広報ちがさき 1月1日号 NO.1083 2018年(平成30年)発行 特集 山本昌さんが語る スポーツの力 Power of Sports 茅ヶ崎市長 服部信明 明けましておめでとうございます。市民のみなさまにおかれましては、健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。日頃から、市政全般におきましてご理解とご協力をいただき、心より御礼申し上げます。 昨年4月には、市民の健康を守り、さらに増進させ、誰もがいつまでも健康で安心して暮らせる地域づくりを進めるための拠点となる市保健所を開設しました。この施設を機能的に運営することで、地域の実情にあった、きめ細かなサービスを提供し、地域保健・公衆衛生の更なる向上を目指してまいります。 また、10月には市制施行70周年を迎えました。先人の努力によってまちが発展してきたことを鑑み、これからも、市民のみなさまと力を合わせて市政を進め、このまちに住んで幸せだと感じていただけるようなまちづくりを進めてまいります。 子どもからお年寄りまでが暮らしやすい環境の整備 少子高齢化が進行する中、子どもから高齢者までが住み慣れた地域で、安心して住み続けられるまちづくりが求められています。2015年(平成27年)2月に策定した「豊かな長寿社会に向けたまちづくり基本方針」に基づき、産学官民で相互連携しながら、地域全体で超高齢社会に即したまちづくりを進めてまいります。 また、待機児童解消に向けて、保育コンシェルジュによる入園支援や小規模保育事業の整備などを継続的に行ってまいります。さらに、子育て家庭の経済的負担を軽減し、安心して子育てのできる環境づくりのため、4月から、小児医療費助成の通院の対象を小学6年生まで拡大いたします。 安全・安心の配慮と機能の充実 流域の安全確保を目指し、国が行う相模川の築堤事業等の推進に協力するために、2009年(平成21年)から河川敷の国有地にある相模川河畔スポーツ公園の移転を前提とした、都市計画公園の整備を進めてまいりました。いよいよこの3月に、健康を育むみどり豊かなスポーツ公園として、柳島スポーツ公園が開園いたします。市民の誰もが年齢、体力、目的などに応じて、いつでも自由にスポーツ・レクリエーションに親しみ、健康づくりや体力づくりができる施設です。 また、10月には、耐震補強および改修工事を終え、機能性・快適性が向上した茅ヶ崎の文化の礎でもある市民文化会館が、文化・芸術振興の拠点としてリニューアルオープンいたします。 さらに、老朽化と耐震性能に大きな課題があった旧海岸青少年会館と福祉会館は、あらゆる世代が学びを通じて交流できる(仮称)茅ヶ崎公園体験学習施設として2019年(平成31年)1月開設に向けて、建設工事を進めてまいります。 20~30年先を見据えた将来の都市像へ 2020年度を目標に進めてきた市民と行政のまちづくりの指針である「茅ヶ崎市総合計画」も残り3年となりました。本年は、今まで進めてきた市の施策を評価・検証し、2021年度からの新たな計画の検討を進めてまいります。このまちを取り巻く環境や時代の変化を捉え、20~30年先を見据えた将来のまちづくりの指針を作るため、みなさまからたくさんの思いや意見をいただきながら、次の世代へバトンタッチできるような計画の骨子をまとめていきたいと思っております。 最後に、新しい年がみなさまにとって健やかで幸多き年でありますようお祈り申し上げます。