広報ちがさき 2019年(令和元年)6月1日号 8面 No.1120 佐藤光市長 「受けましょう 風しん 抗体検査・予防接種」 未来の命を守るために  風しんの感染拡大が止まりません。国立感染症研究所によると、年間で1万4000人以上の感染者が出た2013年以来の早いペースとなっており、市内でも流行が続いています。  流行の中心は20代~50代の働き盛りの男性です。風しんは、免疫のない女性が妊娠初期に感染すると、生まれてくる子どもが先天性心疾患や難聴、白内障などの「先天性風しん症候群(CRS)※」にかかる恐れがあります。  これを受けて佐藤光市長は、「風しんの予防は未来の命を守ることにつながります。この機会に抗体検査と予防接種を受けましょう」と呼びかけています。自分自身や社会全体のため、そして子どもたちの未来のために、風しんの抗体検査・予防接種を受けましょう。 【保健所保健予防課感染症対策担当☎(38)3321】 ※ 先天性風しん症候群(CRS)とは?  風しんウイルスの胎児感染によって先天異常を起こす感染症。免疫のない女性が妊娠初期に風しんにかかると、胎児に感染し て出生後に先天性風しん症候群(CRS)を引き起こすことがあります。  CRSの3大症状は先天性心疾患、難聴、白内障です。このうち、先天性心疾患と白内障は妊娠初期3か月以内の母親の感染で発 生しますが、難聴は初期3か月だけではなく、次の3か月の感染でも出現し、高度難聴であることが多いとされています。 ● CRSの赤ちゃんに見られる主な症状 先天性の眼の病気 ▪ 白内障  黒目が白く濁って目が見えにくい ▪ 網膜症  目の奥の膜に異常がみられる ▪ 緑内障  目の中の圧が高くなる        など 先天性の耳の病気 ▪ 難聴  耳が聞こえにくい 先天性の心疾患(心臓の病気) ▪ 動脈管開存症  生まれたら閉じるはずの動脈管が開いたままになり、心臓や肺に負担がかかる        など 低出生体重  小さく生まれる 血小板減少性紫斑病   血小板という血液の成分が少なくなり、紫色の斑点が皮膚にでる        など 参考:厚生労働省HP 予防接種で防ぐ  風しんの感染力は、毎年冬に猛威を振るうインフルエンザより強いといわれています。しかし、風しんは予防接種で防ぐことができる感染症です。  風しんは、一度かかると生涯免疫を保有するとされていますが、「過去にかかったことがある」と思っていても、実際には風しんではなく抗体を保有していないことが多くあります。  流行の中心は予防接種歴がない、もしくは不確かな方が9割以上を占めています。感染した人の約8割を男性が占め、その中でも40代が多く、職場での感染が最多となっています。 1962年4月2日〜1979年4月1日生まれの男性は無料 すぐに抗体検査を  国は今まで公的な予防接種を受ける機会のなかった1962年4月2日〜1979年4月1日生まれの男性を対象に、2022年3月末まで免疫の有無を調べる抗体検査と予防接種を原則無料にしました。抗体検査を実施して十分な抗体がないと判明した場合、予防接種を受ける必要があります。  市ではすべての対象者に抗体検査と予防接種の無料クーポン券を送付しています。クーポン券が届いた方は、原則全国どこでも無料で抗体検査を受けることができます。また、職場などでの検診の機会に抗体検査を受けることもできます。  今回対象となる方で、予防接種を受けていない方、過去に風しんにかかったことがない方や不確かな方は、すぐに抗体検査を受診し、十分な抗体がない場合は予防接種を受けましょう。自分と家族や周りの人々を風しんとその合併症から守り、生まれてくる赤ちゃんを先天性風しん症候群から守り、子どもたちの健康を守ることにつながります。 ケーブルテレビ 広報番組 ハーモニアスちがさき ケーブルテレビ デジタル放送11ch YouTubeでの動画配信あり ※ 番組内容は予告なく変更することがあります 土・日曜日 9時~、月曜日 23時30分~、水曜日 20時~、金曜日 23時30分~(放送時間15分) 6月の放送 1日(土)~ 15日(土)~ 特 集 すご技ちがさき 釣りざおメーカー剛樹ほか ハーモニアスニュース F M ラジオ 「はまかぜちがさき」レディオ湘南(83.1MHz) 放送日 毎月第1~4木曜日 放送時間 8時15分~20分 ちがさき観光親善大使DJ・HAGGYさんが担当する「GOOD MORNING湘南」の放送中に市からのお知らせやイベント情報をお届けします。 インターネットサイマルラジオでも聴取可 FM湘南ナパサ(78.3MHz)でも茅ヶ崎の情報を随時放送! ※ 災害時は緊急情報を発信 6月23日(日)~29日(土) 男女共同参画週間 「男女共同参「学」」、「知る 学ぶ 考える 私の人生 私がつくる」 内閣府男女共同参画推進本部 2019年度「男女共同参画週間」キャッチフレーズ  男性と女性がそれぞれの個性と能力を発揮できる「男女共同参画社会」を実現するためには、一人一人の取り組みが必要です。この機会に男女のパートナーシップを考えてみませんか。  期間中に、男女共同参画推進センターのロビーでパネル展を開催します。登録団体の活動などを、ぜひご覧ください。 【男女共同参画課男女共同推進担当☎(57)1414】 広報ちがさき 2019年(令和元年)6月1日号 No.1120 ●発行/茅ヶ崎市  ●編集/企画部秘書広報課  ●発行日/毎月1日・15日 〒253-8686 茅ヶ崎市茅ヶ崎1-1-1 ☎0467(82)1111 FAX0467(87)8118 人 口▶ 241,862人 (前月比139人増) 世帯数▶ 102,522世帯( 前月比236世帯増) (2019年(令和元年)5月1日現在) 茅ヶ崎市HP この用紙は古紙を含んでいます