広報ちがさき2020年(令和2年) 9月1日号3面 No1146 備える防災 洪水から自分の命を守るために 昨年の令和元年東日本台風(台風第19号)では、相模川の水位が上昇し、氾濫の危険性が高まりました。洪水から自分の命を守るために、自宅が浸水する恐れがあるか、どこに避難するか、避難する時は何を持って行くかなど、洪水への備えを確認しておきましょう。 【防災対策課防災担当】 令和元年東日本台風で水位上昇した相模川(中島馬入橋付近で撮影)。氾濫の恐れがある水位まであと40㎝だった ハザードマップは市役所防災対策課、各市民窓口センターなどで配布している他、市HPに掲載 洪水時に自宅が浸水するか確認する 自宅に色が塗られている 浸水するため避難が必要 自宅に色が塗られていない 浸水しないため自宅で安全確保 ※ 「浸水する」「浸水しない」とは、洪水ハザードマップ上での浸水想定を表現しています 自宅に浸水の恐れがある場合、どこへ避難するか決めておく 考えるべき3つのポイント 浸水しない避難先 最初に考える ポイント1 安全な場所にある親戚や友人の家への避難 洪水 浸水しないので安全 新型コロナウイルス 不特定多数との接触を回避 避難先での生活 体力的・精神的に楽 準備しておくこと 安全な場所に住んでいる親戚や友人と、避難の受け入れを普段から相談しておく 実際に避難した市民の声※ 温かい食事、入浴、布団があったので、体力的・精神的に楽だった 親戚からの電話があり避難できた 安全な場所に住んでいる親戚や知人から声をかけることが大切 2番目に考える ポイント2 安全な場所に頼れる親戚や友人がいない場合は、浸水しない避難所への避難 準備しておくこと 洪水 浸水しないので安全 新型コロナウイルス 感染予防対策が重要 避難先での生活 避難者同士の助け合いが大切 地域ごとに決められた避難所を確認 バリアフリートイレなど避難所の施設状況を確認 実際に避難した市民の声※ 洪水が起きても浸水しない安心感があった 避難所がどこか確認していたので、慌てずに避難できた 食料や水、スリッパ、毛布などを持参した 避難時持ち出し品を用意しておくことが大切 浸水する避難先 最終手段 ポイント3 避難する時間がないなどの場合は、最終手段として浸水する避難所への避難 洪水 浸水するので危険 新型コロナウイルス 感染予防対策が重要 避難先での生活 救助が来るまで長時間孤立 浸水する避難所 小学校:鶴嶺、梅田、柳島、今宿、浜之郷 中学校:梅田、中島、萩園 実際に避難した市民の声※ 避難所が孤立する不安があった 命を守るための最終手段として、避難所の場所を確認しておくことは大切だと思った ※令和元年東日本台風時に避難した中島地域に住む方などから7月にうかがった主な内容を掲載しています 避難する時は、マスク・体温計・消毒液・ビニール手袋・スリッパなどを必ず持参し、新型コロナウイルス感染症予防対策を徹底しましょう