妊産婦さんからよくある質問

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ページ番号 C1053931  更新日  令和5年7月25日

からだによいからと言って特定の食品ばかりを食べ続けたり、逆にからだに悪いからといって避け続けたりすると、必要な栄養素を適切に摂取することが難しくなります。 多様な食品を組み合わせて、バランスよく食べることが大切です。

妊婦さんからよくある質問

医師からカロリー制限をするように言われたら?

食事の基本は3食をしっかり食べることです。これにより間食を減らすことができるでしょう。間食には高カロリーな菓子・嗜好飲料は控えましょう。 また、野菜中心の副菜を献立に多く取り入れ、『薄味』を心がけて『よく噛んで食べる』 こともポイントです。調理方法は『揚げる』より『焼く・蒸す』、『ムニエル』より『網焼き』にするなど、油を控える調理方法を工夫するとよいでしょう。

妊娠中にアルコールやカフェインをとっても大丈夫?

妊娠中の飲酒は、早産や妊娠高血圧症候群などのリスク増加に加え、赤ちゃんの先天性奇形、知能の低下などが現れる胎児性アルコール症候群を引き起こす可能性があるので控えましょう。 カフェインは、摂りすぎると胎児の低体重等の可能性が高くなるといわれています。 コーヒーや紅茶以外に、栄養ドリンクなどにも含まれるので注意しましょう。しかし、 神経質になりすぎてもストレスの原因になるので、コーヒーであれば1日1~2杯を目安にしましょう。ノンカフェインの飲み物に置き換えてもいいでしょう。

妊娠中の食事は、赤ちゃんのアレルギーに関係するの?

妊娠中の食事は赤ちゃんの栄養になりますが、妊娠中の食事と胎児のアレルギーの因果関係は現在のところ解明されていません。何かを全く食べないとか、特定の食品ばかりを食べるといった偏った食事にならないよう、色々な食品を万遍なく食べるようにしましょう。 もし妊婦さん自身にアレルギーがある場合は、医師に相談しましょう。

妊娠中に気をつけたい食品は?

(1)妊娠中は免疫力が低下しているので、食中毒予防のためにも加熱が不十分な生肉、 生の魚介類、生卵はなるべく避けましょう。
(2)非加熱のチーズや生ハム、スモークサーモン、パテなどに存在している 「リステリア菌」も妊娠中に感染しやすいので避けたほうがよいでしょう。
(3)動物性(レチノール系)ビタミンAの過剰摂取は、頭痛や赤ちゃんの奇形を引き起こす可能性があります。緑黄色野菜などに含まれる、植物性(カロテン系)のものから出来るだけ摂取しましょう。

ビタミンAを多く含む食品とその目安量
  多く含む食品 目安量
動物性 レバー 鶏レバー串(約30g/本)なら週1本程度
うなぎ 蒲焼(約150g/枚)なら週1枚程度
植物性

しそ、モロヘイヤ、にんじん、パセリ、春菊、かぼちゃ、

大根(葉)、 ほうれん草、小松菜、にら 等

 

(4)日本人は海藻を食べるため、他国の人々よりもたくさんのヨウ素を摂取しています。 ヨウ素は母乳中に移行するため、授乳中はその分妊娠前よりも多くのヨウ素摂取が必要になりますが、過剰に摂取することで、母乳中のヨウ素濃度が極端に高くなり、 乳児の甲状腺機能に影響を与える可能性があります。 妊娠中も摂りすぎには注意することが大切です。

ヨウ素を多く含む食品とその目安量
多く含む食品 目安量
ひじき 煮物(ひじき約5g)なら1日1皿 程度
わかめ 味噌汁(水戻しわかめ約10g)なら1日1杯程度
昆布 煮物(刻み昆布約50g)なら週1皿程度

(5)一部の大型の魚介類には、水銀の量が比較的多いものもあり、赤ちゃんに影響を与える可能性が指摘されています。食べる魚介の種類と量に注意しましょう。

水銀を多く含む食品とその目安量
多く含む食品 目安量
ミナミマグロ、マカジキ、ユメカサゴ、キダイ等 80gで週2回まで
キンメダイ、クロマグロ、メカジキ、メバチマグロ等 80gで週 1 回まで

(注)80g=刺身約1人前、切り身約1切れ

特に注意が必要ではない魚
キハダマグロ、メジマグロ、ツナ缶、鮭、アジ、サバ、サンマ、 イワシ、鯛、ブリ、かつお など

間食には、どのようなものがいいの?

糖質や脂質の多い菓子や嗜好飲料を摂り過ぎないようにしましょう。牛乳・乳製品や果物など、食事にあまり取り入れないような食品を間食に摂るのもおすすめです。

簡単間食メニュー例 牛乳かんのきなこかけ(4人分)

【材料】 牛乳 250ml、水 100ml、砂糖 大さじ1.5、粉寒天 2g、きなこ 小さじ1、砂糖 小さじ1/2
【作り方】
1. 水に粉寒天を入れて火にかけて一度沸騰させる。 よく溶けたら砂糖を入れる。
2. 1に温めた牛乳をゆっくりかきまぜながら加え、 型に入れて冷やす(常温で固まる)。
3. 器によそって、砂糖と合わせたきなこをかける。
(注)牛乳をそのまま飲むより満足感があり、鉄やカルシウムも摂れて1人前80kcalと低カロリーです。
(注)作り方1と3の砂糖を加えず、食べるときに黒蜜ときなこをかけてもよいでしょう。

薄味に・・と言われるのですが目安は?

成人女性の1日の目標塩分量は6.5gです。塩分の摂りすぎは妊娠高血圧症候群の可能性が高くなりますので、薄味を心がけましょう。 家庭では、香味野菜や風味のある食材を使ったり、酸味や塩分の少ない調味料を活用し、調味料の使用を最低限にすることで減塩につながります。また、調味料だけでなく、 加工食品に含まれる塩分にも気をつけましょう。 外食を減らし、自宅で簡単な調理をする機会を増やすだけでも減塩につながります。 お父さんの生活習慣病予防のためにも、この機会に一緒に薄味に慣れていってもらいましょう。成人男性の1日の目標塩分量は7.5gです。

外食をするときは、何に気をつければいいの?

外食は、塩分や脂質が比較的多く、野菜が少ないメニューが多いので、ビタミンやミネラルが不足しがちです。丼物や麺類などの単品メニューよりも定食を選ぶようにし たり、単品メニューの場合は副菜を追加するなどバランスの良い食事を心がけましょう。 足りない栄養素を1食の中で補うことが難しい場合には、1日のトータルで不足の栄養素(食材)を補うようにしましょう。 塩分については、麺類なら汁を残す、定食なら味噌汁の汁や佃煮、漬け物は控える、 卓上調味料は必要最低限にするなど、食べ方に気をつけましょう。

カリウムを多く含む食品
果物(バナナ、キウイ、アボガド、レーズン等)、芋類(じゃがいも、さつま いも)、野菜(切り干し大根、トマト、そらまめ等)、海草類、豆類、海草類、 魚介類 等 大豆 食物繊維を多く含む食品 さつまいも、豆類、大豆・大豆製品、海藻類(寒天、ひじき、わかめ、昆布)、きのこ類、根菜類(ごぼう、レンコンなど)、切干大根、モロヘイヤ、にら、ほうれん草、りんご、アボカド 等

便秘がちになってしまったのですが、改善の方法は?

妊娠期は、お腹が大きくなるにつれて腸が圧迫されたり、ホルモンの働きで腸の動きが鈍くなるため、便秘になりがちです。予防のためには、規則正しく3食を摂ることが大切ですが、特に朝食は腸を刺激するので食べる習慣をつけましょう。食事量が少ないと便の量も少なくなります。また、食物繊維の多い食品と水分をしっかり摂るように心がけましょう。食事だけでなく適度な運動も大切です。

むくみ防止には、どのような栄養素を摂れば良いの?

むくみ防止には、塩分の制限とカリウム(体内の水分調整をする働きがある栄養素)を多く含む食品を摂ることが効果的です。ナトリウムを含む塩分が多くなると、ナトリウムの濃度を下げるために余分な水分を吸収します。その余分な水分が細胞外にたまることでむくみが生じます。カリウムには余分なナトリウムを体外に排出する働きがあり、ナトリウム濃度が下がると余分な水分も排出され、むくみが解消されます。

サプリメントをとっていれば大丈夫?

サプリメントは効率的に栄養素を摂ることができますが、頼りすぎると過剰症の恐れもあり、かえって悪い影響が出る場合もあります。必要な栄養素は毎日の食事から摂ることが基本です。まずはいろいろな食材を使ったバランスの良い食事を心がけ、十分に摂れない場合にはサプリメントを活用しましょう。

授乳中の産婦さんからよくある質問

母乳はお母さんの血液からつくられます。母乳は赤ちゃんに栄養を与えるために、多くのエネルギーや栄養素が必要になります。葉酸、鉄、カルシウムなど、引き続き十分に摂るとよいでしょう。

産後(授乳中)の食事で気をつけることは?

赤ちゃんのためにも、またお母さんご自身のためにも引き続きバランスの良い食事を続けてください。食事内容は特に制限する必要はありませんが、油脂の多い食品や甘いものを食べ過ぎて食事が十分に摂れない、ということにならないよう、まずは主食、主菜、副菜を揃えて3食をしっかり食べましょう。 また、母乳は約88%が水分なので、授乳中はお母さんの身体の水分も失われがちです。 こまめに水分補給をしましょう。

授乳中の食事は、赤ちゃんのアレルギーに関係するの?

アレルギーを心配するあまり自己判断で制限してしまうと、お母さん自身の栄養も不足してしまいます。お母さん自身やご家族にアレルギーがある場合や、お母さんが特定の食品を食べた後の母乳を飲んだ赤ちゃんになにか症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。

授乳中にアルコールやカフェインをとっても大丈夫?

アルコールやカフェインも母乳に移行します。カフェインが含まれている飲み物を多く摂ると、赤ちゃんの寝付きが悪くなったりすることもあります。妊娠中と同じように摂り過ぎには注意し、アルコールは控えましょう。

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