防ごう高齢者の事故交通安全を再確認被害者やその家族に加え、周囲の人々や加害者までも不幸にしてしまう交通事故。65歳以上の高齢ドライバーによる事故や歩行中の事故など、近年は高齢者に関わる交通事故の話題が多く取り上げられています。このような状況を受け、市では茅ケ崎警察署や交通指導員と連携して、高齢者向けに講話や自転車の実車体験を通じて交通事故を未然に防ぐ方法を学ぶ「交通安全教室」を実施しています。高齢者の方は、最新の交通事故状況を交えた講義で事故対策を学びましょう。【安全対策課安全対策担当】3割以上を占める高齢者の事故2018年に市内で発生した人身事故件数は548件でした。そのうち高齢者(65歳以上)に関わる交通事故は190件と、全体の約35%を占めています。自転車利用者が多いことから、茅ヶ崎市は車と自転車の接触事故が多い傾向にあると言われています。市内で長年、高齢ドライバーに講習を実施している京急茅ヶ崎自動車学校は「高齢の方が車を運転するときは、自転車や歩行者の飛び出しを想定した上で①道幅の狭い道路では安全な速度で走行する②見通しの悪い交差点は徐行または一時停止する③ふらつきや急な横断、停止なども考慮して安全な距離間隔を保つことを意識しましょう」と呼びかけています。安全教室で認知機能の低下予防も市では警察署員や交通指導員、市職員らが自治会や地域の団体、PTAなどを訪問して講話やDVD鑑賞、自転車の実車走行や事故を再現したダミー実験などを行う交通安全教室を実施しています。教室はさまざまな用途に応じて実施され、高齢者向けの教室はワークショップ形式で参加者同士が交流を図りながら交通安全を学ぶことができます。また認知機能の低下を予防することを目的に、後出しジャンケンなどの要素を取り入れた訓練も行っています。詳細は市役所安全対策課までお問い合わせください。高齢者だけでなく各団体の希望に応じた内容で交通安全教室を実施しています内容安全な歩き方教室、自転車の乗り方教室、道路横断を安全に誘導する旗振り教室他申込随時☎で(申込書(市役所安全対策課で配布中。市で取得も可)をFAX(57)8377またメールアドレスanzen@city.chigasaki.kanagawa.jpも可)確認しよう!事故防止チェックポイント外出する前に、簡単なポイントを確認しましょう。大人が交通マナーを順守することで、子どもの手本となります。ドライバーの方横断中の歩行者を見落とさない年齢とともに視野は狭くなるものです。左右をよく見て、しっかり確認しましょう。歩行者が死角に入っていることを想定して断続的に確認し、見えていなくても「いるかもしれない」と予測しましょう。速度を落とす、止まる速度を落とせば周りがよく見え、停止距離も短くなり事故を避けるためのハンドル操作等ができます。一時停止場所・見通しの悪い場所は、確実に止まって確認しましょう。歩行者の方横断歩道を渡る少し遠回りでも、近くに横断歩道がある時は、横断歩道を渡りましょう。渡る時も、車が近づいていないか左右の安全を確認しましょう。信号を守る赤信号を渡らないのはもちろんですが、青の点滅信号でも渡らず、次の青信号を待ちましょう。自転車を利用する方交差点での安全確認を見通しの悪い交差点では一時停止しましょう。見通しの良い交差点でも徐行するなど、優先道路の車両の走行を妨害しないようにしましょう。(参考:神奈川県警察ホームページ「65才以上の皆さん!高齢者の交通事故が多発しています!」)免許の自主返納でお得なサービス「運転する意思がない」、「運転免許証を返納したい」という方に向けて、神奈川県警察は自主的に免許証の取り消しを申請できる「運転免許証の自主返納制度」を設けています。自主返納した方には「神奈川県高齢者運転免許証自主返納サポート」として、特定の企業から入浴施設や宿泊施設等利用料金の割引など、さまざまな特典が受けられるサービスを提供しています。神奈川県高齢者運転免許証自主返納サポート対象運転免許証を返納し、「運転経歴証明書」の交付を受けた方運転経歴証明書の提示でサービスの一例入浴施設入館料の割引、ソフトドリンクサービスホテル客室の正規料金から50%割引やレストラン利用時に10%割引百貨店5%割引になる買物優待券を発行サービスや加盟団体などの詳細は神奈川県警察をご覧ください