パラスポーツの魅力を体感 かながわパラスポーツフェスタ2018 2年後に東京オリンピック・パラリンピックを控え、パラスポーツへの注目が高まっています。11月17日㈯に総合体育館で開催される「かながわパラスポーツフェスタ2018」は、パラスポーツを実際に体感し、楽しみながら魅力を身近に感じてもらえるイベントとなっています。今回の特集では、当日参加する各競技の第一人者やトップアスリートの方々に、面白さや体験してほしいポイントを聞きました。 パラリンピック競技に挑戦 総合司会:穂積ユタカさん(FMヨコハマリポーター) 大好きな茅ヶ崎でみなさんと一緒にパラスポーツの楽しさを体感したいと思います。 パラパワーリフティング健常者に勝てる競技 吉田進さん(日本パラ・パワーリフティング連盟理事長)  スポーツクラブでできるベンチプレスに近く、違いは太いベルトで足をベンチに固定することです。障害によってではなく、体重によってクラス分けされます。世界記録で健常者を上回る記録もあり、同じルールで健常者に勝てる可能性のあるスポーツともいわれています。世界では300kgを持ち上げる選手もいます。筋肉を動かすことが実は気持ちいいということを体感してほしいと思います。 撮影:西岡浩記 ウィルチェアーラグビー 迫力あるタックルを体験して 若山英史(ひでふみ)さん(日本代表)  車いす競技の中で唯一のフルコンタクトスポーツです。ラグビーと名前は付いていますが、前方へのパスも可能。スピーディーな試合展開や相手との駆け引きのほか、メカニックの素早い修理が必要とされるのも車いす競技の面白さの一つです。体験する方はとにかく楽しんでほしい、そして迫力あるタックルをぜひ体験してほしいです。ⓒJWRF/ABEKEN ブラインドサッカーⓇ イメージ力、触覚をフル回転 落合啓士(ひろし)さん (元日本代表) 5人制のサッカーでフィールドの4人は目隠しをしてプレイします。相手ゴール裏に「ガイド」がいて、ゴールまでの距離や状況を説明してプレーヤーを導きます。ガイドとの意思疎通ができないとゴールが生まれません。目の見えない選手が目の見えるキーパーからゴールするところが魅力です。音を頼りにイメージ力や触覚などをフルに使います。自分の眠っている可能性に気づき、自分の殻を破る気持ちで体験してほしいです。 バドミントン 東京2020パラリンピックから正式競技になりました。みんなでシャトルを打ち合おう。 アーチェリー 離れた的に向かって矢を放ち、その得点を競うスポーツです。いすや車いすに座って当ててみよう。 かながわパラスポーツフェスタ2018 入場無料 日時 11月17日㈯11時~16時30分 場所 総合体育館 11時~11時30分 オープニングアトラクション 茅ヶ崎一輪車協会とパラチアとのコラボ演技 11時30分~12時30分 トークショー 「諦めない気持ち~観て知る、聴いて知る、パラスポーツの魅力」        講 演者 吉田進(日本パラ・パワーリフティング連盟理事長)        総合司会 穂積ユタカ(FMヨコハマリポーター)        ゲスト 若山英史(ウィルチェアーラグビー日本代表)            落合啓士(ブラインドサッカー元日本代表) 各競技パフォーマンス実施予定 12時30分~16時30分 パラスポーツ体験 パラパワーリフティング、ウィルチェアーラグビー、ブラインドサッカーⓇ、バドミントン、アーチェリー、競技用義足体験コーナー 12時30分~16時30分 各種ブースの出展 ほか 申込不要。手話通訳者・要約筆記者あり。主催 神奈川県、共催 茅ヶ崎市                     【県スポーツ局スポーツ課障害者スポーツグループ☎ 045(285)0798】 同時開催 ユニバーサルスポーツフェスティバル 誰でも楽しめるスポーツの体験会 12時30分〜16時30分 ボッチャ、スポーツ吹き矢、卓球(サウンドテーブルテニス含む)などのどなたでも参加しやすいスポーツの体験会です。 【茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団☎(82)7175】