まなブゥものがたり

まなブゥはもともと、どこにでもいるブタさん。
おにくとなって、みんなのいぶくろ　に
おさまるのを　まっている　まいにちでした。
「トンカツになるのかな。」
「それとも、やきぶたにされるのかな。」
「かくに　かも。」
おもえば、なんとへいぼんな　じんせい。
（ブタだから　とんせい？）
ぎもんをかんじながらも、　じかんは
すぎていきます。

しかし。
まなブゥには、どうしても　やりたいことが
あったのです。
それは、いろんなことを　まなぶこと。
「いろんなことをまなびたい・・・。」
「もっと、もっと　ゆういぎな　いきかたを
したい。」
そんなことを　かんがえるうちに、
「してもいいじゃないか。やってみよう！」
とおもいはじめたのです。

そしてまなブゥはあるよる、だっそうしました。
だれも　みていないのをみはからい、
さくをのりこえ、けんめいに　はしりました。
それは　おおきな　けつい。
もっと、じぶんらしく　いきたい。
じぶんのやりたいことを、したい。
まなブゥはしょうがいがくしゅうの　ブタと
なることを　きめたのです。

ゆめにまでみた　せかい。
じぶんの　やりたいことを　まなべる　せかい。
そんなせかいが　まなブゥを　まっていました。
いろんなことを　まなべる、よろこび。
せっきょくてきに　まなぼうとする、いよく。
それが、まなブゥの　ガッツポーズに
あらわれています。