企画展「没後110年 国木田独歩、茅ヶ崎ですごした最期の141日」
「天成の詩人」国木田独歩は、その鋭くフレッシュな感性を詩や短編小説に注ぎ、近代文学のなかで独自の地位を築いた作家です。とりわけ代表作「武蔵野」は、身近な自然を詩情豊かに歌い上げ、不朽の名作として親しまれてきました。独歩は結核を患い、1908(明治41)年2月に茅ヶ崎の南湖院に入院し、141日の闘病の末、最期を遂げました。本企画展は、国木田独歩の没後110年を記念し、その生涯と文学的足跡を辿るとともに、短くもエネルギーに満ちた独歩の一生が茅ヶ崎にもたらしたドラマについて紹介します。
展示内容
(1)国木田独歩の軌跡-1871年~1908年
独歩の人格形成に大きな影響を与えた幼少期と少年時代、恋愛と破局に揺れる青年期を振り返るとともに、生涯にわたり友情を育んだ田山花袋との出会い、文学者としての出発、賑やかな交友関係、雑誌編集者としての挑戦と挫折を跡づけます。
(2)国木田独歩と茅ヶ崎-最期の141日
結核に罹り、茅ヶ崎の結核療養所「南湖院」に入院してからの独歩の生活を取り上げます。この頃、独歩の文学が高く評価されるようになり、独歩の動静は、当時寒村であった茅ヶ崎の地名とともにメディアに載せられて全国に広がりました。病床にあってなお、独歩の人間的な魅力が引き寄せたドラマに迫ります。
開催概要
- 会期 平成30年4月14日(土曜日)から9月30日(日曜日)まで
- 会場 茅ヶ崎ゆかりの人物館(東海岸南6-6-64)
- 開館日 金、土、日曜日および祝祭日
- 開館時間 10時から18時まで(入館は17時30分まで)
- 観覧料 200円(18歳未満及び高校生以下無料、隣接する開高健記念館との共通観覧料300円)
- アクセス コミュニティバスえぼし号バス停「開高健記念館」よりすぐ。神奈中バス停「東海岸北5丁目」から徒歩600m。駐車場、駐輪場有り。
- その他 隣接する開高健記念館では、同じ会期中に、企画展「『耳の物語』を読む」を開催しておりますので、ぜひお立ち寄りください。
関連情報
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文化生涯学習部 文化生涯学習課 文化推進担当
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