令和4年9月12日　JICA青年海外協力隊としてベトナムに出発する德丸　愛さんが市長を表敬訪問

令和4年9月12日　JICA青年海外協力隊としてベトナムに出発する德丸　愛さんが市長を表敬訪問

　9月12日（月曜日）、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊としてベトナムに出発する德丸　愛さん(出口町在住)が市長を表敬訪問しました。
　德丸さんは、作業療法士としての8年間の経験と技術を活かし、10月下旬から2年間の予定でホーチミン市のリハビリ専門病院に赴任します。
　德丸さんが海外での勤務を志したきっかけは、以前タイや中国を訪問して現地のリハビリテーションを見学する機会を得たときにさかのぼります。
　そこで目の当たりにしたのは、リハビリテーションを実施している地域によって内容に格差があり、先進国で共有されている作業療法の概念が発展途上国では伝わっていないという現実でした。
　ベトナムでは、医療技術の発展に伴い、リハビリテーションの重要性が認識されてきていますが、作業療法を専門に学ぶ学校はないそうです。
　德丸さんは病院の寮に入って、同僚と共に主に脳卒中の患者さんに作業療法を実施するほか、技師4名に指導を行いながら作業療法チームの立ち上げを支援するそうです。
　派遣に向けては、ベトナム語の習得に力を注いだという德丸さん。「帰国後は、神奈川に多く居住するベトナムの方々へのサポートができたら」と語ってくださいました。