2033年ごみ処理の危機 最終回 ごみ処理は、市民のみなさんの日々の生活に関わるとても身近な問題です。将来にわたって安定的にごみ処​理を行なうためには、中長期的に取り組むべき課題があります。この連載(全3回)では、ごみ処理の課題と課題解決に向けた取り組みを分かりやすく伝えます。最終回は、課題解決に向けた取り組みについてです。​【資源循環課資源循環担当】 みなみちゃん 市内に住む好奇心旺盛な小学4年生 おじいちゃん 自治会内で環境指導員として活躍する70歳 ネコ太 みなみちゃんの家で飼われているネコ 今回のテーマ ごみを減らすための作戦とは? みなみちゃんは自治会館で行われた「ごみ処理の課題に関する意見交換会」にお母さんと行ってきました。​ おじいちゃん、ごみの出し方が変わるかもしれないんだって。​ 「ごみの有料化」のことじゃな。ごみを減らすための作戦の一つで、市ではみんなの意見を聞きながら調査研究をしているところなんじゃ。これまで話してきたごみの問題は覚えているかい?​ 私たちの家から出る燃やせるごみの約25%は「ごみ」ではないこと、ごみ​​処理施設は大きな工事が必要で、2034年からはごみを燃やして出た灰の埋め立てができないことと・・・。​ ごみ処理には毎年30億円以上のお金が必要なことだニャ!​ そうじゃな。よく覚えていたのう。ごみの問題を解決するために一番重要なことはごみを減らすことで、そのための作戦の一つが家庭ごみの有料化なんじゃ。​ 他にも新しいリサイクルの仕組みの話をしていたよ。 きっと剪定枝(植木の枝や幹)のリサイクルのことじゃな。剪定枝のように、今までごみとして燃やしていたものをリサイクルできるよう考えているんじゃ。他にも、みんなにとって一番大切な作戦があったと思うんじゃが・・・。​ そういえば、ごみを減らすためにみんなで4Rに取り組むことが必要なんだって。 そのとおりじゃ。​ 4Rって何のことだニャ?​ 4Rは、ごみを減らすための具体的な方法、リフューズ(Refuse:断る)、リデュース(Reduce:少なくする)、リユース(Reuse:くり返し使う)、リサイク​ル(Recycle:資源として活用する)の頭文字をとったものじゃよ。みんなが4R活動に取り組むことで、ごみを減らすことができるんじゃ。 今、限りある資源や美しい環境を守るため、私たちができることの一つがごみを減らすことなんだね。どうすればごみを減らせるかを、お父さんお母さん、友達と一緒に考えてみるね。私たちでごみ処理の危機を乗り切るぞー!​ ごみ処理の課題 家から出る燃やせるごみの中身の約25%は、減量または資源化が可能で「ごみ」ではない ごみ処理施設は2033年ごろまでに新たな整備が必要で、ごみを燃やして出た灰を埋め立てる最終処分場は2033年度までしか使えない ごみ処理には毎年30億円以上のお金が必要で、今後はさらに、ごみ処理施設の整備と埋め立てができなくなった灰のリサイクルにお金が必要となる 課題解決に向けた取り組み 市の取り組み 積極的な啓発活動 新たな分別・資源化の検討 家庭ごみ有料化の検討 戸別収集の検討 市民のみなさんに取り組んでほしいこと 積極的な4R活動 これまでの連載では、ごみ処理の課題を取り上げたよ(2018年7月1日号・10月1日号2面参照)。 ごみを減らすためには、市の取り組みに加えて、みんなの意識と努力の積み重ねが必要なんじゃ。 4R リフューズ Refuse:断る ごみになる不要なものはもらわない マイバックを持参し、レジ袋や過剰包装を断る リデュース Reduce:少なくする 詰め替え製品やばら売りしているものを利用する 食品ロスをなくす リユース Reuse:くり返し使う リサイクルショップやフリーマーケットを利用する 捨てる前に必要としている人に譲る リサイクル Recycle:資源として活用する 資源物を正しく分別する リサイクル製品を購入する また、みんなと会える日を楽しみにしてるニャ​。 見て、聞いて、作って学ぼう! まなびの市民講師WEEK 市では、さまざまな分野で豊富な経験や資格を持つ方を「まなびの市民講師」として登録し、紹介しています。まなびの市民講師による作品展示(大型パノラマ写真やモビールなど)、体験講座を実施しますので、ぜひご参加ください。【文化生涯学習課生涯学習担当】 2月5日㈫~8日㈮ 会場 市役所本庁舎市民ふれあいプラザ 申込 1月8日㈫~☎で 5日㈫ ペーパークラフトイヤリング 細い紙を丸めて作るオリジナルイヤリング 時間 10時~12時 講師 沼田純子さん 対象 18歳以上の方6人 ほか 費用1000円 明治150年「日本の海と船と関連産業のお噺」 日本の近代化に欠くことのできなかった「海洋力」の建設についての解説 時間 14時~16時 講師 後藤良和さん 6日㈬ いつまでも歩ける喜びを 元気な足で豊かな生活を送るための秘訣を伝授 時間 10時~11時 講師 久田奈奈さん 対象 60歳以上の方10人 作って演じる腹話術 からくり人形やプロ用の腹話術人形の体験 時間 10時~12時 講師 宮澤玲子さん 定員 5人 ほか 費用200円 みんなで楽しむうたごえフラ 「憧れのハワイ航路」に合わせて歌って踊ろう(着座での参加も可) 時間 12時~13時 講師 山口玲子さん(フイケアオアロハハウオリ) 7日㈭ 誰も教えてくれない「ふつうのお宅」の相続対策のイロハ 円満相続をするための相続対策 時間 10時~12時 講師 安田勝さん 対象 65歳以上の方15人 茅ヶ崎赤とんぼ音頭・浜降サンバ 赤とんぼ音頭を踊ってみよう 時間 12時~13時 講師 清水友美さん(湘南SHOW点) スカーフ・ストールで彩りを添えて街に出かけよう 一枚のスカーフで、全季節に対応できるおしゃれな巻き方を伝授 時間 14時~15時 講師 加龍智子さん 8日㈮ かんたんペイント「ワンストローク・ペインティング」 平筆一本できれいなグラデーションの花を描く 時間 9時30分~11時30分(各30分4回) 講師 大関たえさん 定員 各回6人 ほか 費用700円 自転車オリジナルプレートをつくろう! KEEP LEFTの台紙にイラストを描いて自転車につけよう 時間 ①13時~14時 ②14時~15時 ③15時~16時 講師 南八重智子さん 定員 各回8人 ほか 費用500円 マジックで楽しもう! 初心者向けのマジック体験&マジックグッズの作成 時間 ①13時30分~14時30分②15時30分~16時30分 講師 吉田幸弘さん、船山信之さん 定員 各回8人 みんなの消費生活展​ 市民の消費生活の向上と暮らしに必要な情報提供のために、市内の消費者団体などが日頃の活動や学習の成果を発表するパネル展示のほか、暮らしに役立つ講座を開催します。 【市民相談課消費生活センター】​ 展 示 ​ 日時 1月21日㈪~25日㈮9時~17時​(21日は10時から、25日は16時まで)​ 場所 市役所本庁舎市民ふれあいプラザ​ 講 座 働き世代が学ぶ!保険見直し講座 日時 1月21日㈪14時~15時30分​ 場所 市役所本庁舎会議室1 講師 木宮紀子さん(公益財団法人生命保険文化センター)​ 定員 40人〈申込制(先着)〉 ほか 託児6か月~未就学児4人〈申込制(先着)〉 シニア向け!初めてのかんたんスマホ講座 日時 1月22日㈫14時~16時 場所 市役所本庁舎会議室3 講師 スマホアドバイザー(ソフトバンク株式会社) 定員 20人〈申込制(先着)〉​ 家族を想う相続・遺言基礎講座 日時 1月23日㈬10時~11時30分​ 場所 市役所本庁舎会議室3​ 講師 飯塚和夫さん(平塚公証役場)​ 定員 40人〈申込制(先着)〉 ほか 託児6か月~未就学児4人〈申込制(先着)〉​ ともに築こう 消費者の未来~誰一人取り残さない~ 備える防災 大地震に備える 大きな災害が発生したときの救助や避難には、近所付き合いが力を発揮します。地域には、一人暮らしの高齢者や障害者の方など、災害時に自力での避難が難しい方も多くいます。いざというときに備え、日頃から地域のつながりを大切にしましょう。 【防災対策課防災担当】 地域のつながりが何より大切 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、全壊家屋は約10万5000棟に上りました。家屋倒壊により家などに閉じ込められ救助された人(自力で脱出した人を除く)の約9割は、「友人、隣人、家族」の助け合いによるものでした。 大規模地震が発生したときは、まずはご自身、ご家族の身の安全を守り、次に隣近所での速やかな安否確認、助け合いが何より重要となります。