2018年8月24日 夏休み!子どもワークショップ!「海岸の植物の観察と標本づくり!2日目」「貝の観察と樹脂封入標本づくり」を開催!
「夏休み!子どもワークショップ!」として、8月24日に「海岸の植物の観察と標本づくり 2日目」、「貝の観察と樹脂封入標本づくり」を、市民ボランティア(文化資料館と活動する会【自然部会】)の方々のサポートのもと開催しました。
「海岸の植物の観察と標本づくり 2日目」
7月27日(金曜日)の1日目は文化資料館近くの海岸に向かい、海岸の植物の観察と採取をおこないました。文化資料館に戻り標本作成の為に形を整えたあと、ご自宅に持ち帰り約1か月乾燥作業をおこなっています。
8月24日(金曜日)の2日目に、ご自宅で乾燥作業をおこなった植物を資料館に持ってきます。乾燥させた植物を台紙に貼りつけて、さく葉標本(乾燥した植物標本)を完成させます。水分が抜けにくく乾燥にコツがいる植物もあるのですが、皆さんきれいに乾燥させる事が出来ていました。
まず最初に、ラベルに採取年月日・採取場所・採取者・植物の種名等を記入します。次に情報を記入したラベルを台紙に貼り付けます。その後、台紙に乾燥した植物を置き、標本固定用のテープで固定していきます。
次第に作業にも慣れて、1人3点以上のさく葉標本を完成させる事が出来ました!
「貝の観察と樹脂封入標本づくり」
館内で茅ヶ崎の海岸に漂着する貝の観察と、小さな貝の樹脂封入標本づくりをおこないました。
最初に本日の作業内容や現在普及している樹脂封入標本のお話、封入する貝についてのお話を聞いた後、作業開始です。
今回は紫外線で硬化する樹脂(UVレジン)を使用します。まず、シリコンの枠に樹脂を半分程度流し込み、その上に封入したい貝を選び、のせていきます。微調整や気泡を取り除きましたら、屋外に持っていき太陽光に当てます。太陽光に当てると、太陽光の紫外線に反応して樹脂が固まっていきます。
その間に茅ヶ崎の海岸に漂着する貝類のお話と、海岸に漂着したさまざまな貝の標本の観察をおこないました。
太陽光に当てて硬化しましたら、館内に戻りさらに樹脂を足していきます。上面まで樹脂を流し込みましたら、再度太陽光に当て硬化させます。
その間に、茅ヶ崎の海岸に漂着するフネガイの仲間の標本を観察し、二枚貝の構造とその種類を調べました。
作成中の樹脂封入標本にじゅうぶん太陽光を当てたあと、今回は天候がすぐれなかった為、最後に紫外線を照射するUVライトを使用して完全に硬化させました。
参加者の皆さんが貝類の配置を考え、自ら作成した樹脂封入標本が完成しました!
「夏休み!子どもワークショップ!」は、博物館で収集・保存・展示する資料等を自分で作成、調査することを通じて、地域の自然の資料を収集・保存、調査・研究していく事の意義や方法について体験学習していただくことを目的に、植物標本づくりと貝の観察と樹脂封入標本づくりのワークショップを2日間にわたって開催しました。
参加者の皆さんは、試行錯誤しながらも楽しんで作業を進めることができました。今回おこなった各ワークショップでの体験を元に、今後さらに興味を広げていって頂ければ幸いです。
市内外からご参加頂いた参加者の皆さま、ご協力頂きました文化資料館と活動する会の皆さま、どうもありがとうございました。

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