広報ちがさき 2022年(令和4年)7月1日号 2面 No1168 アートで社会参加・地域交流  市内には障がいのある方を支援するさまざまな事業所があります。複数の事業所を持つ社会福祉法人翔の会で、創作活動をサポートする創作委員会の安田さんと信田さんに支援への思いを聞きました。 関心を持ち、知るきっかけに 翔の会「ちがさきの木魂(こだま)」施設長 安田のり子さん  障がいがあるために、うまく言葉で伝えられない方も、作品で思いを表現しています。その奇想天外でアーティスティックな作品に驚かされます。  アートを通した社会参加として、毎年作品を発表する翔の会表現展や作品の販売会、作品をデザインとして企業などに活用してもらうなどの支援を行っています。多くの方が作品と触れ合うことで、障がいのある方に関心を持ち、活動を知ってもらうきっかけになればと思います。 地域で共に暮らす意識を 翔の会「水平線」課長 信田(のぶた)美絵さん  作品の発表会では、同じアーティストでも毎回作品に変化が見られます。作者の環境や人との関わり合いが、作品に反映されているのだと感じます。発表の場は作者と地域の方との交流の場にもなります。作品を見て、ぜひ推しのアーティストを見つけてください。  障がいがあってもなくても誰もが主役として生きていけるように、みんなが互いを知ることで、地域で共に暮らすという意識を持つことが大切だと思います。 アーティスト FILE STUDIO naruto※メンバー 牧野碧(みどり)さん  ワンストロークでさまざまな色を重ね合わせた作風が多い。好きな色は黄色。取材当時は、アジサイをモチーフに水彩とちぎり絵で制作中。 アーティスト FILE STUDIO narutoメンバー 髙野優(すぐる)さん  カワウソやパンダ、花などの動植物、身近にいる好きな人などのキャラクターをコラージュした作品を制作。 STUDIO narutoメンバーと事業所スタッフのみなさん ※ STUDIO(スタジオ) naruto(ナルト)…翔の会の障害福祉サービス事業所 ともに生きる社会かながわ憲章  県立の障害者支援施設「津久井やまゆり園」での事件を契機に、県と県議会が策定。障がい者の社会への参加を妨げる偏見や差別を排除するなどの決意を表しています。7月25日(月)~31日(日)はともに生きる社会かながわ推進週間です。 ともに生きる社会かながわ憲章 ともいきアートサポート事業  誰もが文化芸術を鑑賞・創作・発表できる機会の提供を目的に、障がいのある方のアート作品の展示やリース事業などを行っています。横浜の他、2022年度からBRANCH(ブランチ)茅ヶ崎2でも常設展示をしています(翔の会の展示は11月19日(土)〜2023年3月9日(木))。 県福祉子どもみらい局共生推進本部室 ☎045(210)4961 2階のサンノイチやエントランスで常設展示 【BRANCH茅ヶ崎で関連イベント開催】 A 本の特別展 ともに生きる  ハマミーナ図書室で共生社会コーナーを設置し、展示・貸し出しします。 期間 7月20日(水)~8月31日(水) B パラアスリートのスペシャルトーク  共生社会の実現に向けて加藤耕也選手(あいおいニッセイ同和損害保険株式会社)にお話を伺います。 日時 7月23日(土)10時~12時 場所 ハマミーナまなびプラザ体育室 定員 100人〈申込制(先着)〉 C インクルーシブ※にみんなで遊んで踊って楽しもう  インクルーシブ公園ってなんだろう展、音遊び、パラスポーツ体験を予定。 日時 7月23日・24日(日)10時~15時 場所 BRANCH茅ヶ崎3・1階 D インクルーシブアート  みんなで海の世界を表現しよう。子どもから大人まで参加できます。 日時 7月31日(日)10時~15時 場所 BRANCH茅ヶ崎3・1階他 問合 A ハマミーナ図書室☎(83)5611 B~D まちスポ茅ヶ崎☎(89)2501 ※ インクルーシブ…誰もが孤立したり排除されたりしないということ 広告掲載のお申し込み・お問い合わせは秘書広報課へ こころのバリアフリー市民部会 誰もが安心して過ごせるまちづくりのために市民のみなさまに「ありがとう」を伝えていきます。【都市政策課交通計画担当】