烏帽子岩について

烏帽子岩
東海岸のラチエン通りを抜けて国道134号を渡り、茅ヶ崎海岸に出ると、左手に江ノ島、右手に平島が見えます。この二つの島を結んだ中央あたりに、姥島(うばじま)、通称「烏帽子岩(えぼしいわ)」と呼ばれている岩礁があります。烏帽子とは昔、公家や武士、神官がかぶった帽子の一種で、烏帽子岩は外形が烏帽子に似ているのでこの名前がついたといわれています。
太平洋戦争末期、茅ヶ崎海岸は旧日本海軍の演習場となっていましたが、戦後アメリカ軍に接収されました。この接収は茅ヶ崎海岸だけではなく烏帽子岩を含む沖合一帯も対象となっており、「チガサキ・ビーチ」として演習が実施されることとなります。この演習は上陸演習や航空機による爆撃演習だけではなく砲撃演習もあり、この演習で烏帽子岩は砲撃の標的となり、肝心の「烏帽子」の先端を吹き飛ばされてしまいました。烏帽子岩の形は、その砲撃演習のようすを今に伝えています。
ちなみに、烏帽子岩は1200万年前の茅ヶ崎で一番古い地層がみられる場所です。
詳しくは、『茅ヶ崎市史ブックレット』6、13をご覧ください。
参考文献
『茅ヶ崎市史ブックレット』6(4ページ)、13(28ページから29ページ)
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