移転企業の紹介

本制度を使った企業移転が実現しました

本補助制度を活用して、本市にオフィスを設置した企業をご紹介します。

 

【令和4年度】

グーリィー株式会社

インドネシアの技能実習生（注1）の日本への送出機関（注2）である、「ジャカルタグローバルグループ」。グーリィー株式会社は、その日本駐在事務所としてインドネシアの技能実習生や留学生の支援をしており、他にも外国人技能実習生が来日後1か月間研修を行う「成田ヤパ研修センター」の施設運営も手掛けています。

これまでに200人弱のインドネシアの技能実習生を全国の企業や任意団体へ送り出しを行い、建設現場や農業、製造系、介護施設等で活躍しています。

今回、代表取締役兼日本駐在事務所所長を務める福田 猛さん、営業推進部リーダー　山本 樹生さん、営業推進部　山上 幸さんにお話を伺いました！

 

（注1）技能実習生とは、開発途上国の経済発展を担うために、先進国の技能や技術、知識等の習得を目指す外国人のこと。

（注2）送出機関とは、日本で働くことを希望する外国人技能実習生を、日本の受入機関に送り出しをする認定機関のこと。
 

住みやすい茅ヶ崎で働く

―なぜ茅ヶ崎市へ本社を移転されたのですか。
「もともと本社は都内にありました。東京は殺伐とした雰囲気があるのに対し、茅ヶ崎はスモール都市のようで住みやすく感じます。首都圏から近いのも便利ですね。また、補助金があったのも茅ヶ崎を選んだきっかけです。」

 

―補助金がきっかけにもなったこと嬉しい限りです。
「ただし、茅ヶ崎には事務所の賃貸物件が少なく、探すのには苦労しましたが…。」

 

―コロナウイルス感染症の影響により、都心から離れたところにサテライトオフィスを構える企業が多く、茅ヶ崎の需要が多かった時期だったことも原因かもしれません。

 

時間がゆったり流れる街

―茅ヶ崎の魅力を教えてください。
「古くからあるお店が多いことが影響しているのか、昔ながらの人とのふれあいが残っていると感じます。飲食店の店主さんと何気ない会話を楽しめるのも良いところですね。また、ネームバリューがあるため、本社が茅ヶ崎にあることを関係先に伝えると話が広がることもあります。」

 

 

―他に感じた魅力はありますか。
「東京と違い、高層ビル群が無いため空が広く見え、海からの風が街に流れるのが魅力です。ゆったりと時間が流れる感覚があり、ストレスフリーに過ごすことができますね。」

 

インドネシアに興味を持ってもらう活動をしたい

―今後の展望を教えてください。
「社員を増やしながら、インドネシアにいる研修生へ日本語を教えるオンライン事業の強化や、日本語学校の設立を目指しています。また、日本の学生とインドネシアの学生との交流の場を作るなど、もっと日本の方にインドネシアに興味を持ってもらえるような取組をしていきたいです。」

ー学生同士が交流できるのは非常に貴重な機会ですね。今後のご活躍を楽しみにしています。ありがとうございました。

【ご連絡先】

グーリィー株式会社　

電話：0467-59-1808　メールアドレス：info@jgg-japan.com

• グーリィー株式会社　（外部リンク）

サンライズメディカルジャパン株式会社

車椅子の販売や機能的で快適な座位保持（以下シーティング）、福祉施設や医療機関に従事するプロフェッショナル向けに車椅子の正しい利用方法等のトレーニングを実施しているサンライズメディカルジャパン株式会社。
代理店や病院等、現在200以上の顧客から日々依頼を受けています。
また、世界各国にはサンライズメディカルのグループ企業があることから、日本だけでなく国際的なノウハウを活かしたサービスの提供が可能です。

今回、CEOの久保田 巌夫さん、CMOのイゴリ ゼムチェンコさん、クリニカルスペシャリストの林 寛人さんにお話を伺いました！

アクセスが便利な茅ヶ崎

―どのような経緯で茅ヶ崎へサテライトオフィスを設置されましたか。

「もともと茅ヶ崎や近隣市に住んでいる社員がいることが決め手です。また、埼玉県にある本社と業務上行き来することが多くありますが、茅ヶ崎は圏央道のインターがあり、交通の便もいいことからサテライトオフィスを設置しました。」

 

―アクセスが良いのは便利ですよね。働き方の変化にも繋がっていますか？

「本社とサテライトオフィスを関東の北と南の拠点として活動することができるため、以前よりも広い地域へアプローチをすることが可能となり、デモに使う機器の輸送もスムーズになりました。また、自宅も近いことから時間の余裕が生まれ、海外との時差が生じる会議などでも、やり取りがしやすくなりました。」

 

地元文化が豊かな街

ー茅ヶ崎の印象を教えてください。

「昔から続く伝統的なお祭りなどに参加されている方が多く、茅ヶ崎が好きだからこそここに住んでいる方や、フレンドリーな方が多い印象です。そのため、地元文化が豊かで、アイデンティティが確立されている街だと思います。」

 

―たしかに、茅ヶ崎が好きな方は多い気がします。他に感じたことはありますか。

「最近開発されている浜見平周辺のエリアは、ユニバーサルデザインに配慮されていますよね。特に車椅子を利用されている方などは、生活しやすい街での暮らしが必要です。だからこそ、全ての人に優しい街が様々な場所に普及してほしいです。」

 

将来はエンドユーザーの方へ車椅子シーティングを

ー今後の展望を教えてください。

「サテライトオフィスでは現在ウェブセミナーやオンラインセミナー活動が中心ですが、サテライトオフィスの前を通りがかった方が中に入られ、車椅子の問い合わせをされることが度々あります。そのため、今後は車椅子シーティングを実施し、利用者の方々が気軽に訪れるような場所として展開したいと考えております。」

 

ー車椅子シーティングが茅ヶ崎でできるのは利用者の方も嬉しいですよね。今後のご活躍を楽しみにしています。ありがとうございました。

【ご連絡先】

サンライズメディカルジャパン株式会社　

電話：0480-31-6480　メールアドレス：info@sunrisemedical.jp

• サンライズメディカルジャパン株式会社　（外部リンク）

株式会社VDT

動物病院向け「どうぶつの細菌検査」の受託サービスや、動物病院の経営、薬品会社とタイアップしたセミナーの実施等を行っている株式会社VDT。

今回、検査機能を有したサテライトオフィスを新たに茅ヶ崎へ設置してからは、全国の動物病院から毎月約1,000件を超える検査依頼を受けています。また、積極的なプロモーションにより依頼数は上昇傾向にあります。

そこで、オフィスを設置された経緯や、仕事内容について代表の豊田陽一さんに伺いました！

仕事は人生の一部。だからこそ、基準を仕事にしない。

ー茅ヶ崎にサテライトオフィスを設置された経緯を教えてください。

「普段、誰もが使う”オフ”や”休みの日”という言葉は、無意識に仕事が人生の基準となっています。仕事は人生の一部であり、基準ではありません。だからこそ、時間や場所に捉われずに人生を豊かに過ごしている人が多い茅ヶ崎に魅了を感じ、サテライトオフィスを設置しました。」

 

ーたしかに、”休みの日”という言葉はよく使ってしまいますよね。オフィス自体も個人のデスクはないようですが、皆さんどのように仕事をされているのでしょうか。

「脳は、同じことを毎日続けていると定着してしまい、昨日のことなのか一昨日のことなのか分からなくなってしまいます。だからこそ、オフィスではフリーデスクで自由に仕事をできるようにし、日々変化が出るよう工夫しています。」

 

―他に感じた茅ヶ崎の魅力はありますか？

「チェーン店が少なく個人経営のお店が多いため、個性的で文化が豊かな街だと思います。また、海が近いのもいいですね。茅ヶ崎に来てからは、家族で時間を忘れてゆっくり海で過ごすのが最高です!」

 

茅ヶ崎へ移住した社員も

ーオフィスの設置に伴い、茅ヶ崎に移住された社員の方もいらっしゃるようで。豊田さんも、茅ヶ崎に移住されたとのことですが、茅ヶ崎に来られて働き方の変化はありましたか？

「今までは職場の近くに暮らし、効率化を重視することや、いかに価値を見出すかばかりを考えていました。今は豊かな時間を過ごすことで、全てのものに良い一面があると気が付けました。そして、人生はいつ何をしてもいいと感じています。」

 

未来の動物まで救いたい

ー今後の展望を教えてください。

「現在、日本における死因のトップはがんですが、2050年には耐性菌ががんを上回る死因になると言われています。耐性菌は、抗菌薬の不適正処方により出現します。細菌が薬への耐性を持つことで、今までは薬の服用で治療できていたものが、できなくなります。そのため、株式会社VDTでは高品質で適正な価格の検査で原因を特定することによって、適切な抗菌薬の選択に貢献をしています。今後も目の前の動物だけでなく、未来の動物までを救うことを目標に取り組んでいきます。」

 

ー高品質で適正な価格で検査を受けられて、原因も特定できるというのは、病院側だけでなく飼い主の方も嬉しいですよね。今後のご活躍も楽しみにしています。ありがとうございました。

【ご連絡先】

株式会社VDT　

電話：0466-52-7543　メールアドレス：kensa@vdt.co.jp

• 株式会社VDT　（外部リンク）

 

【令和3年度】

スカラインターナショナル株式会社

企業の新卒・中途採用の支援、企業研修の企画～運営、学生の就活支援を展開するスカラインターナショナル株式会社。2013年の創業以来拠点としていた東京を離れ、茅ヶ崎の複合施設TSUBANAにサテライトオフィスを設置しました。

15名ほどのメンバーは大半が20代と若さ溢れるベンチャー企業です。茅ヶ崎でどんな仕事をしているのか、代表の本間友規さんに話を聞いてみました。

リモートで繋がれる環境だから、郊外でも不便さは感じない

ーどのような経緯で茅ヶ崎にサテライトオフィスを設置したのですか？

「コロナ禍以降リモートが広がったことによって、距離の制約がかなり少なくなりました。こういった背景もあって、茅ヶ崎にサテライトオフィスを設けましたが、東京の取引先とはオンラインでやり取りができますし、不便さを感じることはほとんどありませんね。」

ーリモートに早く移行できたのは若いメンバーが多い会社ならではですね。茅ヶ崎に来てなにかメリットはありましたか？

「開放的な雰囲気で働ける点は大きいですね。また、湘南や茅ヶ崎という響きで取引先や学生からの注目度も上がったような気がします。圏央道もあり車の便がいいので、都心からお客様や友人がよく訪れますよ。」

住んでみてわかる茅ヶ崎のよさ

ープライベートな話ですが、本間さんはお住まいも茅ヶ崎に移転されたんですよね？どんな印象ですか？

「サテライトオフィス設置に合わせて私も茅ヶ崎に移住しました。茅ヶ崎に住んでみて、良い街だなあと日々実感しています。趣味のサーフィンを身近に楽しめる環境に充実感を感じています。以前は週末何時間かかけて出かけていたのが、今は自転車で数分ですから。仕事の前後に海に入ることもよくあるんですよ。」

ーそれは活動的ですね。住んでみて発見や意外だったことはありますか？

「人が温かいところですね。横断歩道でも車が止まってくれるのは、茅ヶ崎に住む皆さんのおおらかさをあらわしているような気がします。あとはおいしいパン屋さんが多いですね。お気に入りのお店がいくつもできてとても気に入っています。」

ーたしかに街中に小さなパン屋さんがたくさんありますよね。ほかに茅ヶ崎でおすすめの場所はありますか？

「一中通りから海につながる歩道橋があるのですが、そこから見える富士山はとてもきれいで茅ヶ崎に来てよかったなあと思います。」

オフィスには緑豊かなテラスがあり、天気の良い日は心地よい空気を感じながら作業することもよくあるとか

将来を担う学生の人生を豊かに

ー茅ヶ崎ではどんな事業に取り組んでいきたいですか？

「人材紹介や学生のキャリア支援をする事業ですので、多くの学生が豊かな人生を送れるように、これからも事業に取り組んでいきたいと考えています。先日も茅ヶ崎の立地を生かして柳島キャンプ場を使って学生向けのイベントを実施しましたが、こういった取り組みも増やしていきたいですね！」

ー茅ヶ崎に来て早くも地域を巻き込んだイベントを実施しているのですね。新拠点でのご活躍を楽しみにしています。ありがとうございました！

株式会社フォレストアドベンチャー・有限会社パシフィックネットワーク

北は北海道から南は沖縄まで、全国35カ所に展開する自然共生型アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー」。この施設の運営を行う株式会社フォレストアドベンチャーと、設計・施工を行う有限会社パシフィックネットワークの2社が新たに茅ヶ崎にオフィスを設置しました。

茅ヶ崎に移転した経緯や移転してからの感想を、同社の奈良部真弓さんに伺いました！

 

自然を楽しむ会社らしく、より気候や時間を感じられる空間を

ー茅ヶ崎に移転したきっかけはどのようなことだったのですか？

「もともと倉庫のような施設をオフィスとして利用していたのですが、外光も入りづらく気候や時間の変化を感じることができませんでした。開放的な空間を目指してオフィス移転先を探していた時に茅ヶ崎市のこのオフィスに出会い、この雰囲気に一目惚れしましたね。」

ーなるほど。東に江の島、西には富士山や丹沢山系、そして眼下には180度の海が広がるこの環境なら自然を感じながら仕事ができそうですね。

「駅の近くも考えたのですが、当社のポリシーを今一度見つめなおして、利便性よりどのように豊かな環境に身を置くかを重視したいと考えたんです」

 

日々表情を変える自然とともに仕事ができる環境

窓からは一面の海。真冬でもぽかぽかと暖かいオフィスでは半袖で働くこともあるとか。

ー茅ヶ崎に来てから働き方は変わりましたか？

「とても快適に働くことができているので、働いているという感覚がないくらいです。同じ景色でも天気や季節によって見せる表情が異なるので、飽きることがありません。変わった点といえば、夜になると外が真っ暗なので早く帰ろうという気持ちになることですかね(笑)。」

ー自然を感じながら働くというのはフォレストアドベンチャーの理念と重なりそうですね。

「そうですね、当社は『自然共生型アウトドアパーク』を掲げているのであくまで自然林を活かし人工的な要素を極力減らして施設を開設しています。働く上でもアウトドアやマリンスポーツなど自然を舞台にしたアクティビティを愛好する社員が多いんです」

小さなお店が多くて快適に過ごせる街

茅ヶ崎にオフィス開設してから茅ヶ崎に移り住んだという井出美樹さん、茅ヶ崎の住み心地について聞いてみました！

奈良部さん(左)と茅ヶ崎に移り住んできた井出さん(右)。海を眺めながらのミーティングも多いそう。

ー井出さん、茅ヶ崎での暮らしはいかがですか？

「オフィスが茅ヶ崎になったので、通いやすい場所を探していたのが移住のきっかけでした。住んでみると、小さなお店やマルシェがたくさんあってとても楽しい街という印象です。エリアによって家賃が高いところもあったので、家賃と利便性のバランスのよいエリアを選びました」

ー確かに、南側だけで見ても場所によって相場や雰囲気が変わりますよね。ありがとうございました！

 

社会的責任を果たせるエキスパート集団に

ー奈良部さん、最後に今後の展望や活動について教えていただけますか？

「フォレストアドベンチャーとしては今年で16年目を迎えますが、まだまだ認知度は低く、伸びしろがたくさんあるなと感じています。また、近いうちに別事業を開始して軌道に乗せたいと考えています。まだ事業内容については詳しくお話しすることはできませんが、企業として業績を上げるだけでなく社会的責任を果たせるエキスパート集団へ進化していきたいと考えています。サザンビーチから大海原を一望できるこの環境は新しい事を考えるには最適なロケーションだと思っています！」

ー事業を拡大しながら社会にも還元していくということですね。新拠点でのご活躍を楽しみにしています、ありがとうございました！