代の生活を伝える民俗資料館など、小出地区に残る多くの歴史的資源を屋根の形で表現しました。屋根の下にはみどり豊かな自然を「小出」の文字と組み合わせて表現。屋根の形は手と手を取り合って、まるでハイタッチしているようにも見え、人と人のつながりの深さを表現しています。

シンボルマークの活用事例

【シンボルマークの活用事例】

 完成した小出のシンボルマークが小出地区まちぢから協議会により、交通安全の看板に活用されました。この看板は小出小学校の西側プール壁面に設置され、小出小学校の児童が使う通学路の交通安全を願って取り付けられたものです。今後もシンボルマークが地域の賑わいや魅力を創出し、地域への愛着が醸成されることを願っています。

取組2 伝えよう!旧和田家(令和2年度実施)

旧和田家

 景観重要建造物である「旧和田家住宅」は令和元年度より実施していた耐震改修工事を終え、今後さらなる活用が期待されます。

 市では、この旧和田家住宅を、多くの方に知っていただき、新たに整備される交流館を含め、貴重な文化財が集積する周辺地域に来訪し、その価値・魅力を体感していただきたいと考えています。

 そこで、令和2年度の取り組みとして、「伝えよう!旧和田家」を実施し、小出小学校5年生と一緒に、旧和田家住宅の歴史や価値を学び、その大切さを伝えるポスターを制作しました。ポスターが完成するまでの取組み内容につきましては、以下に示す【取組み内容】をご覧ください。

 子どもたちには、この貴重な文化財やその周辺も含めた価値・魅力を、未来の世代が享受し続けるために、その大切さを伝える役割を、担ってほしいと考えています。

 また、作成したポスターを実際に活用することで、達成感を味わえるとともに、取組を通じて、多くの貴重な資源が残る地域への愛着が醸成されることを期待しています。

【取組み内容】

【完成したポスター】

 子どもたちが実際に旧和田家住宅へ足を運んで取材を行い、「小学校目線」で感じた旧和田家住宅の魅力を表現したポスターを8枚作成しました。また、その8枚を合体させたポスターも作成しました。

合体させたポスター
8つの魅力を1枚に合体したポスター

魅力1:自然との共存(上段:左)
魅力2:古民家ならではの工夫(上段:中央)
魅力3:茅ヶ崎の宝(上段:右)
魅力4:タイムスリップ(中段:左)
魅力5:適材適所(中段:右)
魅力6:リニューアル(下段:左)
魅力7:職人の技(下段:中央)
魅力8:歴史のある家(下段:右)

取組3 旧和田家・旧三橋家、交流館の利活用を検討

歴史文化交流館

 令和4年度に開館予定の交流館は、常設展示や企画展示の他、市民交流スペースや屋外に体験広場なども整備される予定です。周辺には駒寄川の親水空間、民俗資料館(旧和田家住宅・旧三橋家住宅)などが位置しており、様々な活用が考えられます。行政のみならず、市民・事業者等が広く活用することにより、資源や空間が持つ魅力・価値を体感できる機会が生まれるものと考えます。

 そこで、この取組みでは、交流人口の増加や地域の活性化に向けて、交流館を含めた周辺一帯の、利活用の可能性について検討を行います。

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都市部 景観みどり課 景観担当
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