広報ちがさき 2023年(令和5年)1月1日号 3面 No1174 茅ヶ崎のみどりを未来へ VOl.5 知るから始まる、みどりの保全。市内に残る自然環境や生育・生息している生きものを季節ごとに紹介します。 景観みどり課みどり担当 近づいても直前まで逃げないハクセキレイ 身近にある「まちなか」のみどり 市役所周辺で見ることができる生きもの 大型店舗や共同住宅などが建ち並ぶ市役所周辺でも、意外と多くの生きものを見つけることができます。市役所前広場では、草地にコオロギの仲間やバッタ類が、樹木にはジョロウグモなどがすんでいます。第一カッターきいろ公園(中央公園)には、樹林や池があり、鳴く虫のカネタタキや水生のアメンボなどを見ることができます。さらに昆虫や木の実を求めてドバトやヒヨドリなどの鳥類もやってきます。これらのみどりは市街地にありながら動植物が安定して暮らせる空間であるビオトープとして機能しています。 市街地を流れる河川にいる生きもの 市街地には緑地だけでなく、水辺環境も見られます。例えば、市内の中心部を流れる千ノ川には、カワヂシャやウナギなどの湿地性や水生の生きものがいます。また、寒い季節にしか見られないコガモやヒドリガモなどの野鳥も餌を食べに千ノ川を訪れます。 みどりを守る活動 まちなかのみどりを守る市の取り組みの一つに、保存樹林制度と保存樹木制度があります。景観に優れた屋敷林や樹木などを指定し、みどりの保全に役立てています。現在、市内には保存樹林が26か所、保存樹木が18本あります。 千ノ川でも見られるアオモンイトトンボ 花がかわいいカワヂシャ 中央公園の紅葉 茅ヶ崎ゆかりの人物館・開高健記念館で企画展 市ゆかりの人物の魅力に触れる 文化生涯学習課文化推進担当 茅ヶ崎ゆかりの人物の隠れた魅力に触れる2つの企画展を開催中です。 南湖院を舞台に平塚らいてうや保持研も 茅ヶ崎ゆかりの人物館では「CREATORS(クリエイターズ) in(イン) NANKOIN(ナンコイン)~平塚らいてうと保持研(やすもちよし) 南湖院(なんこいん)と表現の日々~」を開催中。東洋一のサナトリウムと呼ばれた結核療養所・南湖院と「青鞜(せいとう)」を発刊した平塚らいてうや保持研など明治・大正時代の女性の足跡をたどります。 開高健記念館では「開高健 ロッド片手に世界を駆ける」を開催中。小説家としてだけでなく、釣り師としての魅力を愛用の釣り具とともに紹介します。 期間 3月26日(日)までの金・土・日曜日、祝日※ 12月29日(木)~1月3日(火)は休館 時間 10時~16時30分(入館は16時まで) 料金 200円、2館共通300円(高校生以下、18歳未満は無料) 平塚らいてう(提供:奥村直史(なおふみ)さん) 開高健(撮影:秋元啓一さん) 人物館・開高健記念館 オンライン講座 結核療養所・南湖院と「青鞜」 文化生涯学習課文化推進担当 茅ヶ崎ゆかりの人物館で開催中の展示を、詳しく学ぶ講座を開催します。結核療養所・南湖院(なんこいん)には多くの作家や芸術家が訪れていました。そのひとりで女性解放運動の先駆者であり、「青踏(せいとう)」を発刊した平塚らいてうと南湖院の関わりをひもときます。 日時 1月15日(日)10時30分~12時 対象 小学生以上 申込 1月12日(木)まで ほか Zoom開催。茅ヶ崎ゆかりの人物館で対面受講も可〈申込制(先着8人)〉 申し込み 寄付 (敬称略) 企業、個人の方から寄付をいただきました。心より感謝申し上げます。 〈子ども未来応援基金へ〉△匿名=23万4000円 〈市へ〉△ふくふくパン=4359円△FVジャパン株式会社=145万8911円△湘南ヤクルト販売株式会社=4万7694円△大塚ウエルネスベンディング株式会社=3万円△サントリービバレッジソリューション株式会社=1万7320円△株式会社伊藤園=4万7110円△片山歌子=明細地図  〈緑のまちづくり基金へ〉△西澤雅(まさし)=26万円△FVジャパン株式会社 営業統括部法人営業部=1万2624円△ダイドービバレッジサービス株式会社=1万7335円△公共設置募金箱=4万8919円△吉野大成(ともなり)=1万円△meguru(メグル)-low(ロウ) waste(ウェイスト) shop(ショップ)-=3000円△湘南新聞販売株式会社=10万円△公益社団法人神奈川県宅地建物取引業協会 湘南支部=5万円△生きのこれ川の応援団=1万円  〈市民活動げんき基金へ〉△歌声サロン「チーパッパ」=計2回1万4067円△特定非営利活動法人NPOサポートちがさき=計3回2万2990円△湘南ヤクルト販売株式会社=1万4308円△特定非営利活動法人アーバンデザインセンター・茅ヶ崎=5341円 こころのバリアフリー 目の不自由な人と初めて会いました。歩くときは周りの音を聞き、白い杖で探りながら歩いています。目の不自由な人を誘導するときは、曲がり角や階段があることを少し前に伝えることが大事だと分かりました。怖いのは駅のホームや交差点を渡るときだそうです。これからは声をかけてお手伝いします。