広報ちがさき2020年(令和2年) 9月1日号5面 No1146 9月20日(日)~26日(土)は動物愛護週間 ペットの適正な飼育を 犬や猫などのペットは、私たちの生活を豊かにしてくれるかけがえのない存在です。飼い主は、動物の生態をよく理解し、愛情をもって終生飼育する責任があります。この機会にペットの飼育について、もう一度考えてみましょう。【保健所衛生課環境衛生担当☎(38)3317】 散歩マナーを守る 犬のふんの放置は条例により禁止されています。飼い犬の散歩には処理袋を携帯し、ふんは必ず持ち帰りましょう。排尿のあとは水で洗い流すなどの配慮をしてください。自宅で排泄を済ませてから散歩に行く習慣づけをお勧めします。 猫は室内で飼う 飼い猫は法令等で屋内飼養が推奨されています。近隣への糞尿被害やいたずら防止、猫同士での病気の感染や交通事故、迷子などの危険から猫自身を守るためにも、室内で飼いましょう。 10頭以上の犬または猫を飼っている場合は届け出を 2019年10月より、「神奈川県動物の愛護及び管理に関する条例」が改正され、犬または猫を10頭以上飼っている方は管轄の保健所へ届け出が必要になりました。 年に1回の狂犬病予防注射を  狂犬病は人を含む全ての哺乳類が感染し、発症すると治療法がなく、ほぼ100%死亡してしまう感染症です。日本は狂犬病の発生がない国ですが、世界のほとんどの地域では発生し、多くの人や動物が命を落としています。万が一に備え、飼い主は保健所で飼い犬の登録を行い、年1回の狂犬病予防注射、飼い犬への鑑札や注射済票の装着を必ずしましょう。 防災への備え 近年多発する災害に備え、ペットのための備蓄をしましょう。ペットフードなどの救援物資は、発災後すぐに来ない場合があるので、7日分を目安に準備しておきましょう。 新型コロナウイルス感染症への対応 新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は人間から人間への飛沫感染と接触感染であり、ペットが人間の重要な感染源となるという証拠はありません。 新型コロナウイルス感染症に限らず、動物由来感染症を予防するため、動物との過度な接触は控え、普段から動物に接触する前後で、手洗いや手指用アルコールでの消毒等を行うようにしてください。また、ペットの体調が悪い場合もできる限り不必要な接触 は控えましょう。 もっと知りたい Choice CHIGASAKI 「Choice!CHIGASAKI」とは、道の駅のオープンを見据え、茅ヶ崎の魅力の発信やイメージ向上を目指すオリジナルブランドです。今年2月に認定された20品目の中から数品目ずつピックアップしてお届けします。 【産業振興課道の駅整備推進担当】 スポーツ、食欲、芸術 〜Choiceの秋〜 今回は、体験・イベント部門から、秋をより楽しめる3品目をご紹介します。 ①SUPフィッシング体験スクール ②茅ヶ崎パン祭り(今年は開催中止) ③自分だけのオリジナルサンダル手彫り体験 ①Hosoii Surf&Sports  吉田太さん SUPフィッシングとは、SUPと釣りを融合した新しいスポーツフィッシングです。レッスンで正しい知識と技術を得て、茅ヶ崎で釣った魚をおいしくいただきましょう。 東海岸南1-10-3 ☎090(7359)2855 ②茅ヶ崎パン祭り実行委員会 中淑子さん 市内外のパン屋さん、お菓子屋さんが集まる「パンを楽しむお祭り」です。それぞれのお店の工夫を凝らした魅力あふれるパンやお菓子をぜひお楽しみください。 ③variety store BEBET  阿部俊行さん アフターフォロー付きで、一生モノのオンリーワンビーチサンダルを作れます。オンラインでの体験も始まるので、自宅でもサンダル作りが楽しめます。 甘沼890-2マックステラスE ☎080(3215)6173 廃食用油 スクリューキャップ式のペットボトルで排出を 廃食用油(使用済みの食用油)は、購入時の容器やふたのない容器、オイルポットなどで集積場所に出すと収集中に油が漏れてしまいます。キャップを回して閉めるスクリューキャップ式のペットボトルに必ず入れて出してください。 【資源循環課資源循環担当、環境事業センター業務担当】 廃食用油の正しい出し方  油を冷ましてから、スクリューキャップ式のペットボトルに入れてふたを閉め、決められた日に資源物集積場所のコンテナ(灰色)へ入れてください。 ワンタッチキャップ オイルポット ごみサク ごみと資源物の出し方を簡単Web検索 ごみ分別辞典「ごみサク」の提供を開始  市は、ごみと資源物の分け方・出し方がWebで簡単に検索できるごみ分別辞典「ごみサク」の提供を開始しました。品名を入力して検索すると、分別方法などが表示されます。ごみと資源物の分け方・出し方に迷ったときに活用してください。  【資源循環課資源循環担当、行政改革推進室行政改革推進担当】 利用方法 ・Web上で「茅ヶ崎 ごみサク」と検索 ・市LINE公式アカウントを友だち登録し、 画面下メニュー「ごみ」からアクセスも可能 市LINE公式アカウント友だち登録 茅ヶ崎の身近な自然 スナガニの仲間 写真・文/文化資料館  海岸の砂浜を歩くと、砂浜の波打ち際付近の地面に10〜20㍉程度の穴が開いていることがあります。これは、砂浜に生息する「スナガニの仲間」が掘った巣穴です。 夜に活動するゴーストクラブ 茅ヶ崎で近年よく確認されているスナガニの仲間は、熱帯・亜熱帯性のツノメガニやナンヨウスナガニの幼体です。成体が見られないことから、南方からの海流に乗り、幼生と言われるカニの形になる前の形態で流されてきたものが海岸に定着し、水温が温かい時期に生育した後、冬季に死滅すると考えられます。 日中は周囲を警戒して巣穴にいることが多く、地上に出ても、すぐに巣穴に戻ります。夜間になると巣穴を出て、活発に活動します。砂の中や表面の有機物やバクテリア、藻類、小動物などを食べるといわれています。 スナガニの仲間は体色が砂の色に似ているため、砂に紛れると夜は影が動いているように見えます。また、素早く移動し、すぐに目の前からいなくなってしまうことや、巣穴へ隠れる習性があることなどから、英語でゴーストクラブ(幽霊ガニ)と呼ばれています。 巣穴は最深43㌢ スナガニ類の巣穴を調べる方法に、巣穴に石こうや樹脂を流し込んで型取りを行う方法があります。  茅ヶ崎の海岸で巣穴に石こうを流し込み、固まった後に掘り出した結果、一番深いもので43㌢のものがありました。 【文化資料館☎(85)1733】 ツノメガニ(幼体) ナンヨウスナガニ(幼体) 巣穴の型取り作業 「第36回第九演奏会」の公演の中止 12月開催予定の「第36回第九演奏会」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため公演を中止します。 ご理解いただきますようお願いします。 【市民文化会館☎(85)1123】