環境への優良な取組に対する表彰
環境への優良な取組に対する表彰
環境への優良な取組に対する表彰について
市では、環境マネジメントシステム(C-EMS)において、市の組織を対象にした「茅ヶ崎市エコオフィス賞」、市の施設を管理する指定管理者を対象とした「茅ヶ崎市エコ管理賞」の2つの表彰制度があります。どちらも市の施設で行っている職員の環境配慮行動や設備の運用管理等の取り組みで、環境負荷の低減や、業務効率化、経費の節減等の効果が認められ、他の組織の模範となる環境配慮活動を表彰し、その内容を公表することで、他の組織等への波及を狙いとしています。
令和5年度
茅ヶ崎市エコ管理賞
令和5年度は1つの指定管理者を表彰しました。
コミュニティセンター湘南指定管理者 湘南地区まちぢから協議会
【取組名】
施設敷地内の大木の剪定作業及びリサイクル堆肥化
【取組内容】
施設敷地内の大木(やまももの木)の剪定作業及びリサイクル化による、環境美化の取組を行いました。
【効果】
剪定作業を外部業者に依頼せず、自前で剪定することにより経費削減につなげました。さらに、剪定枝を株式会社都実業へ持込み堆肥としてリサイクルすることで、剪定枝を焼却処分する場合と比べてCO2 排出量を大きく削減し、環境に配慮した取り組みを行いました。
令和4年度
茅ヶ崎市エコ管理賞
令和4年度は1つの指定管理者を表彰しました。
コミュニティセンター湘南指定管理者 湘南地区まちぢから協議会
【取組名】
会議資料のペーパーレス化
【取組内容】
湘南地区まちぢから協議会では、会議資料を全てホームページ内に格納し、パスワードで参加者だけが閲覧できる仕組みを導入。「ペーパーレス化」を実現し、資源の節減が図られました。端末(タブレット)は、市の補助金を活用して購入しました。
【効果】
印刷費用の削減や、印刷・綴じ込み・配布といった作業もなくなり、欠席者でも資料が閲覧できるというメリットにつながりました。
茅ヶ崎市エコオフィス賞
令和4年度は3つの課かいを表彰しました。
消防総務課
【取組名】
廃棄防火服の再利用
【取組内容】
消防総務課では、寒川町との消防広域化を買い替えのタイミングと捉え、令和2年度から令和7年度までに合計280着(約1トン)を産業廃棄物として約17万円をかけて処分する予定でした。しかし、市内事業者でアップサイクル事業を行っている「株式会社コル」と防火服の生地を生産している「帝人株式会社」より、廃棄予定の防火服をバッグ等にアップサイクル提案を受けて、製品化する調整を図りました。
【効果】
廃棄物処分費用の削減を行うとともに、地元企業とのパートナーシップによるSDGs推進につなげることができました。
契約検査課
【取組名】
契約事務における変革((1)電子入札システムの全庁への利用拡大(2)電子契約サービスの導入)
【取組内容】
(1)契約検査課の執行に限定していた「かながわ電子入札共同システム」による電子入札を令和3年10月より全庁へ開放しました。全庁への開放をする前に、実証実験による平均的な利用時間の把握や課題の抽出、操作マニュアルの作成、電子ツールを利用した予約方法等の考察を行いました。
(2)電子契約サービスを令和4年4月より正式導入しました。(神奈川県内の自治体で初)全庁での導入前に、実際受注者となった市内事業者のご協力を得ながらの実証実験、合理化効果の算出、操作性の検証、事業者向けのアンケート実施、条例改正・実務上の取扱い等についての庁内調整、操作マニュアルの作成、事業者・庁内への説明会等を行いました。
【効果】電子導入によって、書面の郵送が不要になるため、紙の使用と輸送における温室効果ガス排出量(CO)が削減できます。また、経費の面でも、普及後は約1,100万円/年の削減が想定されています。環境負荷・経費縮減、サービス・業務効率の向上といった多岐にわたる効果がある取組です。
健康増進課
【取組名】
健康診査、がん検診個別通知用封筒廃棄ゼロへの取組み
【取組内容】
健康診査やがん検診の個別通知に使用する封筒には、対象者が前年度の受診券と取り違えしないように年度を印刷していたため、年度内に使用しなかった封筒は廃棄していました。また、受診券に同封する案内チラシ(A3両面2枚)は発送の他、転入者への配布用、公共機関での配架用として多めに印刷をしており、年度内に残ったものは廃棄していました。この状況を踏まえ、封筒に年度を印刷しないことにより、翌年以降も封筒が使用可能となるように改善をしました。窓つき封筒の窓を大きくし、受診券の宛名部分のレイアウトを大きな文字で年度が印刷できるように変更し、何年度の受診券かが封筒の外からでもわかるようにしました。また、案内チラシは不足分を庁内印刷で補う想定で発注する運用にしました。
【効果】これまで長3窓つき封筒は、市で4,000枚(32,000円分)、個別通知の印刷封入封緘委託業者で3,000枚の廃棄がされていましたが、様式を見直したことで廃棄がゼロになり、経費の節減と資源の有効活用を図ることができました。
令和3年度
茅ヶ崎市エコ管理賞
令和3年度は3つの指定管理者を表彰しました。
松林ケアセンター指定管理者 社会福祉法人慶寿会
【取組名】
植栽管理と剪定枝のエコ活用
【取組内容】
松林ケアセンターでは、敷地内の植栽管理を実施した際に出る剪定枝について、これまでは廃棄処分をしていましたが、ウッドチップへ加工して再利用することにしました。
剪定枝からウッドチップへの加工は市内のグリーンリサイクル事業者で行っており、ウッドチップは敷地の植え込みに敷き詰めました。
【効果】
資源の有効利用によるごみ減量化、美観向上、雑草対策の効果がありました。
また、剪定枝の廃棄処分費用(4万円)も大幅に削減しました。
コミュニティセンター湘南指定管理者 湘南地区まちぢから協議会
【取組名】
館内トイレの電気・換気扇に人感センサー設置
【取組内容】
コミュニティセンター湘南では、館内トイレの電気と換気扇について、消し忘れの防止と新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、「LED電気の人感センサー」と「換気扇の人感センサー」を設置しました。
【効果】
消し忘れによる無駄な電力(概算値で4千円/ 年)の削減が見込まれています。
また、スイッチ操作を無くす(非接触にする)ことで、新型コロナウイルス感染症の感染リスクの低下させることができます。
茅ヶ崎市民文化会館指定管理者公益財団法人 茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
【取組名】
「環境活動」をキーワードとした地域社会との連携等の取り組み
【取組内容】
- 茅ヶ崎市民文化会館では、周辺地域の景観向上を図るため、花苗の植え替えを行っています。これまで職員のみで実施していた植え替えを「茅ヶ崎市老人クラブ連合会」の社会奉仕活動と合流して、合同実施しました。
- 茅ヶ崎市民文化会館の電気需給契約の見直しを実施し、カーボンオフセットプラン(調整後排出係数が0になるプラン)を採用しました。また、カーボンオフセットプラン採用の周知や、敷地内の樹木にCO2吸収量を示す樹木板の取り付けを実施し、環境意識やCO2削減意識の啓発と普及を行っています。
- 音響備品などに多くの電池を使用しているため、充電式電池に切り替え廃棄量の抑制に努めています。
【効果】
- 職員の作業時間の削減に伴う経費削減(20万円程度/年の見込み)、地域の方と意見交換をする場の創出
- 供給単価の引き下げによる経費削減、CO2 排出量の抑制による環境負荷の軽減
- 廃棄量の削減・資源の節減
茅ヶ崎市エコオフィス賞
令和3年度は1つの課かいを表彰しました。
産業振興課
【取組名】
懸垂幕をバッグにリユース ~市内事業者との連携による取り組み~
【取組内容】
産業振興課では、市内事業者と連携し、掲出期間終了後に再掲の目処がない懸垂幕をアップサイクルしてバッグを作成しました。
懸垂幕の素材は、塩化ビニール(ターポリン)が一般的で、他のプラスチック樹脂と比べて環境に優しい素材と言えますが、処分にあたっては大きいものになると15キロほどあり廃棄物となることから、環境にも良くありません。
作成されたバッグは産業振興課内で販売し、売上全額を作成費として事業者に支払いました。耐水性・耐久性がある素材のため、買い物のエコバッグにも活用できます。
【効果】
アップサイクルによる廃棄物の削減、廃棄費用の削減
令和2年度
茅ヶ崎市エコ管理賞
令和2年度は3つの指定管理者を表彰しました。
松林ケアセンター指定管理者 社会福祉法人慶寿会
【取組名】
デマンドコントローラー導入による電力消費の視覚化と節電対策の実施
【取組内容・効果】
デマンドコントローラーを導入し、年間を通じての電力使用状況を見える化した。デマンドコントローラ ーのグラフ表示や、設置事業者からの定時報告書をもとに、当センターの上限値(超えると警報が鳴る)を設定変更することで電力料金が削減できました。
また、電力使用料が多くなる時間帯を視覚的に見える化することで 大きな電力を使用するエアコンや調理器具などの使用時間をずらすことで、上限値までの猶予を持たせることもできました。
コミュニティセン ター湘南指定管理者 コミュニティセン ター湘南管理運営委員会
【取組名】
外部入口看板(蛍光灯)及び外灯(水銀灯)4基のLED 化及びタイマースイッチの一極化
【取組内容・効果】
入口看板や外灯の LED 化により省エネ効果を図りました(年間約2万円の電気代削減・前年度と比べ使用量が46%の削減)。また、入口看板と外灯のタイマースイッチが別々であり、片方の操作忘れ等が発生していたため、タイマース イッチの一極化を図り、節電効果を促しました。
鶴嶺東コミュニテ ィセンター指定管理者 鶴嶺東コミュニテ ィセンター管理運営委員会
【取組名】
館内照明の LED 化(非常灯含)や日常のこまめな消灯による節電、その他エコ活動の実施
【取組内容・効果】
平成29年度より蛍光灯を徐々に LED 化することにより、部屋の照明を全点灯することができ、以前より明るくなったが、電気代は節約になりました。LEDは蛍光灯より耐用年数も長く、電気の使用量や廃棄物も減り、地球温暖化防止にもつながると考えられます。 また、職員一人一人のこまめな節電・節水の取組や地域と協力した「花 いっぱい運動」「緑のカーテン」の設置など、施設を四季折々の花々で 彩り、地域のふれあいの場となるよう取り組んでいます。
令和元年度
茅ヶ崎市エコ管理賞
令和元年度は3つの指定管理者を表彰しました。
茅ヶ崎市屋内温水プール指定管理者 株式会社東京アスレチッククラブ
【取組名】
駐車場ポイントカード制による駐車場混雑緩和対策と強制シャワー稼働時間半減による節水
【取組内容】
- 駐車場混雑緩和対策として、自動車を使わず来館した方へポイントを付与し、30個貯めて抽選に参加できる「ポイントカード制」の導入、グループ利用者に乗り合いの依頼、HPへの混雑予想カレンダーの掲載等の対策を行った。
- 強制シャワーの稼働時間を30秒から15秒に半減させた。
【効果】
- 混雑緩和、利用者満足度向上、排ガス規制、苦情削減、業務軽減、利用者の環境意識向上
- 利用者が10%増加している中、水道使用量10%削減、使用料金30万円削減(令和元年5月~10月と前年同月比)
柳島スポーツ公園指定管理者 茅ヶ崎スマートウエルネスパーク株式会社
【取組名】
環境に配慮した施設運営
【取組内容】
- プラスチックストローを提供廃止し希望者にのみ竹ストローを提供
- 落ち葉、剪定枝、レストラン残渣をコンポストで堆肥化
- 除草剤の使用削減
- シャワー有料化による節水対策
- 公園内の全照明のLED化
- スポーツ用品のリユースイベント開催の6つの取り組みを実施。
【効果】
- 廃棄物削減、資源循環、環境負荷低減、省エネ、省資源、経費削減、利用者の環境意識向上
茅ヶ崎市民活動サポートセンター指定管理者 認定特定非営利活動法人NPOサポートちがさき
【取組名】
市民立太陽光発電所「れんこちゃん1号」10周年~市民がつくるエコ茅ヶ崎
【取組内容】
- 市民団体のエコ活動を知ることや実際に地震で体験することにより今後の取り組みや改善方法を市民自ら考えることが重要であることを多くの市民に知ってもらうため記念事業と様々なエコ月間イベントを開催し、環境に関する情報を積極的に発信。
- 太陽光発電の蓄電池を設置し昼間に発電した電力を夜間電力としても活用。
【効果】
- 多くの市民の方々に環境に関する具体的な取組方法を示し行動につなげた
- 夜間電力削減による経費削減、非常用電源の確保
平成29年度
茅ヶ崎市エコオフィス賞
安全対策課の「ESCO事業による防犯灯のLED化」を表彰しました。
【取組内容】
防犯灯に係る維持管理経費及び二酸化炭素排出量の削減を図るため、省エネルギー改修に係る費用を光熱水費の削減分で賄うESCO事業を活用し、市内全ての防犯灯をLED化しました。また、削減された費用の一部で事業者が防犯灯の維持管理等を行い、コールセンターも開設しました。
【効果】
灯具の消費電力の減少や長寿命化が図られ、維持管理経費及び二酸化炭素排出量を削減することができました。その結果、平成28年度の電気使用料金を27 年度に対して44%削減、二酸化炭素排出量を61%削減することが出来ました。また、削減された費用の一部で事業者が防犯灯の維持管理等を行い、コールセンターも開設されたことで、業務効率化や市民サービスが向上しました。
茅ヶ崎市エコ管理賞
茅ヶ崎地区コミュニティセンターの「光熱費削減活動」を表彰しました。
【取組内容】
使用していない部屋の消灯、空調停止に留まらず、2階、3階の利用状況を確認し、利用者に節電の趣旨を説明した上で3階に移動していただき、2階をフロアごと消灯、空調停止する取り組みのほか、各階の照度や天候に応じた照明の間引きなど、高い省エネ意識を持ち施設管理に取り組みました。今後は節電効果を見える化したポスタ
ーを施設に掲示し、利用者のさらなる協力を呼びかけていく予定です。
【効果】
平成28年度は27年度に対して電気使用量及び二酸化炭素排出量を年4%削減し、電気使用料金は年14%削減することができました。また、利用者の省エネ意識の向上も期待されます。
平成28年度
茅ヶ崎市エコ管理賞
【取組内容】(ふれあい活動ホームあかしあ)
あかしあでは、「あかしあクリーン隊」という、障がいのある方の心と身体の健康維持や地域の理解を生み出すとともに、地域の美化活動を行うことで、「環境」に対する意識が芽生える活動に取り組んでおり、施設の利用者が日中活動している松浪地域から汐見台の海岸まで、散歩をしながら歩道のごみを拾う活動をしています。
【効果】
地域の環境美化につながる取り組みであるとともに、拾ってきたごみを施設に戻ってからきちんと分別して捨てることができるようになり、利用者のごみ分別意識が芽生えました。
また、松浪中学校の生徒がこの取り組みの取材をし、地域の活動として紹介するなど、取り組みの地域への広がりも大いに期待されます。
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