広報ちがさき2022年(令和4年)9月1日号2面 No1170 災害発生 ペットとの避難計画  いざという時に備え、ペットとの避難計画を立てましょう。  また、日ごろのしつけや健康管理、さまざまな環境に慣らしておくことも防災対策につながります。 ペットの同行避難  飼い主と一緒に避難所へ避難したペットは、専用スペースで過ごします。ペットの受け入れ方は各避難所で異なり、ケージに入れたり、リードでつないだりします。  避難所のペット受け入れについてはガイドラインなど市HPで確認してください。 □ ケージやキャリーバッグは普段使用しているものを持参 □ 避難所でのペットの世話は飼い主が行う ペットの避難所イメージ ペットの受け入れ 1 災害時の避難パターン  慣れない場所での避難生活はペットにとってもストレスになります。在宅避難が可能であれば自宅待機を考えましょう。また、ペットを逃がさないようにしましょう。 A ペットと一緒に親族や知人の家に避難 B ペットを親族や知人に預け、飼い主だけ避難所に避難 C ペットを連れて、避難所に同行避難(右上参照) D 飼い主は避難所に避難し、ペットは自宅に置いて世話をする 2 ペットの防災対策 身元の表示 鑑札や迷子札、マイクロチップ※、狂犬病予防注射済票などを装着しましょう しつけ 避難所では周囲への配慮も大切。ケージやキャリーバッグなどに慣らしておきましょう 健康管理 狂犬病予防注射、ワクチン、ダニやノミの駆除を行い、体を清潔に保ちましょう 協力し合える仲間を作る 日ごろから近隣とコミュニケーションをとり、緊急時の一時預かりなど互いに助け合いましょう 備蓄 □ペットフード7日分  □飲料水7日分 □食器  □常備薬 □愛犬手帳  □トイレ用品  □ケージ、キャリーバッグ、リード □ペットと飼い主の写真 など 獣医さんに聞きました ■避難所生活とペットの病気  知らない人に囲まれ、慣れない場所で不自由な生活を強いられる避難所生活では、ペットが自律神経に不調を来す場合があります。不安から嘔吐、下痢、食欲不振や無駄吠えなど、さまざまなトラブルが現れることも。災害時に備え、普段から多くの人と触れ合う他、無駄吠えをさせない、ケージに慣れさせるなどのしつけをしておくと良いでしょう。 ■マイクロチップ装着のメリット  マイクロチップは一度着ければ半永久的に機能し、迷子札などのように外れてしまう心配がありません。迷子になって保護された時や盗難に遭った時も、速やかに身元証明ができます。災害ではぐれても、飼い主の元に戻る可能性が高くなります。猫は法による登録が義務付けられていないため、数少ない飼い主の証明になります。 下山哲生先生 公益社団法人 神奈川県獣医師会 茅ヶ崎寒川支部支部長 下山動物病院院長 9月20日(火)~26日(月)は動物愛護週間。動物は愛情と責任を持って飼いましょう ※犬や猫などの個体識別をするための小さな電子標識器具。6月1日から、ブリーダーやペットショップなどで販売される犬や猫にマイクロチップの装着が義務化されました 防災に役立てよう   ちがさき備えるフェア  市役所本庁舎市民ふれあいプラザで地域の災害リスクなどの展示、市内16店舗の協力店で防災グッズの販売などを実施します。 期間 9月11日(日)まで 問合 防災対策課政策担当 開催店舗など 防災ラジオの有償配布  防災行政用無線の放送が自動で流れる防災ラジオを有償配布します。  住まいの状況で放送が聞こえない方、高齢者や障がいのある方に推奨しています。詳細は市HPで確認を。 対象 市内在住の方、市内事業所。1世帯(事業所)に1台まで。申し込みが多い場合は抽選 申込 9月20日(火)~10月14日(金) ほか 費用5000円(通信料込み) 問合 防災対策課危機管理担当 防災行政用無線の内容の確認方法 電話応答サービス、市HP、メール配信サービス、テレビ神奈川など 防災ラジオ 防災・緊急情報 広告掲載のお申し込み・お問い合わせは秘書広報課へ こころのバリアフリー市民部会 誰もが安心して過ごせるまちづくりのために市民のみなさまに「ありがとう」を伝えていきます。【都市政策課交通計画担当】