広報ちがさき2022年(令和4年)2月1日号5面 No1163 2/12(土)3/21(月・祝) 美術館春季収蔵作品展 ふしぎなせかい 美術館☎(88)1177 一見普通でも、よく考えると不思議、不自然、神秘的と感じる絵画を収蔵作品の中から厳選しました。絵画の不思議な世界をお楽しみください。 時間 10時~17時(入館は16時30分まで) 休館日 月曜日(3月21日は開館) 観覧料 一般200円(150円)、大学生100円(70円)※ ()内は20人以上の団体料金。高校生以下、 障がい者とその介護者は無料 美術館講座「よみなおし日本美術史」 美術館の館長が日本美術の歴史を時代ごとに解説します。今回は、江戸中期に京都を中心に活躍した個性的な画家たちを取り上げます。 日時 2月20日~3月27日の毎週日曜日14時~15時 場所 高砂コミュニティセンター3階ホール1・2 定員 各日30人〈申込制(先着)〉 申込 2月8日(火)~ 三橋兄弟治『黄色いセーター』1954年 水彩・紙 美術館HP 子どもも大人も楽しめるオンラインイベント こどたん+2022 ちがさき市民活動サポートセンター☎(88)7546 「こどもたいけん☆ワイワイまつり(こどたん)」が「こどたん+」に進化。プログラムの対象を子どもだけでなく大人もプラスし、茅ヶ崎を知る、みんなでつながる、新しいことにチャレンジする体験型交流イベントに。 期間中いつでも視聴できるコンテンツやZoomを使ったワークショップをお楽しみください。 開催プログラム 2月14日(月)~3月13日(日)の期間中いつでも楽しめる ちがさき動画配信茅ヶ崎の文化や歴史を学ぼう SDGsクイズ市民活動を知るきっかけにしよう 好きなあそびランキングアンケートに参加しよう Zoomオンラインイベント SDGsカフェ3では、ごみ問題について私たちができることを考えます。その他、ライブクッキング、レシピコンテスト、ものづくり、健康フラ、サンバ、バーチャルツアー、朗読体験、アート体験などを開催。日時など詳細はこどたん+2022HPで。 こどたん+2022HP 茅ヶ崎ゆかりの人物たち 第22回 大庭景義 現在の円蔵・浜之郷・矢畑・西久保一帯はかつて懐嶋郷といい、平安時代から鎌倉時代には、この地を大庭一族の大庭景義が治めていました。景義は、1180年源頼朝の平家打倒の挙兵に従い、頼朝に忠勤を励み、地位を得ていました。 保元の乱で活躍 平安時代後期、景義の祖先である鎌倉権五郎景正が相模川の東、現在の茅ヶ崎市から藤沢市の地域を開拓して伊勢神宮に寄進したことで、その土地は大庭御厨といわれるようになりました。景義は大庭御厨内の懐嶋郷を本拠地とし、懐嶋館を構えました。館は円蔵の神明神社の境内を含めて、南西に広がる一帯にあったと考えられています。神社は館の鬼門として東北にまつられたと推定され「新編相模国風土記稿」によると広さ7000坪とあり、周囲には土手や堀が整備されていました。 1156年の保元の乱では、弟・景親とともに、源義朝に従い出陣しました。この時、敵将で弓の名手の源為朝によって馬上から放たれた矢で膝頭を負傷しながらも奮戦したことで武名を高めたという逸話が残されています。 1159年に起きた平治の乱では、義朝は平氏に敗れて死去し子・頼朝は伊豆に配流されました。 鎌倉の基盤づくりに注力 1180年頼朝は、大軍を率いて鎌倉に凱旋し、さらには駿河に進出しました。 その後景義は、頼朝の勢力の確立に尽力し奉行として政策を取り仕切りました。建築関係にも詳しかったため、頼朝の館の造営や鶴岡八幡宮の遷宮など鎌倉の基盤づくりに注力しました。一連の功績によって景義は頼朝から懐嶋の所領を安堵され、1190年には頼朝が多くの家来を引き連れて懐嶋館に泊まって景義のもてなしを受けたといわれています。 翌年には頼朝の援助を得て鶴嶺八幡社の大規模な修復を行い再興しました。神域の設計は、自ら手掛けた鶴岡八幡宮の構想と同一にしたため両社の配置が酷似しています。景義の勢力と人望によって、仏殿、三重塔、僧坊が整備され、武人の信仰がいっそう増しました。 1210年4月9日、景義は懐嶋郷で亡くなりました。景義の没後三年にして、景義の子・景兼は和田義盛の乱に加わって敗れて死去し、大庭一族は断絶しました。 【文化生涯学習課市史編さん担当】 円蔵神明大神宮の境内にある景義の石像 円蔵神明大神宮 自転車の放置をやめましょう 安全対策課安全対策担当 公道などに放置された自転車などは、安全な通行の支障になり、災害時の避難や緊急車両の交通を妨げます。一人一人がルールを守って、安全・安心な道路にしましょう。 駅周辺の市営駐輪場は市HPでご確認ください。 特に放置自転車などが多い区域のため、すみやかに撤去し、西久保臨時放置自転車等保管場所で2か月間保管後、処分します。