防火の豆知識
火災から身を守るためのポイント
火災は人の意志に反し思わぬところから発生しますが、その原因を調べていくと、人が使用した物や使用した火が原因で、多くの火災が発生しています。
防火に対する意識や知識を持つことで、火災にならずにすむことがあるのも事実です。
ここでは、実際に起こった事例から主な火災原因であるたばこ、ストーブ、コンロ、ローソク、電気などの防火のポイントを紹介します。
たばこ
たばこによる火災の多くは、火種が残った状態の吸い殻をゴミ箱に捨ててしまった、喫煙中に寝込んでしまったなどの、不注意から発生しています。たばこによる火災を防ぐには、次のことを心掛けましょう。
- 寝たばこは、絶対にしないようにしましょう。
- 灰皿は、ふちが広く、安定したものを使いましょう。
- 灰皿には水を入れ、吸い殻は確実に消しましょう。
- お休み前や外出する際には、喫煙をした場所をもう一度確認しましょう。
- 吸い殻は、水をかけてから捨てましょう。
- たばこを吸いながら、歩いたり、火種が落ちるような行動はしないようにしましょう。
ストーブ
一般家庭で多く使われている暖房器具であり、ストーブによる火災の多くは使い方の誤りが原因で発生しています。
火災を防ぐには次のことを心掛けましょう。
- ストーブの周囲は常に整理整頓し、燃えるものを置かないようにしましょう。
- 壁や家具、カーテンからの距離を十分にとりましょう。
- お出かけ前やお休み前には、消火されていることを確認しましょう。
- ストーブの正面やその近くにスプレー缶等を置かないようにしましょう。
- ストーブの上や近くで洗濯物を乾かさないようにしましょう。。
- 必ず火が消えているのを確認してから給油しましょう。
- カートリッジ式の給油缶はキャップが閉まっているの確認してから戻しましょう。
こんろ
天ぷらを揚げるために油を加熱中、火を消さずにその場を離れ、油の温度が発火温度の370度前後まで上昇すると、天ぷら油火災になります。
こんろの性能と油の量により違いはありますが、約10分から15分とわずかな時間で発火温度に達します。また、天ぷら鍋の中に揚げかすなどが入っている場合には、温度が上昇しやすく、発火するまでの時間が更に短くなることがありますので、ちょっと目を離したすきに火災になってしまう場合があります。
こんろによる火災を防ぐには、次のことを心掛けましょう。
- その場を離れるときは必ず火を消してからにしましょう。
- 油の量が少ないと温度が高くなりやすいので、その場合はコンロの火を小さくしましょう。
- こんろの周りにガスボンベ、エアゾール缶や燃えやすい物を置かないようにしましょう。
- こんろと壁との間隔を十分に取りましょう。
- こんろに付着した油は、こまめに取り除くようにしましょう。
- 古くなったガスホースは、早めに取り替えるようにしましょう。
ローソク ・線香
ローソクを灯したり、線香を供えた後は、火がなくなるまで、じっと見ているような事をする人はいないと思います。
ですが、直火が周りの燃えるものに触れることで火災の原因となっています。
次の点に注意しましょう。
- ローソクや線香に火を付けたときは、近くにいてこまめに確認しましょう。
- 外出前には線香の火であっても消えているのを確認しましょう。
- ローソク立ては、安定した物を使用しましょう。
- ローソクや線香の周りに燃えやすい物を置かないようにしましょう。
電気器具・コード
電気は、裸火を使わないため安全だと思われがちですが、傷ついたコードが短絡したり、たこ足配線で電源コードが発熱して火災になることがあります。
また、プラグを長期間コンセントに差し込んだまま使用していると、ほこりや水分が作用して出火することがあります。(トラッキング現象)
電気器具等による火災を防ぐには、次のことを心掛けましょう。
- 電源コードはいすの脚などで踏みつけたり、本棚などの下敷きにしないようにしましょう。
- 電源コードの周りの皮膜が破れていたり、破損したプラグを使用しないようにしましょう。
- パソコンの周辺機器などで、たこ足配線になってしまいそうな時は専用のタップを使いましょう。
- 素人の電気工事はしないようにしましょう。
- 電気コードやプラグが熱を持つようであれば、すぐに交換しましょう。
- プラグの周りに綿ゴミなど付着しないように掃除をしましょう。
放火
茅ヶ崎市内では、放火による火災が近年連続して火災原因のワースト1となっています。
放火の火災を防ぐためには、普段から放火されない環境をつくることが大切です。
次のことを心掛けましょう。
- 家の周りには、常に整理整頓し燃えやすい物を置かないようにしましょう。
- 夜間、建物の周囲や駐車場は、照明を点灯して明るくしましょう。
- 空き家、物置にはカギを掛けましょう。
- 車やバイクなどのボディカバーは、燃えにくいものを使いましょう。
- 地域や家族ぐるみで放火防止に取り組みましょう。
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