広報ちがさき 2020年(令和2年)3月15日号お知らせ号 1面 No.1139 人口減少期でも 持続可能なまちを目指して 2020年度施政方針を公表  佐藤光市長は市議会定例会初日の2月26日、2020年度の施政方針演説を行い、市政運営 の基本方針を明らかにしました。本市は、今年をピークに人口減少期に転ずるものと推計 しています。行政サービスの質や量を改めて見直した上で、事業の重点化を図り、市民の みなさんにとって真に必要なサービスを提供し続けることができるまちを目指します。 【企画経営課企画経営担当】 新たな行政課題への取り組み  目まぐるしく変化する社会に対して、従来の考え方にとらわれない発想で柔軟に対応していきます。また、まちづ くりは行政だけで進めるものではありません。情報を積極的に発信し、市民のみなさんと共有することで信頼関係を より強固に築いていくとともに、さまざまな方がそれぞれの特性を生かして連携することで、まちの魅力を高めます。  未来を担う子どもたちが希望を持つことができ、多様な世代が共に見守り、支え合いながら自分らしく暮らせるま ちとなるよう取り組みます。 2020年度に予定している主要な事業 総合計画基本構想に掲げるまちづくりの基本理念別 ※ 施政方針の全文は、市内の主な公共施設や市で ご覧いただけます 2020年度施政方針 ひとづくり 227億1099万1000円 継続拡充 学びの場の創出事業  増加する小学生の保育需要を踏まえ、引き 続き安全・安心な放課後の居場所づくりに取 り組み、児童クラブの待機児童の効果的な解 消を目指します。4月に開所する民設民営児 童クラブ3か所の運営を支援する他、2021年 4月の新規民設民営児童クラブ2か所の開所に向け、準備を進めます。 その他の主要な事業 ● 子どもの未来応援対策 ● (仮称)茅ヶ崎市歴史文化交流館整備事業 ● 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた啓発事業 地域づくり 758億5916万3000円 継続拡充 包括的な相談支援体制の構築と権利擁護の推進  全ての住民が支え合いながら自分らしく 生きることができる「地域共生社会」の実現 を目指し、地域の方や専門機関などと連携を 図りながら、困りごとを抱えた家族を包括的 に支援する体制をつくります。併せて、成年 後見制度の利用促進など権利擁護の推進を 図ります。 その他の主要な事業 ● 認知症関連事業 ● 市立病院の経営健全化の推進に関する事務 暮らしづくり 70億9362万1000円 継続拡充 風水害対策事業  「逃げ遅れゼロ」を目指して、誰もが自らの判断で行動 できるよう、洪水による浸水想定区域などを示したハザー ドマップの改定や、避難行動を整理するマイ・タイムラ インの作成支援を引き続き行います。また、2019年の台 風第19号を踏まえ、地域と連携した避難所運営を進める など、自助・共助・公助が連携した体制の強化を図ります。 その他の主要な事業 ● 環境基本計画の進行管理・策定事務 ● ごみ減量化に関する事業 ● 消防の広域化の検討 まちづくり 179億2575万1000円 新規 漁港北側駐車場・多目的広場等整備事業  安全で効率的な漁業振興を図るため、今後の漁港施設用地の利用方法を 定めた「漁港施設用地等利用計画」に基づき、漁港背後地に海岸来訪者も利 用できる駐車場・多目的広場を整備します。 その他の主要な事業 ● 下寺尾・堤周辺地区まち起こし事業 ● 公共サインガイドライン推進事業 ● 茅ケ崎駅南口周辺道路整備事業 ● 道の駅整備推進事業 ● 観光地域づくり(茅ヶ崎版DMO)支援事業 行政経営 151億9299万2000円 継続拡充 ICT(情報通信技術)による業務効率化の推進  ICTの導入による業務効率化を推進する「デジタル・トランスフォーメーショ ン推進方針」に基づき、ICTの最新動向を積極的に収集するとともに、他市事例 の調査や実証実験などを実施します。効果が見込めるICTを導入することで業務 の効率化を図り、市民サービスの向上につなげます。 その他の主要な事業 ● 次期総合計画・実施計画の策定 ● (仮称)河童徳利ひろば整備事業 ● 本庁舎跡地周辺整備事業 ● 茅ヶ崎市公文書等管理条例の施行に向けた取り組み