私たちにしかできないまちづくりと街の安心を(土木職・中途採用)
K.Tさん(土木職・中途採用)
基本情報
【出身大学】
東洋大学工学部環境建設学科
【所属部署】
都市部開発審査課
【仕事内容】
都市計画法に基づく開発許可等に係る事務
【入庁年】
2013年4月1日
【ワークスタイル】
- 多くの人と接する仕事
- 専門知識が身につく仕事
- 形の残る仕事
【1日のスケジュール】
5時30分:起床
6時30分:出勤準備、こどもの小学校・保育園の支度
8時00分:自宅を出発
8時15分:出勤
8時30分:朝礼、メール・供覧物のチェック、課内ミーティング
9時00分:開発許可の審査
12時00分:昼休憩
13時30分:開発現場にて完了検査
16時00分:開発事業者との打ち合わせ
17時15分:定時
17時30分:退勤
17時45分:帰宅
これまでの経験
学生時代は工学部に所属し、土木工学の内容に加え、自然環境との調和や生態系の維持などを目的とした環境工学の内容を学んでいました。
学生時代に経験したスポーツは今でも継続しており、小学校から高校、社会人では野球を経験し、大学時代はアメリカンフットボールに挑戦をしました。大学3年生の時には主将を務め、試合がギリギリ成立する部員数だったこともあり、勝てない試合が続きましたが、部員たちと協調しながら日々の練習を重ねたことや待望の初勝利を収めたという経験はとても良い思い出です。
就職については、民間や公務員のどちらかに絞ったりはせず、毎日いろいろな業種の会社の説明を聞いていました。ですが、学んだことを活かせる職業として、土木の現場で維持管理をしたいと思い、前職の会社に就職しました。
前職は民間企業で、新東名高速道路の橋梁工事の施工管理に携わっていました。出来形・品質・写真管理や測量、多くの業者が入る中での朝礼の仕切りなど、現場で培ったコミュニケーション能力や現場での技術的な経験は今でも活きていると思っています。
現在の仕事内容
都市計画法の中の開発許可制度に基づき、主に民間事業者の土地利用の審査をしています。開発許可の要否の判断をし、開発許可が必要な場合、事前相談から完了検査まで通して審査を行います。市街化区域の開発許可となる規模としては500平米を超えてくるものが対象となり、土地の情報や敷地内の土をどれだけ切土、盛土するかなどの確認をします。開発許可が必要となった場合には、公共施設の管理者への誘導や許可基準に適合しているか、安全性などに問題はないかなど審査を行っています。業務の対象となるのは民間事業者がほとんどですが、市街化調整区域については、家を建てられるのか建てられないのかという判断をする時があるので対象が個人という場合もあります。
都市計画法の範囲での業務になるので、都市計画法の理解と窓口に来た人により分かりやすく適切に説明するのはやはり難しいです。安全な造成計画をしてもらうことや、充分な幅員の道路や憩いの場となる公園等の公共施設の整備を指導することで、よりよいまちづくりとなるように日々勉強し、審査に活かしてます。
入庁~現在までの仕事
入庁から現在までは、下水道河川建設課(7年)⇒道路管理課(5年)⇒開発審査課(1年目)で業務を行ってきました。
下水道河川建設課では、4年間は建設担当で、公共下水道の新設工事や耐震工事の施工・監督を行っていました。5年目からは計画担当となり、公共下水道工事の発注前の実施設計や下水道の事業計画の策定に携わりました。下水道河川建設課時代に思い出に残っていることとしては、生活道路内の工事で道幅が狭い工事は大変でした。民地が近いことから、近隣への影響を特に配慮する必要があることや道路下の埋設管が近接しているなど、現場の難易度が増しているなと思いました。ですが、部活動や前職でも人と話すことが多かったので、コミュニケ―ションを取りながら円滑に行うことができました。
道路管理課では、主に道路施設等の維持管理を中心に行っていました。日常的にパトロールを行い、その中で発見した道路の異常や市民からの問い合わせに対し、直接現場で補修作業等を実施していました。問い合わせの内容は、民地から道路に木が出ていて危ない、道路の水がはけない、道路に穴が開いているなどがあります。道路の異常に対する対応については、通行等への影響や危険性がある場合は即日に実施するのが基本です。その他の業務としては、維持管理に関する工事やきょうあい事業や道路の占用に関する業務も行っています。
今の仕事のやりがい
まちづくりは私たち行政だけでできるものではないので、たくさんの方の協力が必要です。様々な相談を受ける中で悩むこともたくさんありますが、協議が整い、目指すまちづくりができたときには達成感があります。また、何より茅ヶ崎市のまちづくりを身近に感じることができるので、とてもやりがいがあると感じています。
道路管理課時代に、業務で現場に向かうと些細なことでも市民の方に「ありがとう」って言ってもらえたのは、やはり嬉しかったですし、やりがいに感じました。また、道路の維持管理などは成果が目にも見えるので、やっているときは大変でもやってよかったなと思います。
業務で大変なことは多くありましたが、印象に残っていることは、道幅が狭く、勾配がきつい生活道路を広げる(拡幅する)工事です。道が狭いことに加え、・勾配がきつく元々通行しにくい・住宅が接している・既存の道路の高さが決まっているなどの条件があったため、かなり苦慮しました。この工事は市民の方の要望と市としてできる範囲の折り合いをつけるのが大変でしたし、苦情も少なくはありませんでしたが、従来より良くなったため、工事後の苦情はありませんでした。住民への説明会なども実施し、職員や施工業者を含めみんなで団結してできた業務として、とても印象に残っています。
茅ヶ崎市役所に決めた理由
やっぱり地元の茅ヶ崎が好きで、茅ヶ崎のために活躍したいと思い転職を決めました。
もともと大学は埼玉の方にキャンパスがあったんですが、地元・茅ヶ崎が好きすぎて、わざわざ茅ヶ崎から2時間かけて通うほどでした。前職では名古屋にいたのですが、やっぱり茅ヶ崎が好きすきで月1で帰って来ていましたね。
実は学生時代にも茅ヶ崎市役所を受験していてたのですが、その当時はご縁がなく、内定をいただいていた会社に就職しました。でも「他で経験を積んでいずれは戻ってこよう」とずっとどこかで思っていました。前職で得たスキルや経験を今こうして活かすことができているので、前職での時間は決して無駄ではなかったなと感じています。転職活動は茅ヶ崎で働くことのみを考えていて、もし採用試験がうまくいかなくても次の年も受けていただろうなと思うくらい、茅ヶ崎で働く思いは強かったです。
職場の雰囲気
職場の雰囲気はとてもよく、親身になってくれる人ばかりです。業務以外にも適度な雑談で日頃の悩みも聞いてもらっています。土木職は世代が近い人が多く、担当者は30代が多い印象で、中途で入ってきた職員も多いです。私を含め子育て中の職員が多いため、そのあたりの悩みも遠慮なく共有できますし、子どもが急に体調を崩した時や学校のイベントがあるときも、休みが非常に取りやすい環境で助かっています。プライベートで職員同士の交流もあり、釣りや登山などをしたり、部活動にも所属しています。いろいろな部活動が盛んに活動しているので、職種や所属を超えた庁内の交流もあり、他課に気軽に相談できるのは助かっています。
資格については、入庁してから1級土木施工管理士を取得しました。資格は取得しなければならないというものではありませんが、現場に携わる中で施工業者の方と対話する中で現場の知識が必要と感じたため取得を目指しました。仕事と勉強の両立は少し大変でしたが、先輩方にアドバイスをいただいたり、土日に集中してやるなどメリハリをつけて勉強しました。資格は入庁してからでも取得できるので、資格を持っていない方でも安心してきてもらえたらと思います。
学生へのメッセージ
私は茅ヶ崎が好きで入ってきているというのもあるかもしれませんが、茅ヶ崎のどこかしらに魅力を感じている、茅ヶ崎に少しでも興味がある、住んでみたい、なんでも良いと思うので、少しでもそう思っている人にぜひ来てもらいたいです。
技術職は茅ヶ崎のまちづくりの一角を担っており、民間企業ではできない、行政の技術職にしかできない街づくりがあります。これまでに、自分しかできない経験をした皆さんと一緒に働けたら嬉しいです。
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経営総務部 職員課 人財育成担当
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