広報ちがさき2022年(令和4年)3月1日号5面 No1164 さきどり!新博物館 2022年度中に堤で開館予定の「(仮称)茅ヶ崎市歴史文化交流館」。今後予定している展示や活動の紹介を通して、市の自然や歴史、文化について新人学芸員と一緒に学んでみませんか。 文化資料館☎(85)1733 渡部敦寛(市職員) 1年目の新人職員 富永富士雄(市職員) 勤続42年の先輩学芸員 第4回 柳島湊の廻船問屋・藤間家の資料 今回は、柳島村の名主で廻船問屋だった藤間家が保管していた、江戸時代の海運業に関する資料を紹介します。 富永 文化財を担当して42年になる富永です。民俗資料館の一つ旧藤間家住宅で学芸業務などを行っています。 渡部 旧藤間家住宅は国の登録有形文化財にもなっていますね。そんなすごい住宅を遺した藤間家はどのような人たちだったのでしょうか。 富永 江戸時代以前から柳島村に居を構えた藤間家は、代々村名主を務める一方、相模川河口に位置し海上・河川交通の拠点として栄えた柳島湊で廻船問屋を営んでいました。幕末には、積載量400石(現在の約60t)の帆船を3隻所有し、観音丸、不動丸、福徳丸と名付けていました。 渡部さん、右写真の木の部材は、何か分かりますか。 渡部 長さ45cmくらいで、穴も開けられていますね。船の部品でしょうか。 富永 これは帆を上げ下げするため、帆柱の先端に据え付ける滑車で、「セミ」または「セビ」と呼びます。その形と綱を引く時に出る音がセミの鳴き声に聞こえたため、名付けられたともいわれています。地域に伝わる民謡「柳島エンコロ節」では「セビは黒檀、帆は紫檀」とうたわれ、当時の情景を伝えています。 渡部 資料がほとんど残っていない柳島湊を伝える貴重なものですね。 航行する観音丸の絵図 木製の船の部材 市民の活動だより  ちがさき市民活動サポートセンター ☎(88)7546 茅ヶ崎CAD部 茅ヶ崎CAD部ではコンピューターを利用したものづくりを学んでいます。アイデアを形にすること、そして作ったものが人のため、社会のために役立つことを目指し活動しています。 ものづくりを通して共に学び、創造する 立体図面が作成できるソフトの3D CADを利用して設計したものを、実際に3Dプリンターで形にする。建築やインテリアなど広い分野で活用される3D CADは、どんなことができるのか、どう役立つのかを交流しながら勉強しています。 中学生から70代までの幅広い世代が共に学び、一緒に取り組むことでコミュニケーションの場ともなっています。 新しいものづくりの形に興味がある方は一緒にチャレンジしませんか。 活動日 毎月2回(土曜日または日曜日) 場所 茅ヶ崎地区コミュニティセンター 問合 tk.otakaraooatari@gmail.com 課題を持ち寄り勉強と交流 茅ヶ崎CAD部 木村朋道代表 臨時特別給付金 住民税非課税世帯やコロナで家計急変世帯 1世帯10万円を支給 専用コールセンター☎0120(736)837 市では令和3(2021)年度分の住民税均等割が非課税の世帯や、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少し、住民税非課税相当になった世帯へ、1世帯あたり10万円を支給します。支給条件など詳細はお問い合わせまたは市HPでご確認ください。 支給対象と手続き 住民税均等割非課税世帯 世帯全員が非課税である世帯 市から確認書が届きます 2月4日から順次発送 ※ 3月末までに確認書が届かな1い方は申請が必要です 確認書を3か月以内に同封の専用封筒で返送 家計急変世帯 2021年1月~2022年9月で収入が減少し、世帯全員の収入額が住民税均等割の非課税相当になった世帯 申請が必要 申請書を市役所生活支援課または市HPで取得し、9月30日(金)までに提出 広報ちがさきの音声版・点字版 秘書広報課広報担当 市では「広報ちがさき」などを、目の不自由な方や活字読書が困難な方に音声や点字にして郵送しています。 声の広報 音声版の広報紙 視覚障がい者の方にCDを郵送で貸し出し 点字広報 身体障害者手帳を持つ方に冊子を郵送