広報ちがさき2021年(令和3年)4月1日号3面 No1153 2021年度分小児医療費の助成を拡充 新型コロナウイルス感染症の影響による保護者の経済的負担の軽減と子どもの健康を守るため、現行の小児医療費助成制度の所得制限を超過して対象外となっている児童の通院などにかかる医療費を時限的に助成します。また、現行制度で対象の児童にかかる通院時の一部負担金も同様に助成します。【子育て支援課子育て推進担当 対象児童 次のいずれかに該当する市内在住の中学3年生までの児童・所得制限超過により小児医療費助成制度の対象外となっている児童・小児医療費助成制度の対象で、通院時に500円までの自己負担のある小学4年生以上の児童 助成内容 4月1日㈭~2022年3月31日㈭に医療機関で受診した分の医療費(保険適用分)を助成。ただし、入院中の食事代は対象外。健康保険から助成される高額療養費、付加給付金などがある場合はその分を控除 助成までの流れ 医療機関の窓口で医療費を支払う 市役所子育て支援課に払い戻し申請 指定口座に振り込まれる ほか 申請方法や締め切り日など詳細は4月上旬に対象の方へ送付する案内をご覧ください 「東川斎桂山筆 源為朝図」を市指定重要文化財に指定 市は、萩園の三島大神に保管されている大絵馬「東川斎桂山筆 源為朝図」を2月18日付けで市指定重要文化財に指定しました。この絵馬は江戸時代末期の茅ヶ崎における庶民の生活文化を知ることができる資料であり、制作者の東川斎桂山の活動を知る上でも貴重な作品であると判断されました。【社会教育課文化財保護担当】 絵馬の図柄は、源為朝が鬼島に渡り大暴れしたという『保元物語』をもとに描かれたもので、奉納年月は1836年(天保7年)12月であることが分かっています。為朝が疫病除けの象徴とされる例があることから、魔除けと捉えることができる他、天保年間の飢饉や水害をはじめとする不安定な世相に対する意識を反映したものと考えられます。東川斎桂山は、江戸時代末期に相模国各地で活動した町絵師で、本市をはじめ、海老名市、相模原市、平塚市でも多数の作品を残しています。 弓の名手と知られた源為朝の弓を鬼が弾こうと奮闘する姿が描かれている (仮称)歴史文化交流館を建設中 市では中海岸にある「文化資料館」を「(仮称)歴史文化交流館」(以下、交流館)として、堤に移転・整備する事業を進めています。4月から建築工事を開始します。【社会教育課博物館整備担当、文化資料館☎(85)1733 文化資料館のあゆみ 文化資料館は1971年に地域の資料を保存する施設として開館しました。収蔵する資料は約7万点にのぼり、茅ヶ崎の自然や歴史、文化にまつわる資料の調査・研究や収集・保存、展示、イベントの開催などを市民や市民グループと協力して展開しています。4月以降、移転準備のため休館しますが、当館の展示を楽しめる市ホームページ「おうちミュージアム」を公開しています。 交流館はどんなところ? 交流館は文化資料館に代わる新しい博物館です。周辺には駒寄川や民俗資料館(旧和田家住宅・旧三橋家住宅)があり、自然豊かな立地のもとで、教育拠点としての役割を担います。「大地と人の物語」をテーマに、再訪したくなる展示や市民・利用者と協力し、調査・研究やイベントの開催を行います。また図書館分室や市民交流スペースを設け、市民活動や交流の場となる施設を目指します。 今後のスケジュール 建築工事完了後に、文化資料館に保存している資料などを移転して2022年度中に開館を予定しています。文化資料館での活動の成果や交流館での新しい活動は、今後も展示会や市ホームページなどでお知らせします。 こころのバリアフリー ありがとう!車椅子を利用している私から・・・食事をするためにお店に入ろうとした時、お店の前の段差で困っていると店員の方が出てきて、笑顔で車椅子を押してくれました。この方の対応で、その後の食事がとても楽しかったです。