令和6年8月31日 あずみ虫さんが創る絵本の世界(講演会)を開催

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ページ番号 C1059869  更新日  令和6年9月19日

令和6年8月31日 あずみ虫さんが創る絵本の世界(講演会)を開催

掲載日
令和6年9月19日(木曜日)
取材場所
図書館
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 茅ヶ崎市では、クリエイターシティ・チガサキ形成戦略事業と称し、文化的ブランドイメージの確立を目指しています。市内の様々な文化資源を活用し、クリエイターが活動しやすい環境を整え、創造力にあふれた人材が育ち、集まるよう取り組んでいます。今回の講演会は、この取組の一環で行い、未就学児から高齢の方まで幅広い世代の方が参加されました。
 あずみ虫さんは、茅ヶ崎市出身・在住の絵本作家・イラストレーターで、これまで多くの絵本等を制作されています。昨年出版された『アザラシのアニュー』(童心社)は、今年の青少年読書感想文全国コンクール課題図書(小学校低学年の部)に選出されました。
講演会では、あずみ虫さんがイラストレーターとして活動しつつ、安西水丸さんに師事し、絵本作家になるまでの苦労や、アルミ板のカッティングという独自の技法と個性を見つけ、現在の活動に至っていること等が語られました。講演中も、フリーハンドで、あっという間に、四つ足で歩くクマが生み出され、会場では驚きと感動の歓声が上がりました。

【例年夏はアラスカのシトカに滞在】
 あずみ虫さんは、アラスカで観察する動物の様子を絵本制作に活かしています。現地での生活や食事、可愛らしい動物の親子の仕草やダイナミックな写真とエピソードをたくさん御紹介いただきました。
その他、アラスカの食事や先住民族クリンキット族の文化・工芸・神話・歴史、永久凍土の土地や海で暮らす人と動物が地球温暖化により受ける影響等についてもお話しくださいました。
アラスカの動物、海の生き物、空に大きく広がる美しいオーロラ等、茅ヶ崎では決して見ることのできない大自然が身近にあり、臨場感のある語りにより、アラスカへの関心が深まり、憧れを抱く講演会となりました。
終盤では、参加者からのたくさんの質問にもお答えいただきました。あるお子さんからは、『アザラシのアニュー』の主役「アニュー」の名前の由来についての質問がありました。その答えは、クリンキット族の言葉で、「水に融ける雪」という意味だそうです。クリンキット族の言葉では、例えば、「アザラシ」のみを指す言葉はなく、一つの単語で「アザラシの皮」と表現する等、日本語との違いについても教わりました。

【絵本の販売会とサイン会を同時開催】
 おかげさまで人気本は完売。サイン会では、一人一人あずみ虫さんとたくさんお話をされました。中には、「アニュー」と名付けたぬいぐるみを嬉しそうに見せてくれるお子さんもいました。あずみ虫さんもお子さんの顔と名前とキャラクターを描き、サインしていただく等、とても丁寧に対応くださいました。
 参加者からは、「アラスカの生のお話をたくさん聴くことができ、とても有意義な時間でした。」「世界が広がりました。」「絵を描くことが好きで絵本作家に憧れていたので、お話を聴けて嬉しかったです。」「絵本制作に御自身の体験が活かされていることがよく伝わりました。」「新刊発売も楽しみです。」等、嬉しい感想を頂戴しました。

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