心のバリアフリー教室(心のバリアフリー)
心のバリアフリー教室
心のバリアフリー教室は、従来の障がい疑似体験教室とは異なり、体の不自由な方との交流に重きをおく内容となります。この教室は市事業初の試みとなり、小学校の先生とこころのバリアフリー市民部会委員の方々を中心に調整を図りながら、心のバリアフリーの普及に取り組んでいます。
この教室は、まちづくりに関わる部局が実施するため、実施要領の検討では福祉の専門性が高い内容とせず、将来に向けて児童が街中で困っている人がいた時に思いやりをもって自然と声かけができる一助となることを意識しています。少し具体な話になりますが、この教室では視覚障がい者の誘導や車いす体験を行う際に誘導方法や車いすの使い方を事前学習などで教えることはしません。その理由は、街中で困っている人がいる時に、必ずしもこれらを知っている必要はなく大切なことは相手への思いやりの気持ちで、対話により解消できるものだと思っています。このため、この教室では障がい者との対話に重きをおいています。
目的
児童と障がい者との交流による福祉教育を通じて、心のバリアフリー普及、児童に障がい者への理解を深める
学習目標
●体の不自由な方との交流を通して、障がいを持つ人への理解を深める
●対話(声かけ)や体験(体感)を通して、「別の視点に気づく」きっかけをつくり、思いやりの気持ちを醸成する
対象・実施日
【対 象】茅ヶ崎市立鶴嶺小学校4年生
【実施日】
4年2組、3組・・・・令和元年10月31日、令和元年11月29日、令和2年1月17日、令和2年3月6日(中止)
4年1組、4組、5組・・令和2年1月22日、令和2年2月27日
実施要領
初回授業は、「市職員による授業」を行い、2回目以降に行う「障がい者との交流授業」に向けて市職員が橋渡し役を担える環境づくりとしています。
2回目以降は、「障がい者との交流授業」となり、障がい者1名、児童5~6名を1班とし授業を進めます。今回は、視覚障がい者の班を3班、聴覚障がい者の班を2班、身体障がい者の班を1班の合計6班で行います。
授業時間は、90分(2時限分/クラス)を基本として行い、昼食も皆で食べます。
当日の様子
- 市職員による授業(令和元年10月31日) (PDF 408.1KB)
- 障がい者による授業(令和元年11月29日) (PDF 1.1MB)
- 障がい者による授業(令和2年1月17日) (PDF 802.7KB)
児童の感想
児童の作品(絵画)
教室終了後、4年2組の児童のみなさんが、この教室を通じて感じたこと、自分たちがお手伝いできること、街なかで困ること等をみんなで考え、絵とメッセージで表現してくれました。
担任の先生からは、この作品は、「色」、「デザイン」、「メッセージ」を分担して作業を行い、みんなの力が一つになった作品と聞いています。
皆さんは、児童が描いた場面を街なかで見たことがありますか。もし、次にこのような場面に遭遇したら新たな行動を起こしてみましょう。
心のバリアフリーは、「困っている人に気づくこと」、「声をかけること」からはじまります。バリアを感じている人、困っている人の身になって考え、行動を起こすことです。一人ひとりが心のバリアフリーを実践することでバリアのない社会をひろげていきましょう。
また、この作品を普及啓発ツールの一つとして、市民の皆さんに発信していますので、こちらもご覧ください。
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