広報ちがさき 2020年(令和2年)8月1日号 4面 No.1145 地域の身近な窓口 住民票などの手続きは、最寄りの 支所・出張所・市民窓口センターで 市では、各地域の窓口として、市内各地に支所・出張所・市民窓口センターを設置しています。市役所まで行かなくても、各種証明書の交付、住所異動届や国民健康保険・子育てなどに関する手続きなどができます。また開庁時間外や土・日曜日、祝日に一部開設している窓口もあります。ぜひご利用ください。 【市民課戸籍住民担当、小出支所総務担当】 主な取り扱い手続き ● 住民票の写し、戸籍謄本、印鑑登録証明書などの発行 ● 市税、保険料などの収納 ● 住民異動届や戸籍の届け出(支所・出張所のみ) ● 国民健康保険、子育てなどに関する手続き(支所・出張所のみ) 香川駅前出張所 ☎(85)6700 月〜金曜日 8時30分〜17時 (祝日 ・ 年末年始を除く) 萩園市民窓口センター ☎(88)7514 月〜金曜日 8時30分〜17時 (祝日 ・ 年末年始を除く) ハマミーナ出張所 ☎(58)6602 月〜金曜日 8時30分〜17時 (祝日 ・ 年末年始を除く) 小出支所 ☎(51)0005 月〜金曜日 8時30分〜17時 (祝日・年末年始を除く) 茅ヶ崎駅前市民窓口センター ☎(87)6666 月・金曜日 11時〜19時30分 土・日曜日、 祝日 8時30分〜17時 (年末年始を除く) 辻堂駅前出張所 ☎(82)8182 月 ・ 水 ・ 金曜日 8時30分〜17時 火 ・ 木曜日 8時30分〜19時30分 (祝日 ・ 年末年始を除く) ※ ‌17時以降の取り扱い業務は、各種証明書の交付(一部予約)と市税・保険料の収納、図書の返却のみ  近くの窓口を活用して3密を避けるぞよ 取り扱い窓口 正しく知って正しく予防 食中毒を防ぐには 気温・湿度が高い時期は食中毒が発生しやすくなります。食中毒は飲食店だけでなく、家庭の食事でも起こります。菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」の予防3原則を守って食中毒を防ぎましょう。 【保健所衛生課食品衛生担当☎(38)3316】 菌をつけない 調理の際には必ず手洗いをしましょう。 食品や調理器具もしっかり洗いましょう。 ・手洗いはせっけんを泡立てて、30秒以上もみ洗いする ・肉や魚を切った包丁やまな板は、洗って熱湯をかけてから他のものを切る 菌を増やさない 多くの細菌は温度管理が悪いと増えます。冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫はマイナス15℃以下を保ちましょう。 ・調理したら早めに食べ、残ったものは冷蔵庫で保存する ・冷凍食品など、一度解凍したものは再冷凍しない ・宅配や持ち帰りした食事はできるだけ早く食べる 菌をやっつける ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。食品の中心部まで75℃以上で1分以上の加熱が目安です(ノロウイルスは85℃以上で90秒以上の 加熱が目安)。 ・調理器具などは定期的に塩素系漂白剤または熱湯をかけて殺菌し、よく乾かす あなたの買い物がこのまちの元気になる 茅ヶ崎ローカル応援チケットを販売  市では、新型コロナウイルス感染症による市内経済活動への影響を鑑み、事業者支援を目的として10月1日㈭から市内で使える「茅ヶ崎ローカル応援チケット(愛称:ロコチケット)」を販売します。  1冊1万円で1万3000円分の買い物ができます。たくさんの申し込みをお待ちしています。 【産業振興課商工業振興担当】 対象 市内在住・在勤・在学の方〈申込制(抽選)〉 販売価格 1冊1万円(1万3000円分。全取扱店共通券3000円分と中小規模店専用券1万円分) 申込 8月17日㈪~31日㈪(消印有効)にはがきに住所・氏名・電話番号、購入希望冊数、対象区分(在住・在勤・在学)を記入し、〒253-8799茅ヶ崎郵便局私書箱第8号茅ヶ崎市ロコチケット係へ郵送(市HPも可) ※応募は1人1回、7冊まで申し込み可 使用期間 10月1日~2021年2月14日㈰ ほか 当選者には9月30日㈬までに購入決定通知を郵送。 使用時にお釣りなし。詳細は市HP参照 ロコチケット使用可能店舗募集中(詳細は7面参照) 湘南広域ニュース 今回のテーマは「水」 〈茅ヶ崎市〉 水田から突如出現 国史跡・天然記念物「旧相模川橋脚」 下町屋にある小さな池からニョキっと顔を出す太く短い木。その正体は、相模川をまたぐ橋を支えるために作られた橋脚の保存跡です。 旧相模川橋脚は、1923年の関東大震災と翌年の余震によって液状化した水田から突如出現しました。直径約60㌢ほどの太さで、鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の家来であった稲毛重成が亡き妻の供養のため、1198年に相模川に架けた橋の橋脚と考えられています。 大正末期から昭和後期までは人工池で保存されていましたが、長い年月の経過とともに腐朽が進んだため、市では2001年から保存整備を開始。池の水を抜き、コンクリート製の筒で橋脚を囲み、現物の真上に精巧な復元模型を設置しました。 約800年の時代を越えて地域の人々に継承される橋脚は、史跡指定に加え、地震による液状化現象の様子が残る貴重な遺構として国の天然記念物にも指定されています。 問合 秘書広報課広報担当 〈藤沢市〉 洪水を排出する東海道線の避溢橋りょう JR東海道線藤沢駅と大船駅の中ほどに線路をくぐる小さなトンネル「宮前避溢橋りょう」があります。車は通れませんが、地元の人がよく使っています。かつてこのトンネルには、今では想像しにくい大きな使命がありました。 昔この辺りは、柏尾川の氾濫原に広がる田んぼでした。そこに土手を築いて1889年に東海道線が開通しました。この柏尾川は名だたる暴れ川で、古くは江島縁起の五頭龍と天女(弁天様)の話で、洪水などを起こす五頭龍として描かれたほどです。特に線路ができてからは、溢れた水が土手の北側に留まるようになり農家を困らせたので、その水を川に落とすため作られたのが「避溢橋」です。 今も、トンネル中央部は排水路を通して一段高く、南側の水路に続きます。付近の土手からは水がしみ出ていて、地下水の流れが残っていることがうかがえます。 問合 藤沢市文書館☎0466(24)0171 〈寒川町〉 日本で最初の県営水道 寒川町は3つの川が流れ、古くから水とゆかりが深く、宮山には、日本で最初の県営水道の水源として整備された県企業庁寒川浄水場があります。藤沢市や茅ヶ崎市の他、小田原市の一部や逗子市などを含む近隣市11市4町に給水を行っています。 昭和初期ごろ、ほとんどの家庭では私設水道や井戸水を使用していましたが、水質の悪さや人口増による水不足から、県は湘南地域から三浦半島まで給水するため相模川下流から水を取り入れることに決め、その水源地に選ばれたのが寒川村でした。 寒川浄水場では、現在、給水区域のみなさんに安全で良質な水を安定的に供給するため、24時間体制で浄水場を運転するとともに、古くなった設備の更新などにも積極的に取り組んでいます。晴れた日には青く透明な沈殿池に、アンテナ鉄塔が映り、背景には圏央道と大山が望めます。 問合 寒川町広報戦略課広報プロモーション担当☎0467(74)1111 国道1号から見える旧相模川橋脚 東海道線が上を走る避溢橋りょう 上空から写した寒川浄水場